各媒体からかき集めた情報を元に、「未来にノーベル化学賞の受賞確率がある化学者」をリストアップしています。
仕分けは学問分野ごとです。学際的な仕事は独断と偏見で分類しています。
ノーベル賞予想の参考資料としてご活用ください。※本リストの最終更新日は2016年10月2日です。
【有機化学】
- エナミン型有機不斉触媒反応の発展: Benjamin List (ベンジャミン・リスト)、David W. C. MacMillan(デヴィッド・マクミラン)、Gilbert Stork(ギルバート・ストーク)
- 複雑有機物と天然物合成に関する研究: K. C. Nicolaou(キリアコス・コスタ・ニコラウ)、Samuel J. Danishefsky (サミュエル・ダニシェフスキー)、Steven V. Ley(スティーブン・レイ)、Yoshito Kishi(岸義人)、David A. Evans(デヴィッド・エヴァンス)
- ケミカルバイオロジーおよび化学遺伝学の発展: Stuart L. Schreiber (スチュアート・シュライバー)、Peter G. Schultz (ピーター・シュルツ)、Gerald Crabtree(ゲラルド・クラブトリー)
- 生物有機化学・生体模倣化学への貢献: Ronald Breslow(ロナルド・ブレズロウ)、Albert Eschenmoser(アルバート・エッシェンモーザー)、Koji Nakanishi (中西香爾)
- クリックケミストリーの提唱と応用:K. Barry Sharpless (バリー・シャープレス)、M.G.Finn (M.G.フィン)、Varely V. Fokin (ヴァレリー・フォキン)、Rolf Huisgen(ロルフ・ヒュスゲン), Carolyn R. Bertozzi(キャロライン・ベルトッツィ)
- C-H活性化触媒の先駆的研究: Shinji Murai (村井眞二)、Robert G. Bergmann(ロバート・バーグマン)
- 安定カルベンの化学:Anthony J. Ardungo, III(アンソニー・アルジュンゴ)、Guy Bertrand(ギー・ベルトラン)、Ronald Breslow(ロナルド・ブレズロウ)
- 炭素-炭素結合形成型不斉触媒の開発と医薬合成への展開:Masakatsu Shibasaki(柴崎 正勝)、Barry M. Trost(バリー・トロスト)、Eric N. Jacobsen(エリック・ジェイコブセン)
- 選択的アルドール反応の開発と応用: Gilbert Stork(ギルバート・ストーク)、 Teruaki Mukaiyama (向山 光昭)、David A. Evans (デヴィッド・エヴァンス)、Masakatsu Shibasaki(柴崎 正勝)
- 光レドックス触媒の有機合成への応用: David W. C. MacMillan(デヴィッド・マクミラン)
- 不斉自己触媒反応の開発とホモキラリティの起源への示唆:Kenso Soai (硤合憲三)
- 多糖合成法への貢献:Chi-Huey Wong (翁啓恵)
- 自動DNA合成法の開発:Marvin H. Caruthers(マーヴィン・カルサーズ)、 Leroy Hood (リロイ・フッド)
【無機化学】
- 生物無機化学への貢献: Harry B. Gray (ハリー・グレイ)、Stephen J. Lippard (ステフェン・リパード)、Richard H. Holm (リチャード・ホルム)
- 金ナノ粒子の触媒効果の発見: Masatake Haruta (春田 正毅)
- コロイド状半導体ナノ結晶(量子ドット)の発見: Louis E. Brus(ルイ・ブラス)
【分析化学】
- レーザー化学・分光学による単一分子分光法の開発: Richard N. Zare (リチャード・ゼア) 、Michel Orrit (ミシェル・オーリット)
- 走査型電気化学顕微鏡の開発と応用: Allen J. Bard (アレン・バード)
- 固体NMRを用いる生体現象解析への貢献:John S. Waugh (ジョン・ワフ)、Ad Bax(アド・バックス)、Alexander Pines (アレクサンダー・パインス)
- X線結晶構造解析における標準ソフトウェアの開発:George M. Sheldrick(ジョージ・シェルドリク)、Anthony L. Spek(アンソニー・スペック)
- 二光子励起顕微鏡の開発: Watt W. Webb(ワット・ウェブ), Winfried Denk(ウィンフリード・デンク), James Strickler(ジェームス・ストリクラー)
