財団法人科学技術教育協会が、大学の化学系研究室に眠る化合物ライブラリーを医薬品創出に有効利用する目的で「大学化合物プロジェクト」を進めている。登録化合物数は現在、約5万8000。20社の製薬関連企業(外資3社を含む、製薬、農薬企業)がデータベース閲覧を登録し、それぞれ年間100~5000の化合物の入手手続きを行っている。プロジェクトは2005年4月から第2期に入り、化合物ライブラリーの購入法がより簡便化される方針だ。「天然物関連」、「ドラッグ-ライク」など、化合物をパッケージ化して供給することも予定している。 (引用:日経バイオテク)