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黒田 玲子 Reiko Kuroda

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黒田 玲子(くろだ れいこ、1947年10月- 宮城県生まれ)は、日本の化学者である。東京大学大学院 総合文化研究科教授 (画像:TEDxTokyo)。

経歴

宮城県に生まれる。

1970 お茶の水女子大学 理学部化学科 卒業
1975 東京大学大学院理学系研究科 博士課程修了
1975 ロンドン大学キングスカレッジ Research Associate
1986 東京大学教養学部化学科 助教授
1988 東京大学教養学部化学科 助教授
1992 東京大学大学院総合文化研究科 教授
1996年 東京大学大学院総合文化研究科 教授
2012年 東京大学 名誉教授
2012年 東京理科大学 研究推進機構 総合研究院 (旧総合研究機構) 教授

内閣府総合科学技術会議議員(非常勤)、中央教育審議会委員、経済産業省参与その他多くの省庁の審議会や委員会のメンバーとして、国の科学技術振興政策立案・策定の面でも活躍中。

 

受賞歴

1993年 第13回猿橋賞「非対称な分子の左右やDNA塩基配列の識別のしくみの研究」
1994年 第1回日産科学賞「光スイッチを持ったインテリジェント化合物の開発」
2003年 モレキュラー・キラリティー・アワード「固体状態での反応、結晶化などにおけるキラリティー創成と機構解明」
2004年 第4回山崎貞一賞「全偏光現象対応型分光計の開発と固体状態試料への応用」
2006年 中国四川省四川大学名誉教授
2009年 文部科学大臣表彰 (研究部門)
2009年 スウェーデン チャルマーズ工科大学名誉博士号
2009年 スウェーデン王立科学アカデミー外国人会員 (化学部門)
2013年 ロレアル-ユネスコ女性科学賞 (物理科学部門)
2014年 第25回向井賞「固体キラル化学の展開と新しいキラル分光計の開発」
2014年 平成26年度男女共同参画社会づくり功労者内閣総理大臣表彰
2014年 全国日本学士会 平成26年度アカデミア賞 (文化部門)

 

研究概要

自然界におけるキラル形態要素(カイロモルフォロジー)に関する研究

分子キラリティ形態に関する解析について、固相の円二色性(CD)スペクトルを用いる手法を世界に先駆けて開発する。

2015-12-02_10-17-04

 

コメント&その他

 

名言集

関連動画

関連文献

  1. Kuroda, R.; Endo, B.; Abe, M.; Shimizu, M.;Nature 2009, 462, 790. DOI: 10.1038/nature08597

関連書籍

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外部リンク

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博士(薬学)。Chem-Station副代表。国立大学教員→国研研究員にクラスチェンジ。専門は有機合成化学、触媒化学、医薬化学、ペプチド/タンパク質化学。
関心ある学問領域は三つ。すなわち、世界を創造する化学、世界を拡張させる情報科学、世界を世界たらしめる認知科学。
素晴らしければ何でも良い。どうでも良いことは心底どうでも良い。興味・趣味は様々だが、そのほとんどがメジャー地位を獲得してなさそうなのは仕様。

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