[スポンサーリンク]

ケムステニュース

「マイクロリアクター」装置化に成功

[スポンサーリンク]

大日本スクリーン製造は28日、化学や製薬業界で開発製造期間の短縮を実現する次世代反応装置「マイクロリアクター」の装置化に成功した、と発表した。少量の液体から高精度な物質を安定生成できる装置で、2006年後半をめどに事業化を目指す。

マイクロリアクターは、金属パネル上の数十-数百マイクロメートルの微小な流路(溝)を利用して、複数の液体を流し込み、化学反応に利用する微小反応装置。同装置は反応の温度や液体の流量を制御などが簡単にでき、少ない材料で効率的な実験や開発が短時間で可能になる。 (引用 :京都新聞)

 

2005年の夏ごろにはこの装置を使用したパイロット生産が製薬メーカーによって開始される予定らしいです。

 

関連リンク

  • 触媒学会「マイクロリアクター研究会」

 

将来技術として有望なマイクロリアクターの触媒化学的利用および合成化学的利用の可能性を検討するとともに、触媒学会会員にマイクロリアクター技術の現状と動向に関する情報を提供することを目的として発足。

 

関連書籍

[amazonjs asin=”4946553320″ locale=”JP” title=”マイクロリアクタ入門”][amazonjs asin=”4759814175″ locale=”JP” title=”フロー・マイクロ合成: 基礎から実際の合成・製造まで (DOJIN ACADEMIC SERIES)”]

 

Avatar photo

webmaster

投稿者の記事一覧

Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

関連記事

  1. 環境対策と経済性を両立する電解酸化反応、創造化学が実用化実験
  2. 製造過程に発がん性物質/テフロンで米調査委警告
  3. ヘリウム不足再び?
  4. 猛毒キノコ「カエンタケ」が各地で発見。その有毒成分とは?
  5. ミツバチの活動を抑えるスプレー 高知大発の企業が開発
  6. 2010年10大化学ニュース
  7. Eリリーの4-6月期は19%減益、通期見通し上方修正
  8. 5年で57億円かかるエルゼビアの論文閲覧システムの契約交渉で大学…

注目情報

ピックアップ記事

  1. シクロデキストリンの「穴の中」で光るセンサー
  2. Stadtfriedhof (ゲッチンゲン市立墓地)
  3. ダイセル、化学技術賞を受賞 ウェハーレンズ開発と製品化
  4. 取り扱いやすく保存可能なオキシム試薬(O-ベンゼンスルホニルアセトヒドロキサム酸エチル)
  5. 国際化学オリンピックで今年も好成績!
  6. 第42回ケムステVシンポ「ペプチドと膜が織りなす超分子生命工学」を開催します!
  7. 白い有機ナノチューブの大量合成に成功
  8. 第35回 生物への応用を志向した新しいナノマテリアル合成― Mark Green教授
  9. 材料・製品開発組織における科学的考察の風土のつくりかた ー マテリアルズ・インフォマティクスを活用し最大限の成果を得るための筋の良いテーマとは ー
  10. マーティン・カープラス Martin Karplus

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2004年10月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

注目情報

最新記事

第57回若手ペプチド夏の勉強会

日時2025年8月3日(日)~8月5日(火) 合宿型勉強会会場三…

人工光合成の方法で有機合成反応を実現

第653回のスポットライトリサーチは、名古屋大学 学際統合物質科学研究機構 野依特別研究室 (斎藤研…

乙卯研究所 2025年度下期 研究員募集

乙卯研究所とは乙卯研究所は、1915年の設立以来、広く薬学の研究を行うことを主要事業とし、その研…

次世代の二次元物質 遷移金属ダイカルコゲナイド

ムーアの法則の限界と二次元半導体現代の半導体デバイス産業では、作製時の低コスト化や動作速度向上、…

日本化学連合シンポジウム 「海」- 化学はどこに向かうのか –

日本化学連合では、継続性のあるシリーズ型のシンポジウムの開催を企画していくことに…

【スポットライトリサーチ】汎用金属粉を使ってアンモニアが合成できたはなし

Tshozoです。 今回はおなじみ、東京大学大学院 西林研究室からの研究成果紹介(第652回スポ…

第11回 野依フォーラム若手育成塾

野依フォーラム若手育成塾について野依フォーラム若手育成塾では、国際企業に通用するリーダー…

第12回慶應有機化学若手シンポジウム

概要主催:慶應有機化学若手シンポジウム実行委員会共催:慶應義塾大学理工学部・…

新たな有用活性天然物はどのように見つけてくるのか~新規抗真菌剤mandimycinの発見~

こんにちは!熊葛です.天然物は複雑な構造と有用な活性を有することから多くの化学者を魅了し,創薬に貢献…

創薬懇話会2025 in 大津

日時2025年6月19日(木)~6月20日(金)宿泊型セミナー会場ホテル…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー