アンドリュー・ディヴィッド・ハミルトン (Andrew David Hamilton、1952年11月3日-)は、イギリスの化学者である。ニューヨーク大学学長、オックスフォード大学元学長、イエール大学元学長 (写真:Yale alumni magazine)
経歴
1974 エクセター大学 卒業 (首席)
1976 ブリティッシュコロンビア大学 修士課程修了
1980 ケンブリッジ大学 博士号取得(Alan R. Battersby教授)
1980-1981 ルイ・パスツール大学 博士研究員
1981-1988 プリンストン大学 助教授
1988-1992 ピッツバーグ大学 准教授
1992-1997 ピッツバーグ大学 教授
1997-2009 イェール大学 教授
<兼務>
1994-1997 ピッツバーグ大学 化学部長
1999-2003 イェール大学 化学部長
2003-2004 イェール大学 副学長
2004-2008 イェール大学 学長
2009-2015 オックスフォード大学 第296代学長
2016- ニューヨーク大学 第16代学長
受賞歴
2011 Izatto Christiansen Award in Macrocyclic Chemistry
研究概要
超分子化学を基盤とするケミカルバイオロジー・生物有機化学研究に取り組んでいる。
タンパク表面を模倣する人工分子の創製
ペプチドα-ヘリックス模倣体としてのターフェニルモチーフ、タンパク表面を認識するカリックスアレーン・ポルフィリン誘導体の創製などは、顕著な業績として知られている。
参考文献
- “Peptide and Protein Recognition by Designed Molecules” Peczuh, M. W.; Hamilton, A. D. Chem. Rev. 2000, 100, 2479. DOI: 10.1021/cr9900026
- “Water Gelation by Small Organic Molecules” Estroff, L. A.; Hamilton, A. D. Chem. Rev. 2004, 104, 1201. doi:10.1021/cr0302049
- ”Targeting protein–protein interactions by rational design: mimicry of protein surfaces” Fletcher, S.; Hamilton, A. D. J. Royal Soc. Interface 2006, DOI: 10.1098/rsif.2006.0115