[スポンサーリンク]

世界の化学者データベース

ニック・ホロニアック Nicholas Holonyak, Jr.

[スポンサーリンク]

 

ニコラス・ホロニアック・ジュニア(Nicholas(Nick) Holonyak, Jr.、1928年11月3日(ジーグラー、IL)-)はアメリカの電気工学者・材料化学者である。イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校 教授。赤色発光ダイオードの発明により、「発光ダイオードの父」と呼ばれている(写真:IEEE Global History Network)。

 

経歴

1950 イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校 卒業
1951 イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校 修士号取得
1954 イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校 博士号取得(John Bardeen教授)
1954 ベル研究所
1955-57 軍務
1957 ゼネラル・エレクトリック社 半導体研究所
1963 イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校 教授

 

受賞歴

1963 General Electric Company Cordiner Award
1973 IEEE Morris N. Liebmann Award
1975 John Scott Medal
1976 GaAs Symposium Award with Welker Medal
1981 IEE Jack A Morton Award
1983 Solid State Science and Technology Award
1988 Sigma Xi Monie A. Ferest Award
1989 IEEE Edison Medal
1995 日本国際賞
1990 National Medal of Science
2002 National Medal of Technology
2003 IEEE Medal of Honor
2004 Lemelson-MIT Prize
2008 National Inventors Hall of Fame
xxxx Global Energy International Prize
xxxx the Order of Lincoln Medallion
xxxx Frederic Ives Medal

 

研究業績

赤色発光ダイオード(LED)の開発

ゼネラル・エレクトリック社時代(1962年)、歴史上始めて可視光発光する赤色LEDの開発に成功した[1]。ガリウム-ヒ素-リンを基調とする半導体無機材料でこれを実現している。

red-led.jpg
赤色半導体レーザーの発明

CD/DVDプレイヤーの読み書きをはじめとして、多方面で活用される技術となっている。

 

コメント&その他

1. 41の特許を保有。
2.アメリカ物理協会が選定した過去75年間での最重要論文5報のうち、2報に共著者として名を連ねる。

 

関連文献

 

関連動画


関連書籍

[amazonjs asin=”B009K51USW” locale=”JP” title=”The Bright Stuff: The LED And Nick Holonyak’s Fantastic Trail Of Innovation1″][amazonjs asin=”3642824439″ locale=”JP” title=”Polycrystalline Semiconductors: Physical Properties and Applications: Proceedings of the International School of Materials Science and Technology at the Ettore Majorana Centre, Erice, Italy, July 1–15, 1984 (Springer Series in Solid-State Sciences)”]

 

外部リンク

Avatar photo

cosine

投稿者の記事一覧

博士(薬学)。Chem-Station副代表。国立大学教員→国研研究員にクラスチェンジ。専門は有機合成化学、触媒化学、医薬化学、ペプチド/タンパク質化学。
関心ある学問領域は三つ。すなわち、世界を創造する化学、世界を拡張させる情報科学、世界を世界たらしめる認知科学。
素晴らしければ何でも良い。どうでも良いことは心底どうでも良い。興味・趣味は様々だが、そのほとんどがメジャー地位を獲得してなさそうなのは仕様。

関連記事

  1. エイダ・ヨナス Ada E. Yonath
  2. 村井 眞二 Shinji Murai
  3. パラムジット・アローラ Paramjit S. Arora
  4. ロジャー・チェン Roger Y. Tsien
  5. Mukaiyama Award―受賞者一覧
  6. ヌノ・マウリド Nuno Maulide
  7. チン・リン Qing Lin
  8. 岩田忠久 Tadahisa Iwata

注目情報

ピックアップ記事

  1. 4-(ジメチルアミノ)ベンゼンチオール : 4-(Dimethylamino)benzenethiol
  2. 第171回―「超分子・機能性ナノ粒子で実現するセラノスティクス」Ken Cham-Fai Leung准教授
  3. 2016年4月の注目化学書籍
  4. 世界の最新科学ニュース雑誌を日本語で読めるーNature ダイジェストまとめ
  5. チャート式実験器具選択ガイド:スパチュラ・グローブ編
  6. 官営八幡製鐵所関連施設
  7. 【書籍】新版 元素の小辞典
  8. 食品衛生関係 ーChemical Times特集より
  9. マテリアルズ・インフォマティクスにおける分子生成の基礎
  10. 日本にあってアメリカにないガラス器具

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2014年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

注目情報

最新記事

硫黄と別れてもリンカーが束縛する!曲がったπ共役分子の構築

紫外光による脱硫反応を利用することで、本来は平面であるはずのペリレンビスイミド骨格を歪ませることに成…

有機合成化学協会誌2024年11月号:英文特集号

有機合成化学協会が発行する有機合成化学協会誌、2024年11月号がオンライン公開されています。…

小型でも妥協なし!幅広い化合物をサチレーションフリーのELSDで検出

UV吸収のない化合物を精製する際、一定量でフラクションをすべて収集し、TLCで呈色試…

第48回ケムステVシンポ「ペプチド創薬のフロントランナーズ」を開催します!

いよいよ本年もあと僅かとなって参りましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。冬…

3つのラジカルを自由自在!アルケンのアリール–アルキル化反応

アルケンの位置選択的なアリール–アルキル化反応が報告された。ラジカルソーティングを用いた三種類のラジ…

【日産化学 26卒/Zoomウェビナー配信!】START your ChemiSTORY あなたの化学をさがす 研究職限定 キャリアマッチングLIVE

3日間で10領域の研究職社員がプレゼンテーション!日産化学の全研究領域を公開する、研…

ミトコンドリア内タンパク質を分解する標的タンパク質分解技術「mitoTPD」の開発

第 631 回のスポットライトリサーチは、東北大学大学院 生命科学研究科 修士課程2…

永木愛一郎 Aiichiro Nagaki

永木愛一郎(1973年1月23日-)は、日本の化学者である。現在北海道大学大学院理学研究院化学部…

11/16(土)Zoom開催 【10:30~博士課程×女性のキャリア】 【14:00~富士フイルム・レゾナック 女子学生のためのセミナー】

化学系の就職活動を支援する『化学系学生のための就活』からのご案内です。11/16…

KISTEC教育講座『中間水コンセプトによるバイオ・医療材料開発』 ~水・生体環境下で優れた機能を発揮させるための材料・表面・デバイス設計~

 開講期間 令和6年12月10日(火)、11日(水)詳細・お申し込みはこちら2 コースの…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP