原田 明 (はらだ あきら、1949年9月8日-)は、日本の超分子化学者である。大阪大学大学院理学研究科教授。
経歴
1977年: 大阪大学博士号取得
1982年: 大阪大学産業科学研究所助手
1988年: 大阪大学理学部助手
1994年: 大阪大学理学部助教授
1998年: 大阪大学理学部教授
受賞歴
1993年 IBM科学賞
1998年 大阪科学賞
1999年 高分子学会賞
2004年 シクロデキストリン学会賞
2006年 紫綬褒章
2008年 Izatt-Christensen Award
など
研究
1992年に世界に先駆けて高分子と環状化合物との相互作用に着目し、ポリエチレングリコールとシクロデキストリンからなるポリロタキサンを作製した[1]。さらにそのポリロタキサン中のシクロデキストリンを架橋することで、世界初の「分子チューブ」を作製した[2]。他にも様々なシクロデキストリン誘導体を用いた超分子ポリマーや分子マシンの研究を行っている。
コメント&その他
名言集
関連動画
関連論文
[1] A. Harada, J. Li, and M. Kamachi. Nature 1992, 356, 325-327.[2] A. Harada, J. Li, and M. Kamachi. Nature 1993, 364, 516-518.
関連書籍
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