[スポンサーリンク]

世界の化学者データベース

ルーベン・マーティン Ruben Martin

[スポンサーリンク]

ルーベン・マーティン (Ruben Martin、1976年12月16日 (バルセロナ生)-)は、スペインの有機化学者である。カタロニア化学研究所 教授。

経歴

2003 バルセロナ大学 博士号取得(Antoni Riera Escale教授)
2004-2005 マックス・プランク石炭化学研究所 博士研究員(Alois Furstner教授)
2005-2008 マサチューセッツ工科大学 博士研究員(Stephen L. Buchwald教授)
2008-2013 カタロニア化学研究所(ICIQ) 助教授
2013-2013 カタロニア化学研究所(ICIQ) 准教授
2013- カタロニア化学研究所(ICIQ) 教授

受賞歴

2018 Hirata Award
2017 Liebig Lectureship’ Award
2017 OMCOS Award
2017 Marcial Moreno Lectureship Award
2015 RSEQ Excellent Research Award
2013 ICREA Research Award
2011 ERC Starting Grant Award
2011 Eli Lilly Young Research Investigator Award
2011 Thieme Chemistry Journal Award
2010 Sigma Aldrich RSEQ Young Research Investigator Award
2008 Ramon y Cajal Award
2005 MEC/Fulbright Postdoctoral Fellow
2004 Alexander von Humboldt Postdoctoral Fellow

研究概要

ニッケル触媒を用いるクロスカップリング反応の開発

とりわけ二酸化炭素固定反応、C-H活性化反応、C-C活性化反応、C-O活性化反応などの形式に注力して様々な触媒反応の開発を行っている。

Martin研HPより引用

臭化アルキルの二酸化炭素を用いたチェーンウォーキング型カルボキシル化反応[4]

出典:ICIQウェブサイト

参考文献

  1. “Metal-Catalyzed Carboxylation of Organic (Pseudo)halides with CO2“ Börjesson, M.; Moragas, T.; Gallego, D. Martin, R. ACS Catal. 2016, 6, 6739–6749. DOI: 10.1021/acscatal.6b02124
  2. “Metal-catalyzed activation of ethers via C-O bond cleavage: a new strategy for molecular diversity“ Cornella, J.; Zarate, C.; Martin, R. Chem. Soc. Rev. 2014, 43, 8081-8097. DOI: 10.1039/C4CS00206G
  3. “Metal-Catalyzed Reductive Coupling Reactions of Organic Halides with Carbonyl-Type Compounds“ Moragas, T.; Correa, A.; Martin, R. Chem. Eur. J. 2014, 20, 8242-8258. DOI: 10.1002/chem.201402509
  4. F. Juliá-Hernández, T. Moragas, J. Cornella, R. Martin, Nature 2017, 545, 84–88. DOI: 10.1038/nature22316

関連リンク

Avatar photo

cosine

投稿者の記事一覧

博士(薬学)。Chem-Station副代表。国立大学教員→国研研究員にクラスチェンジ。専門は有機合成化学、触媒化学、医薬化学、ペプチド/タンパク質化学。
関心ある学問領域は三つ。すなわち、世界を創造する化学、世界を拡張させる情報科学、世界を世界たらしめる認知科学。
素晴らしければ何でも良い。どうでも良いことは心底どうでも良い。興味・趣味は様々だが、そのほとんどがメジャー地位を獲得してなさそうなのは仕様。

関連記事

  1. ロナルド・ブレズロウ Ronald Breslow
  2. 国武 豊喜 Toyoki Kunitake
  3. イライアス・コーリー E. J. Corey
  4. 白川英樹 Hideki Shirakawa
  5. Qi-Lin Zhou 周其林
  6. 南 安規 Yasunori Minami
  7. 下嶋 敦 Shimojima Atsushi
  8. 平井健二 HIRAI Kenji

注目情報

ピックアップ記事

  1. ストラディバリウスの音色の秘密は「ニス」にあらず
  2. お”カネ”持ちな会社たちー2
  3. ピンポン玉で分子模型
  4. 難攻不落の不斉ラジカルカチオン反応への挑戦
  5. 役に立たない「アートとしての科学」
  6. 富士写、化学材料を事業化
  7. 炭素をつなげる王道反応:アルドール反応 (1)
  8. 【日本精化】化粧品・医薬品の原料開発~「キレイ」のチカラでみんなを笑顔に~
  9. 楊井 伸浩 Nobuhiro Yanai
  10. TEMPO酸化 TEMPO Oxidation

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2017年6月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  

注目情報

最新記事

有機合成化学協会誌2024年12月号:パラジウム-ヒドロキシ基含有ホスフィン触媒・元素多様化・縮環型天然物・求電子的シアノ化・オリゴペプチド合成

有機合成化学協会が発行する有機合成化学協会誌、2024年12月号がオンライン公開されています。…

「MI×データ科学」コース ~データ科学・AI・量子技術を利用した材料研究の新潮流~

 開講期間 2025年1月8日(水)、9日(木)、15日(水)、16日(木) 計4日間申込みはこ…

余裕でドラフトに収まるビュッヒ史上最小 ロータリーエバポレーターR-80シリーズ

高性能のロータリーエバポレーターで、効率良く研究を進めたい。けれど設置スペースに限りがあり購入を諦め…

有機ホウ素化合物の「安定性」と「反応性」を両立した新しい鈴木–宮浦クロスカップリング反応の開発

第 635 回のスポットライトリサーチは、広島大学大学院・先進理工系科学研究科 博士…

植物繊維を叩いてアンモニアをつくろう ~メカノケミカル窒素固定新合成法~

Tshozoです。今回また興味深い、農業や資源問題の解決の突破口になり得る窒素固定方法がNatu…

自己実現を模索した50代のキャリア選択。「やりたいこと」が年収を上回った瞬間

50歳前後は、会社員にとってキャリアの大きな節目となります。定年までの道筋を見据えて、現職に留まるべ…

イグノーベル賞2024振り返り

ノーベル賞も発表されており、イグノーベル賞の紹介は今更かもしれませんが紹介記事を作成しました。 …

亜鉛–ヒドリド種を持つ金属–有機構造体による高温での二酸化炭素回収

亜鉛–ヒドリド部位を持つ金属–有機構造体 (metal–organic frameworks; MO…

求人は増えているのになぜ?「転職先が決まらない人」に共通する行動パターンとは?

転職市場が活発に動いている中でも、なかなか転職先が決まらない人がいるのはなぜでしょう…

三脚型トリプチセン超分子足場を用いて一重項分裂を促進する配置へとペンタセンクロモフォアを集合化させることに成功

第634回のスポットライトリサーチは、 東京科学大学 物質理工学院(福島研究室)博士課程後期3年の福…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP