安積徹(あづみとおる、1934.9.7 –2009.12.12)は、日本の物理化学者。父・安積宏(あづみひろし)もまた東北大学で教授をつとめた物理化学者である。
略歴
1953 東北大学理学部化学科
1957 東北大学理学系大学院化学専門課程
1961-1963 ルイジアナ州立大学大学院・留学(フルブライト奨学金)
1965 東京大学物性研究所・伊藤光男研究室・助手
1969 東北大学理学部化学科・助教授
1986 東北大学理学部化学科・教授
1995 東北大学理学系大学院化学専門課程・教授
1998 ミネソタ州立大学秋田校・教授
2004 秋田・国際教養大学・客員教授
受賞
1967 日本化学会・進歩賞「分子の励起3重項状態の分光学的研究」
1998 日本化学会・学会賞「新しいスピン分光法の開発と常磁性化学種の構造、ダイナミクス、反応の研究」
コメント
安積先生がお書きになった、「学部学生のための量子化学講義ノート」は分子科学会によってWeb上で公開されています。大学の講義等で参考にした方もいるのではないでしょうか。
御存じない方も、ちらりと見てみるのはいかがでしょうか。この講義ノート中の「coffee break」を眺めてみるとしみじみ面白いです。