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ペッカ・ピューッコ Pekka Pyykkö

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ペッカ・ピューッコ(Pekka Pyykkö、1941年10月12日(Hinnerjoki,フィンランド生)-)は、フィンランドの理論化学者である。ヘルシンキ大学教授。

経歴

1967 Turku大学 博士号取得
1968 Aarhus大学に勤務
1974 Åbo Akademi 准教授
1984 ヘルシンキ大学 教授
2009 ヘルシンキ大学 名誉教授
2009-12 国際量子分子科学アカデミー 会長

受賞歴

1978 The Harry Elving Prize, Åbo Akademi
1995 Decorated by the president of Finland
1997 The A.I. Virtanen Prize
1998 The E.J. Nyström Prize
2002 Humboldt Research Prize
2009 Palmes académiques (France)
2012 The Schrödinger medal
2012 Honorary Fellow of Chinese Chemical Society

研究業績

重元素における相対論効果の理論的研究[1,2]

2011年には自らの専門研究を展開する形で、172番元素まで含まれる拡張元素周期表(Pyykköモデル)を提案した[3]。

(論文[3]より引用・改変)

(論文[3]より引用・改変)

関連文献

  1.  “Relativistic quantum chemistry.” Pyykkö, P. Adv. Quantum Chem. 1978, 11, 353.
  2.  “Relativistic Effects in Chemistry: More Common Than You Thought” Pyykkö, P. Annu. Rev. Phys. Chem. 2012, 63, 45. DOI: 10.1146/annurev-physchem-032511-143755
  3.  “A suggested periodic table up to Z ≦ 172, based on Dirac-Fock calculations on atoms and ions” Pyykkö, P. Phys. Chem. Chem. Phys. 2011, 13, 161. DOI: 10.1039/c0cp01575j

関連動画

関連書籍

[amazonjs asin=”0387171673″ locale=”JP” title=”Relativistic Theory of Atoms and Molecules: A Bibliography 1916-1985 (Lecture Notes in Chemistry)”]

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博士(薬学)。Chem-Station副代表。国立大学教員→国研研究員にクラスチェンジ。専門は有機合成化学、触媒化学、医薬化学、ペプチド/タンパク質化学。
関心ある学問領域は三つ。すなわち、世界を創造する化学、世界を拡張させる情報科学、世界を世界たらしめる認知科学。
素晴らしければ何でも良い。どうでも良いことは心底どうでも良い。興味・趣味は様々だが、そのほとんどがメジャー地位を獲得してなさそうなのは仕様。

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