- 次世代DNAシーケンサーの開発: Shankar Balasubramanian(シャンカー・バラスブラマニアン)、David Klenerman(デヴィッド・クレネマン)
- DNAマイクロアレイの発明と応用: Patrick O. Brown (パトリック・ブラウン)
- DNAフィンガープリンティング/各種ブロッティング法の開発 : Alec J. Jeffreys (アレク・ジェフリース)、W. Neal Burnette (ニール・バーネット)、George Stark (ジョージ・スターク)、Edwin M. Southern (エドウィン・サザン)
- 極低温電子顕微鏡(Cryo-EM)を用いる生体高分子解析:Richard Henderson (リチャード・ヘンダーソン)、Sjors Scheres (ショアス・シュヒアス)
- 無細胞胎児DNAの検出による出生前診断法の確立: Dennis Yuk-ming Lo (盧 煜明)
【生化学】
- 核内受容体を介したホルモン作用の分子基盤の解明: Ronald M. Evans (ロナルド・エバンス)、Pierre Chambon (ピエール・シャンボン)、Bert W. O’malley (バート・オマリー)
- 真核生物のRNAポリメラーゼの同定: Robert G. Roeder (ロバート・レーダー)
- エピジェネティクス過程に関する研究: Howard Ceder(ハワード・シダー)、Charles David Allis(デヴィッド・アリス)、Adrian P. Bird(エイドリアン・バード)、Aharon Razin(アーロン・ラチン)
- 分子シャペロンとタンパク質折りたたみに関する研究 : Arthur L. Horwich (アーサー・ホロウィック)、Franz-Ulrich Hartl (フランツ=ウルリッヒ・ハートル)、 Susan Lindquist(スーザン・リンドキスト)、 R. John Ellis(ジョン・エリス)、George H. Lorimer (ジョージ・ロリマー)
- 光遺伝学の樹立:Karl Deisseroth(カール・ダイセロス)、Edward Boyden(エドワード・ボイデン)
- ゲノム解析に関する技術開発: J. Craig Venter (クレイグ・ヴェンター)、George M. Church (ジョージ・チャーチ)
- マイクロRNAの生理化学:Victor R. Ambros (ヴィクター・アンブロス)
- 変異原性バイオアッセイの考案:Bruce N. Ames(ブルース・エイムス)
- ガン遺伝子に関する研究: Robert Weinberg(ロバート・ワインバーグ)、Bert Vogelstein (バート・フォーゲルスタイン)、 Alfred G. Knudsen (アルフレッド・クヌードセン)
- ゲノム編集技術への貢献: Jennifer A. Doudna(ジェニファー・ダウドナ)、 Emmanuel Charpentier(エマニュエル・シャルパンティエ)、Feng Zhang(フェン・チャン)
- 細胞内異常タンパク質応答の発見: Peter Walter(ピーター・ウォルター)、 Kazutoshi Mori(森 和俊)
- T細胞受容体に関する研究: James P. Allison(ジェームス・アリソン), Ellis L. Reinherz(エリス・レインヘルツ), John W. Kappler(ジョン・カプラー), Philippa Marrack(フィリッパ・マラック)
- 生物分子モーターに関する研究: Ronald Vale(ロナルド・ヴェール), Michael Sheetz(マイケル・シーツ), James Spudich(ジェームス・スプーディク)
- 糖鎖生物学・化学糖鎖生物学の提唱: Raymond A. Dwek(レイモンド・ドウェク)、Carolyn R. Bertozzi(キャロライン・ベルトッツィ)
- 光合成系巨大タンパク複合体の構造解析: Nathan Nelson (ネイサン・ネルソン)、Nobuo Kamiya (神谷信夫)、Jian-Ren Shen(沈建仁)
- 酵素相互作用・駆動機構に関する研究:JoAnne Stubbe(ジョアン・スタビー)
【物理化学】
- DNA内の電子電荷移動に関する先駆的研究: Jacqueline K. Barton(ジャクリン・バートン)、Bernd Giese(ベルント・ギース)、Gary B. Schuster(ギャリー・シュスター)
- プロトン共役型電子移動(PCET)過程の研究: Thomas J. Mayer(トーマス・メイヤー)
【超分子/高分子化学】
- 原子移動ラジカル重合法の開発: Krzysztof Matyjaszewski(クリストフ・マテャシェフスキー)、Mitsuo Sawamoto (澤本 光男)
- RAFT重合法の開発:Graeme Moad(グラーメ・モード)、Ezio Rizzardo(エチオ・リザード)、San H. Thang(サン・タン)
- 金属を用いる均一系重合触媒の開発: Tobin J. Marks (トビン・マークス), Walter Kaminsky(ウォルター・カミンスキー), Maurice S. Brookhart (モーリス・ブルックハート)
- 高分子合成用不斉触媒の開発: Kyoko Nozaki (野崎 京子)
- デンドリマーの発明と応用: Jean M. J. Frechet (ジャン・フレシェ)、 Donald A. Tomalia(ドナルド・トマリア)、 Fritz Vögtle (フリッツ・ボ-グテル)、Takuzo Aida (相田卓三)
- 分子自己集合に関する先駆的研究: J. Fraser Stoddart (フレーザー・ストッダート)、 George M. Whitesides (ジョージ・ホワイトサイズ)、 Seiji Shinkai (新海 征治)、Julius Rebek Jr. (ジュリアス・リーベック)、Makoto Fujita(藤田 誠)
- DNAナノテクノロジーの開拓: Nadrian C. Seeman(ネイドリアン・シーマン)、Paul W. K. Rothemund(ポール・ロゼムンド)
【材料化学】
- 多孔性金属-有機構造体(MOF)の合成法および機能開拓: Susumu Kitagawa (北川 進)、Omar M. Yaghi (オマー・ヤギー)、Michael O’Keeffe (マイケル・オキーフィ)、Makoto Fujita(藤田 誠)、Gérard Férey (ジェラール・フェレイ)
- メソポーラス無機材料の合成および機能開拓: Charles T. Kresge (チャールズ・クリスギ)、Ryong Ryoo(ユ・リョン)、Galen D. Stucky (ガレン・スタッキー) 、Shinji Inagaki (稲垣伸二)、Kazuyuki Kuroda(黒田一幸)
- ナノワイヤー、ナノ粒子などの材料とその応用: Charles M. Lieber (チャールズ・リーバー )、A. Paul Alivisatos(ポール・アリヴィサトス)
- カーボンナノチューブの発見: Sumio Iijima (飯島 澄男)、Morinobu Endo (遠藤 守信)
- 有機エレクトロルミネッセンス材料の開発: Ching W. Tang (鄧 青雲)、Steven Van Slyke (スティーブン・ヴァン・スライク)
- 有機磁性材料に関する先駆的研究:Hiizu Iwamura(岩村 秀)
- 超伝導体材料の開発:Hideo Hosono (細野 秀雄)、Yoshinori Tokura(十倉 好紀)
【エネルギー化学】
- 色素増感太陽電池「グレッツェルセル」の発明: Michael Gratzel(マイケル・グレッツェル)
- 水の光分解触媒の発見: Akira Fujishima (藤嶋 昭)
- リチウムイオン二次電池に関する先駆的研究とその開発: John B. Goodenough (ジョン・グッドイナフ)、M, Stanley Whittingham (スタンリー・ウィッティンガム)、Akira Yoshino (吉野 彰)、Koichi Mizushima (水島 公一)
- フラストレイティド・ルイスペア化学の開拓:Douglas W. Stephan(ダグラス・ステファン)
【医薬化学】
- 高脂血症薬・スタチンの発見: Akira Endo (遠藤 章)
- 組織工学の提唱・実用的ドラッグデリバリーシステムの開発: Robert S. Langer (ロバート・ランガー)、Joseph Vacanti (ジョセフ・ヴァカンティ)
- AIDS治療に対する貢献: Gero Hütter(ゲロ・ヒュッター)、Hiroaki Mitsuya(満屋裕明)
- がん組織におけるEPR効果の発見:Hiro Maeda(前田浩)、Yasuhiro Matsumura (松村保広)
【理論・計算化学】
- ab initio分子動力学法:Roberto Car(ロベルト・カー), Michele Parrinello (ミシェル・パリネロ)
- 計算機によるタンパク機能の設計:David Baker (デイヴィッド・ベイカー)