道修町ミュージアムストリートは大阪府大阪市にある医薬品に関する資料館が点在する通り。道修町通りの堺筋と御堂筋間に位置している。
解説
道修町(どしょうまち)は日本の医薬品産業発祥の地とも言われ、道修町通約300メートルに医薬品に関する展示施設があり道修町ミュージアムストリートと呼ばれている。製薬メーカーが社屋の一角を展示コーナーとして提供しているものや、日本医薬総鎮守 少彦名神社(すくなひこなじんじゃ)などからなっている。
以下東から順番に紹介する。画像は全て道修町ミュージアムストリートHPより。
くすりの神様が祀られている少彦名神社の社務所ビル3階にくすりの道修町資料館がある。館内には道修町に関する資料・パネルが展示されていて、大型モニターで江戸時代からの歴史を紹介する「道修町劇場」が人気。
杏雨書屋(きょううしょや)は武田科学振興財団が提供する、医学・薬学の古典籍、掛軸、道具類などを展示するミュージアム。
大日本住友製薬展示大阪本社ビル外側のガラス張り部分から大日本住友製薬Galleryを覗くことができる。展示スペースには海老江製薬所の再現模型、医薬品の製造に使用していた蒸留缶、濾過器をはじめ、展示パネル、動画上映、写真映写がある。
田辺三菱製薬史料館は本社ビル2階にある史料館。1678年創業時から使用していた木製の軒下看板や勅許看板、明治の田邊五兵衞商店の店先再現などが展示されている。(サイトから要予約)
塩野義製薬本社ビル1階ロビーに塩野義製薬本社展示コーナーがある。シオノギの商標である分銅の実物や大福帳、二代塩野義三郎が収集した「絵びら」や「引き札」などが展示されている。ています。
以上5つもの史料館が密集したストリートは国内唯一と思われる。
マップ
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番外
ストリートは少し離れているが、近くに荒川化学工業の荒川歴史館(ストリートの東側)や、適塾(ストリートの北側)もあるので一緒に訪れてみたい。
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