進化するナノテクノロジー:
日本化学繊維協会の山崎義一大阪事務所長・技術グループ長主幹は9月30日、「ナノテクノロジーと繊維技術」について講演した。現在、世界のナノテク市場は推計で3400億円。10年には13・5兆円。それ以降さらに135兆円市場になると予想され、繊維業界でもナノ技術を駆使することで新しい可能性が広がりそうだ。
米国におけるナノテクノロジーの定義は「縦・横・高さのうち1辺が少なくとも100ナノメートル程度、もしくはそれ以下の物質の構造と機能を制御する技術」としている。(引用: 繊維ニュース)
ナノテクノロジーの定義ってこういうことなんですね。ナノナノっていろんな製品がでてますよね。例えば、ナノテクシャツはしわになりにくい、ナノテク靴下は足の匂いがつかないといった製品。もっと言えば、具体的に商品を紹介してみます。
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うーむ。ナノテクノロジーのパワーか。粒子が細かいので汚れが落ちやすいのかな?
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・・・ここまでいくとちょっと。
実際にナノテクが使われているものは、ナノテク!ナノテク!いっていないんじゃないかと思う。一時期はやったマイナスイオンと同じようなものです。効果があるかないかわかりません。昔、意地悪く電気屋さんで「マイナスイオンのこれってどんな効果があるんですか?」ときいたことがあって「マイナスイオンがでてるから体にいいんです!」と自信をもって答えてました。「じゃマイナスイオンって何?」と聞いたら、答えることはできませんでしたが。せっかくの技術を安売りするような言葉の乱用は控えてほしいものですね。実際のナノテクノロジーに関する研究に関しては文科省のサイトのこちらへ→ NanotechJapan
ちなみに分子レベルでものを扱っている合成屋さんにとってはナノテクノロジーもまだまだ”大きい”のでしょうか。