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フリッツ・フェクトレ Fritz Vögtle

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フリッツ・フェクトレ(Fritz Vögtle、1939年3月8日-2017年1月3日)は、ドイツの化学者である。

ボン大学ケクレ有機化学/生化学研究所 名誉教授。

経歴

1965 ハイデルベルク大学 博士号取得
1969 ハイデルベルク大学 ハビリテーション(H.A.Staab教授)
1970-1975 ウルツブルグ大学 助教授のち准教授
1975 ボン大学 ケクレ有機化学/生化学研究所 教授
2006 ボン大学 ケクレ有機化学/生化学研究所 名誉教授

 

受賞歴

1973 Dozenten Prize of the “Fonds der Chemischen Industrie”
1986 Guest professorship at Barcelona University (Spain)
1987 Fellowship of the Japanese Society for hte Promotion of Schience
1990 Literature prize of the “Fonds der Chemischen Industrie” for the Book “Supramolecular Chemistry”
1993 Lise Meitner-Alexander von Humboldt prize (Israel)
1993 1992-1993 Lilly-Lecture at the Ohio State University, Columbus (USA)
1996 Thomas Lecture at the University of Missouri-Columbia (USA)
1999 MIT- and HMR-special lecture (USA
1999 International Izatt-Bradshaw-Christensen Award for Macrocyclic Chemistry (USA)
2000 Dr. phil. h.c. of Jyväskylä University (Finland)
2003 A. v. Baeyer medal of GdCh
2004 Awarded with the Descartes Prize nomination as one of the finalists for 2004

研究概要

メカニカル超分子を用いた研究

分枝状ポリマーの合成

1978年にカスケードポリマーという概念にてデンドリマーを合成[1]。

Vögtle’s Belt(カーボンナノベルト)の合成

芳香環が連なった環状物質群[2]を、カーボンナノチューブが発見される以前から提唱し、また実際に合成研究を行なっていた。

Fritz_Vogtle_2.gif

コメント&その他

 

名言集

 

関連動画

 

関連文献

  1. “”Cascade”- and “Nonskid-Chain-like” Syntheses of Molecular Cavity Topologies”. Synthesis 1978, 155–158. DOI:10.1055/s-1978-24702
  2. Review: Eisenberg, D.; Shenhara, R.;  Rabinovitz, M. Chem. Soc. Rev. 2010, 39, 2879. DOI: 10.1039/B904087K

関連書籍

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投稿者の記事一覧

博士(薬学)。Chem-Station副代表。国立大学教員→国研研究員にクラスチェンジ。専門は有機合成化学、触媒化学、医薬化学、ペプチド/タンパク質化学。
関心ある学問領域は三つ。すなわち、世界を創造する化学、世界を拡張させる情報科学、世界を世界たらしめる認知科学。
素晴らしければ何でも良い。どうでも良いことは心底どうでも良い。興味・趣味は様々だが、そのほとんどがメジャー地位を獲得してなさそうなのは仕様。

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