[スポンサーリンク]

ケムステニュース

三菱化学、来年3月にナイロン原料の外販事業から撤退=事業環境悪化で

[スポンサーリンク]

 三菱化学<4010>は13日、代表的な合成繊維のナイロン原料となるカプロラクタムの外販事業の中長期的な収益改善が見込めないとして、2005年3月末で同事業から撤退すると発表した。撤退に伴い、黒崎営業所(北九州市)のカプロラクタム2系列(年産11万トン)のうち、1系列(同5万トン)の稼働率を2005年4月から縮小、同年9月末に製造を停止するとしている。

また、同営業所で製造しているシクロヘキサノン(カプロラクタムの中間原料)はウレタン原料や電子材料用特殊用材として今後、需要が期待されることから、生産量を維持、国内やアジアへの拡販を目指すとしている。(引用:ライブドアニュース

 

カプロラクタムやめちゃうんですね。カプロラクタムというとナイロン6の原料でシクロヘキサノンのBeckmann転位 で合成します。
高校でも習う?バルク化合物の生産中止はなんとなくさびしい気がしますね。

 

 関連書籍

[amazonjs asin=”4807900730″ locale=”JP” title=”ナイロンの発見”]
Avatar photo

webmaster

投稿者の記事一覧

Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

関連記事

  1. 武田薬、糖尿病治療剤「アクトス」の効能を追加申請
  2. 大日本インキが社名変更 来年4月1日から「DIC」に
  3. 論文のチラ見ができる!DeepDyve新サービス開始
  4. 粉いらずの指紋検出技術、米研究所が開発
  5. サイアメントの作ったドラマ「彼岸島」オープニングがすごい!
  6. 分子素子の働き せっけんで確認
  7. はやぶさ2が持ち帰った有機化合物
  8. EUのナノマテリアル監視機関が公式サイトをオープン

注目情報

ピックアップ記事

  1. 血液型をChemistryしてみよう!
  2. ブレイズ反応 Blaise Reaction
  3. 第10回慶應有機化学若手シンポジウム
  4. アンモニアを窒素へ変換する触媒
  5. インフルエンザ治療薬と記事まとめ
  6. 乙卯研究所 研究員募集 2023年度【第二弾】
  7. SPring-8って何?(初級編)
  8. 東芝やキヤノンが優位、微細加工技術の「ナノインプリント」
  9. 第62回―「再生医療・ドラッグデリバリーを発展させる高分子化学」Molly Shoichet教授
  10. イミノアルキンと共役ジエンの形式的[4+1]アニュレーションによる多置換ピロール合成

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2004年12月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

注目情報

最新記事

ブテンを原料に天然物のコードを紡ぐ ―新触媒が拓く医薬リード分子の迅速プログラム合成―

第 687回のスポットライトリサーチは、東京大学大学院 有機合成化学教室 (金井…

7th Compound Challengeが開催されます!【エントリー〆切:2026年03月02日】 集え、”腕に覚えあり”の合成化学者!!

メルク株式会社より全世界の合成化学者と競い合うイベント、7th Compound Challenge…

乙卯研究所【急募】 有機合成化学分野(研究テーマは自由)の研究員募集

乙卯研究所とは乙卯研究所は、1915年の設立以来、広く薬学の研究を行うことを主要事業とし、その研…

大森 建 Ken OHMORI

大森 建(おおもり けん, 1969年 02月 12日–)は、日本の有機合成化学者。東京科学大学(I…

西川俊夫 Toshio NISHIKAWA

西川俊夫(にしかわ としお、1962年6月1日-)は、日本の有機化学者である。名古屋大学大学院生命農…

市川聡 Satoshi ICHIKAWA

市川 聡(Satoshi Ichikawa, 1971年9月28日-)は、日本の有機化学者・創薬化学…

非侵襲で使えるpH計で水溶液中のpHを測ってみた!

今回は、知っているようで知らない、なんとなく分かっているようで実は測定が難しい pH計(pHセンサー…

有馬温泉で鉄イオン水溶液について学んできた【化学者が行く温泉巡りの旅】

有馬温泉の金泉は、塩化物濃度と鉄濃度が日本の温泉の中で最も高い温泉で、黄褐色を呈する温泉です。この記…

HPLCをPATツールに変換!オンラインHPLCシステム:DirectInject-LC

これまでの自動サンプリング技術多くの製薬・化学メーカーはその生産性向上のため、有…

MEDCHEM NEWS 34-4 号「新しいモダリティとして注目を浴びる分解創薬」

日本薬学会 医薬化学部会の部会誌 MEDCHEM NEWS より、新たにオープン…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP