[スポンサーリンク]

世界の化学者データベース

クリストファー・ウエダ Christopher Uyeda

[スポンサーリンク]

クリストファー・H・ウエダ(Christopher H. Uyeda、19xx年x月x日-)は、米国の有機化学者である。パデュー大学准教授(写真:Uyeda Group)。

経歴

2005 コロンビア大学 卒業
2011 ハーバード大学 博士号取得(Eric Jacobsen教授)
2011-2013 カリフォルニア工科大学 博士研究員
2014-2019 パデュー大学 助教授
2019-2020 パデュー大学 准教授
2020- パデュー大学 Richard B. Wetherill准教授

受賞歴

2020 Richard B. Wetherill Term Named Professorship 2019 Lilly Grantee Award
2019 Camille Dreyfus Teacher-Scholar Award
2019 Kavli Fellow
2019 Padwa Lecturer, Columbia University
2018 Purdue Seeds for Success Award
2018 Purdue College of Science Award for Outstanding Contributions to Undergraduate Teaching 2018 Thieme Chemistry Journals Award
2017 ACS Division of Organic Chemistry Young Investigator Symposium
2017 NIH Maximizing Investigators’ Research Award
2016 Alfred P. Sloan Foundation Research Fellowship
2016 NSF CAREER Award
2015 ACS PRF Doctoral New Investigator
2011–2013 NSF Center for Chemical Innovation Postdoctoral Fellowship
2010 Fieser Lecture in the Chemical Sciences, Harvard University
2008 Christensen Prize for Outstanding Research Achievement
2006 Robert B. Woodward Fellow
2005 Tau Beta Pi Engineering Honor Society
2004 Pfizer Synthetic Organic Chemistry Summer Undergraduate Research Fellowship

研究概要

金属―金属結合を活用した触媒的有機合成

独自に設計した低原子価二核ニッケル錯体触媒を用い、メチレン・ビニリデン・ナイトレン発生、C-C結合活性化などを基盤とするユニークな有機合成法の開発に成功している。

論文[2]より

関連文献

  1. Zhou, Y.-Y.; Uyeda, C. Angew. Chem. Int. Ed. 2016, 55, 3223. DOI: 10.1002/anie.201511271
  2. Pal, S.; Zhou, Y.-Y.; Uyeda, C. J. Am. Chem. Soc. 2017, 139, 11686. DOI: 10.1021/jacs.7b05901
  3. Hartline, D. R.; Zeller, M.; Uyeda, C. J. Am. Chem. Soc. 2017, 139, 13672. DOI: 10.1021/jacs.7b08691
  4. Review: Powers, I. G.; Uyeda, C. ACS Catal. 2017, 7, 936. DOI: 10.1021/acscatal.6b02692
  5. Zhou, Y.-Y.; Uyeda, C.  Science 2019, 363, 857–862. DOI: 10.1126/science.aau0364

関連リンク

Avatar photo

cosine

投稿者の記事一覧

博士(薬学)。Chem-Station副代表。国立大学教員→国研研究員にクラスチェンジ。専門は有機合成化学、触媒化学、医薬化学、ペプチド/タンパク質化学。
関心ある学問領域は三つ。すなわち、世界を創造する化学、世界を拡張させる情報科学、世界を世界たらしめる認知科学。
素晴らしければ何でも良い。どうでも良いことは心底どうでも良い。興味・趣味は様々だが、そのほとんどがメジャー地位を獲得してなさそうなのは仕様。

Avatar photo

webmaster

投稿者の記事一覧

Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

関連記事

  1. 小松紘一 Koichi Komatsu
  2. ジェフリー·ロング Jeffrey R. Long
  3. カール・ダイセロス Karl Deisseroth
  4. 櫻井英樹 Hideki Sakurai
  5. マイケル・レヴィット Michael Levitt
  6. イライアス・コーリー E. J. Corey
  7. リヒャルト・エルンスト Richard R. Ernst
  8. マリア フリッツァニ-ステファノポウロス Maria Flytz…

注目情報

ピックアップ記事

  1. サンギ、バイオマス由来のエタノールを原料にガソリン代替燃料
  2. 信じられない!驚愕の天然物たち
  3. 白い粉の正体は…入れ歯洗浄剤
  4. ハッピー・ハロウィーン・リアクション
  5. 小山 靖人 Yasuhito Koyama
  6. 光で狙った細胞を選択的に死滅させる新技術の開発に成功~副作用のない光がん治療法を目指して~
  7. 明るい未来へ~有機薄膜太陽電池でエネルギー変換効率7.4%~
  8. 有機合成化学協会誌2018年5月号:天然物化学特集号
  9. 2009年10大化学ニュース【Part2】
  10. “防護服の知恵.com”を運営するアゼアス(株)と記事の利用許諾契約を結びました

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2017年11月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930  

注目情報

最新記事

有機合成化学協会誌2024年12月号:パラジウム-ヒドロキシ基含有ホスフィン触媒・元素多様化・縮環型天然物・求電子的シアノ化・オリゴペプチド合成

有機合成化学協会が発行する有機合成化学協会誌、2024年12月号がオンライン公開されています。…

「MI×データ科学」コース ~データ科学・AI・量子技術を利用した材料研究の新潮流~

 開講期間 2025年1月8日(水)、9日(木)、15日(水)、16日(木) 計4日間申込みはこ…

余裕でドラフトに収まるビュッヒ史上最小 ロータリーエバポレーターR-80シリーズ

高性能のロータリーエバポレーターで、効率良く研究を進めたい。けれど設置スペースに限りがあり購入を諦め…

有機ホウ素化合物の「安定性」と「反応性」を両立した新しい鈴木–宮浦クロスカップリング反応の開発

第 635 回のスポットライトリサーチは、広島大学大学院・先進理工系科学研究科 博士…

植物繊維を叩いてアンモニアをつくろう ~メカノケミカル窒素固定新合成法~

Tshozoです。今回また興味深い、農業や資源問題の解決の突破口になり得る窒素固定方法がNatu…

自己実現を模索した50代のキャリア選択。「やりたいこと」が年収を上回った瞬間

50歳前後は、会社員にとってキャリアの大きな節目となります。定年までの道筋を見据えて、現職に留まるべ…

イグノーベル賞2024振り返り

ノーベル賞も発表されており、イグノーベル賞の紹介は今更かもしれませんが紹介記事を作成しました。 …

亜鉛–ヒドリド種を持つ金属–有機構造体による高温での二酸化炭素回収

亜鉛–ヒドリド部位を持つ金属–有機構造体 (metal–organic frameworks; MO…

求人は増えているのになぜ?「転職先が決まらない人」に共通する行動パターンとは?

転職市場が活発に動いている中でも、なかなか転職先が決まらない人がいるのはなぜでしょう…

三脚型トリプチセン超分子足場を用いて一重項分裂を促進する配置へとペンタセンクロモフォアを集合化させることに成功

第634回のスポットライトリサーチは、 東京科学大学 物質理工学院(福島研究室)博士課程後期3年の福…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP