[スポンサーリンク]

ケムステニュース

服用で意識不明6件、抗生剤に厚労省が注意呼びかけ

[スポンサーリンク]

肺炎やのどの炎症の治療に使われる抗生剤「テリスロマイシン」(商品名・ケテック錠)を服用し、一時的に意識を失う例が6件発生し、交通事故を起こしたたケースもあったため、厚労省は重大な副作用として注意を呼びかけた。

この抗生剤の製造元はアベンティスファーマで、昨年12月に販売され、今年5月までに230万人に投与された。

服用した50―80代の男女6人が、服用から数時間後に意識を失い、うち2人が車の運転中に対向車と衝突するなどの交通事故を起こした。(引用: 読売新聞)

 

 

テリスロマイシンは代表的なマクロライド系(大環状化合物のこと)の薬であるエリスロマイシンの類縁体です。このようなマクロライド系の薬は多く、これらに共通してアレルギーや齢方がいるそうです。お薬の服用にはご注意を。

 

ちなみに薬になっている他のマクロライド系抗生物質は、アジスロマイシン、ロキシスロマイシン、ジョサマイシンと多数存在しています。

 

 

関連書籍

 


抗生物質のはなし

 


奇跡の薬―ペニシリンとフレミング神話


抗生物質が効かない

Avatar photo

webmaster

投稿者の記事一覧

Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

関連記事

  1. 独バイエル、2004年は3部門全てで増収となった可能性=CEO
  2. 製薬業界の研究開発費、増加へ
  3. 国際化学五輪、日本代表に新高校3年生4人決定/化学グランプリ20…
  4. 日本コンピュータ化学会2005秋季年会
  5. レッドブルから微量のコカインが検出される
  6. 化学企業のグローバル・トップ50が発表【2018年版】
  7. 三井化学、触媒科学賞の受賞者を決定
  8. 三菱化学:子会社と持ち株会社設立 敵対的買収を防ぐ狙い

注目情報

ピックアップ記事

  1. きみの未来をさがしてみよう 化学のしごと図鑑
  2. リン–リン単結合を有する化合物のアルケンに対する1,2-付加反応
  3. 外国人研究者あるある
  4. フェニル酢酸を基質とするC-H活性化型溝呂木-Heck反応
  5. ギ酸 (formic acid)
  6. 変わりゆく化学企業の社名
  7. 第24回「アルキル-πエンジニアリングによる分子材料創成」中西尚志 博士
  8. レーン 超分子化学
  9. 第103回―「機能性分子をつくる有機金属合成化学」Nicholas Long教授
  10. モリブドプテリン (molybdopterin)

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2004年12月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

注目情報

最新記事

「MI×データ科学」コース ~データ科学・AI・量子技術を利用した材料研究の新潮流~

 開講期間 2025年1月8日(水)、9日(木)、15日(水)、16日(木) 計4日間申込みはこ…

余裕でドラフトに収まるビュッヒ史上最小 ロータリーエバポレーターR-80シリーズ

高性能のロータリーエバポレーターで、効率良く研究を進めたい。けれど設置スペースに限りがあり購入を諦め…

有機ホウ素化合物の「安定性」と「反応性」を両立した新しい鈴木–宮浦クロスカップリング反応の開発

第 635 回のスポットライトリサーチは、広島大学大学院・先進理工系科学研究科 博士…

植物繊維を叩いてアンモニアをつくろう ~メカノケミカル窒素固定新合成法~

Tshozoです。今回また興味深い、農業や資源問題の解決の突破口になり得る窒素固定方法がNatu…

自己実現を模索した50代のキャリア選択。「やりたいこと」が年収を上回った瞬間

50歳前後は、会社員にとってキャリアの大きな節目となります。定年までの道筋を見据えて、現職に留まるべ…

イグノーベル賞2024振り返り

ノーベル賞も発表されており、イグノーベル賞の紹介は今更かもしれませんが紹介記事を作成しました。 …

亜鉛–ヒドリド種を持つ金属–有機構造体による高温での二酸化炭素回収

亜鉛–ヒドリド部位を持つ金属–有機構造体 (metal–organic frameworks; MO…

求人は増えているのになぜ?「転職先が決まらない人」に共通する行動パターンとは?

転職市場が活発に動いている中でも、なかなか転職先が決まらない人がいるのはなぜでしょう…

三脚型トリプチセン超分子足場を用いて一重項分裂を促進する配置へとペンタセンクロモフォアを集合化させることに成功

第634回のスポットライトリサーチは、 東京科学大学 物質理工学院(福島研究室)博士課程後期3年の福…

2024年の化学企業グローバル・トップ50

グローバル・トップ50をケムステニュースで取り上げるのは定番になっておりましたが、今年は忙しくて発表…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP