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世界の化学者データベース

ノーベル化学賞・受賞者一覧

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学者・研究者にとって世界最高の名誉とされる、言わずと知れたノーベル賞(Nobel Prize)。その化学部門の受賞者一覧です。完全な一覧はこちら(Nobelprize.org)

 

受賞者 国籍 受賞理由
1990年 イライアス・コーリー アメリカ 有機合成における理論と方法論の発展
1991年 リヒャルト・R・エルンスト スイス 高分解能核磁気共鳴分光法の発展
1992年 ルドルフ・A・マーカス アメリカ 電子移動反応の理論
1993年 キャリー・マリス、マイケル・スミス アメリカ、カナダ DNAに関する化学的発見:PCR法の発明と部位特異的突然変異誘発法の開発
1994年 ジョージ・A・オラー、ライナス・ポーリング アメリカ、アメリカ カルボカチオン化学への貢献と化学結合の研究
1995年 ポール・クルッツェン、マリオ・モリーナ、F・シャーウッド・ローランド オランダ、メキシコ、アメリカ 大気中のオゾンの形成と分解に関する研究
1996年 ロバート・カール、ハロルド・クロトー、リチャード・スモーリー アメリカ、イギリス、アメリカ フラーレンの発見
1997年 ポール・D・ボイヤー、ジョン・E・ウォーカー、イェンス・C・スコウ アメリカ、イギリス、デンマーク ATP合成の酵素的メカニズムの解明
1998年 ウォルター・コーン、ジョン・ポープル アメリカ、イギリス 密度汎関数理論の発展と量子化学計算の発展
1999年 アーメッド・ズウェイル アメリカ フェムト秒分光法を用いた化学反応の研究
2000年 アラン・ヒーガー、アラン・マクダイアミッド、白川英樹 アメリカ、ニュージーランド、日本 導電性高分子の発見と開発
2001年 ウィリアム・S・ノールズ野依良治K・バリー・シャープレス アメリカ、日本、アメリカ キラル触媒による不斉合成反応の研究
2002年 ジョン・B・フェン、田中耕一、クルト・ヴュートリヒ アメリカ、日本 生体高分子の質量分析法の開発
2003年 ピーター・アグレ、ロデリック・マキノン アメリカ、アメリカ 細胞膜の水とイオンのチャネルに関する発見
2004年 アーロン・チカノーバー、アブラム・ハーシュコ、アーウィン・ローズ イスラエル、イスラエル、アメリカ ユビキチン-プロテアソーム系によるタンパク質分解の発見
2005年 イヴ・ショーヴァンリチャード・R・シュロックロバート・H・グラブス フランス、アメリカ、アメリカ 有機合成におけるメタセシス反応の開発
2006年 ロジャー・D・コーンバーグ アメリカ 真核生物における遺伝情報の転写の分子機構の研究
2007年 ゲルハルト・エルトル ドイツ 固体表面上の化学反応の研究
2008年 下村脩マーティン・チャルフィーロジャー・Y・チエン 日本、アメリカ、アメリカ 緑色蛍光タンパク質(GFP)の発見と開発
2009年 ヴェンカトラマン・ラマクリシュナントーマス・A・スタイツアダ・E・ヨナス イギリス、アメリカ、イスラエル リボソームの構造と機能の研究
2010年 リチャード・F・ヘック根岸英一鈴木章 アメリカ、日本、日本 有機合成におけるパラジウム触媒クロスカップリング反応の開発
2011年 ダニエル・シェヒトマン イスラエル 準結晶の発見
2012年 ロバート・レフコウィッツブライアン・コビルカ アメリカ、アメリカ Gタンパク質共役受容体の研究
2013年 マーティン・カープラスマイケル・レヴィットアリ・ウォーシェル アメリカ、イギリス、アメリカ 複雑な化学系のためのマルチスケールモデルの開発
2014年 エリック・ベツィグシュテファン・W・ヘルウィリアム・E・モーナー アメリカ、ドイツ、アメリカ 超解像蛍光顕微鏡の開発
2015年 トーマス・リンドールポール・L・モドリッチアジズ・サンジャル スウェーデン、アメリカ、トルコ DNA修復の機構の解明
2016年 ジャン=ピエール・ソヴァージュフレイザー・ストッダートベルナルト・L・フェリンハ フランス、イギリス、オランダ 分子マシンの設計と合成
2017年 ジャック・ドゥボシェヨアヒム・フランクリチャード・ヘンダーソン スイス、アメリカ、イギリス クライオ電子顕微鏡法の開発
2018年 フランシス・H・アーノルドジョージ・P・スミスグレゴリー・P・ウィンター アメリカ、アメリカ、イギリス 酵素の指向性進化とペプチドおよび抗体のファージディスプレイによる進化の研究
2019年 ジョン・B・グッドイナフM・スタンリー・ウィッティンガム吉野彰 アメリカ、イギリス、日本 リチウムイオン電池の開発
2020年 エマニュエル・シャルパンティエジェニファー・A・ダウドナ フランス、アメリカ ゲノム編集技術CRISPR-Cas9の開発
2021年 ベンジャミン・リストデヴィッド・W・C・マクミラン ドイツ、アメリカ 不斉有機触媒の開発
2022年 キャロライン・R・ベルトッツィモルテン・メルダルK・バリー・シャープレス アメリカ、デンマーク、アメリカ クリックケミストリーと生体直交化学の開発
2023年 モンジ・バウエンダルイ・ブラス、アレクセイ・エキモフ アメリカ、フランス、スウェーデン 量子ドットの発見と合成
2024年 デイヴィッド・ベイカーデミス・ハサビス、ジョン・M・ジャンパー アメリカ、イギリス、アメリカ 計算によるタンパク質の設計と構造予測に関する業績
2025年
2026年

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ノーベル化学賞に輝いた研究のすごいところをわかりやすく説明してみた

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山口悟
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ノーベル化学賞特集@Chem-Station
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博士(薬学)。Chem-Station副代表。国立大学教員→国研研究員にクラスチェンジ。専門は有機合成化学、触媒化学、医薬化学、ペプチド/タンパク質化学。
関心ある学問領域は三つ。すなわち、世界を創造する化学、世界を拡張させる情報科学、世界を世界たらしめる認知科学。
素晴らしければ何でも良い。どうでも良いことは心底どうでも良い。興味・趣味は様々だが、そのほとんどがメジャー地位を獲得してなさそうなのは仕様。

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