カセロネス(Caserones)鉱山はチリ第Ⅲ州(アタカマ州)の州都であるコピアポの南東約160 kmの位置にあります。日本のJX日鉱日石金属と三井金属鉱業の権益66:34のJVである銅事業会社パンパシフィック・カッパー(株)並びに三井物産が出資するの完全子会社ミネラ・ル ミナ・カッパー・チリ社(Minera Lumina Copper)が所有。
マップ
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解説
カセロネス銅鉱山は100%日本資本による資源開発プロジェクトで、チリ第Ⅲ州(アタカマ州)の州都であるコピアポ(Copiapo)の南東約162kmに位置します。標高は4000 mと富士山よりも高地にあります。主に銅・モリブデンが採掘され、2006年の権益取得から約8年間の開発期間を経て、2013年3月から電気銅を、2014年5月から銅精鉱の生産をそれぞれ開始し、2014年7月30日に銅精鉱の出荷が開始されました。
生産される銅精鉱は日本の輸入量の約1割に相当し、当初10年間平均の年間生産量は銅精鉱15万トン、電気銅約3万トン、モリブデン約3千トンが見込まれ、 2040年までの長期にわたり我が国の銅資源の安定供給が期待されます。
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