E・ピーター・グリーンバーグ(Everett Peter Greenberg, 1948年11月7日-)は、アメリカの微生物学者・生化学者である。ワシントン大学教授。
経歴
1970 Western Washington University in Bellingham BS
1972 University of Iowa MS
1977 University of Massachusetts Amherst PhD
19XX Harvard University Postdoctoral fellow
19XX Cornell University Assistant Professor
1988 University of Iowa Professor
2005 the University of Washington Professor
受賞歴
2004 National Academy of Sciences Fellow (米国科学アカデミーフェロー)
2015 Shaw Prize in Life Science and Medicine
2022 Clarivate 引用栄誉賞(化学)
研究業績
微生物の社会的行動の解明に取り組んできた。細菌間のコミュニケーションは、さまざまな病原性細菌の毒性を制御しているため、新薬開発の標的として注目を浴びている。また細菌は、協調行動の選択と進化を研究するモデルにもなっている。
クオラムセンシングの命名と制御機構の解明[1]
細菌は自己誘導因子 (autoinducer) と呼ばれる分子を放出しあい、近くにいる細菌同士でコミュニケーションをとる。Greenberg は海洋バクテリア(例えば V. fischeri)が菌密度に応答しての発光する現象に、自己誘導因子(例えば下図 VAI)の濃度と転写因子 LuxR-LuxI による制御が介在すること分子機構を解明し、自己誘導因子の濃度による菌制御機構をクオラムセンシング (quorum sensing) と名付けた。
名言集
コメント&その他
関連文献
[1] (a) Review: Fuqua, W. C.; Winans, S. C.; Greenberg, E. P. J. Bacteriol., 1994, 176, 269-275. DOI: 10.1128/jb.176.2.269-275.1994 (b) Kaplan, H. B.; Greenberg, E. P. J. Bacteriol. 1985, 163, 1210-1214. DOI: 10.1128/jb.163.3.1210-1214.1985関連リンク
- E. Peter Greenberg(研究科HP) アイキャッチ画像出典
- Greenberg Lab