[スポンサーリンク]

化学地球儀

大塚国際美術館

[スポンサーリンク]

大塚製薬グループの創業75周年事業として徳島県・鳴門市に開設された、大塚国際美術館(Otsuka Museum of Art)。(写真:Wikipedia)

美術館の例に漏れず、ここにも沢山の名画が展示されています。しかしこの大塚美術館では真作の絵画そのものは展示されていません。その代わり、世界の名画を原寸大で焼き付けた「陶板絵画」が1000点ほど展示されているという、世界唯一の運営コンセプトで知られています。紙のパレットと異なり経年劣化がないため、保存や管理が容易であり、また訪問者も写真撮影や手で触れて楽しむことが比較的自由に行えます。

大塚オーミ陶業の高い化学技術力が大きな陶板を歪みなく作ることに成功し、見事この陶板絵画が実現されたのです。自社化学技術をふんだんに活用して展示物を作り出している点でも、他に例がありません。

徳島を訪れる機会があれば、「鳴門の渦潮」などを見にいくついでに、ぜひ訪問してみてはいかがでしょう。

筆者もかつて訪れたことがありますが、一日では到底見終わらないほどに、とてつもない大きさを誇ります。ゆっくり見て回りたければ、しっかりとした滞在計画を立てていく必要があるでしょう。

Pictures of Otsuka Museum of Art, Naruto
陶板絵画の例(Otsuka Museum of Art in TripAdvisor)

 

マップ


大きな地図で見る

関連動画

 

関連リンク

大塚国際美術館 公式サイト
大塚国際美術館 – Wikipedia

世界の名画に触れて楽しむ美術館 大塚国際美術館の紹介記事
大塚国際美術館の魅力とは?-Naverまとめ

Avatar photo

cosine

投稿者の記事一覧

博士(薬学)。Chem-Station副代表。国立大学教員→国研研究員にクラスチェンジ。専門は有機合成化学、触媒化学、医薬化学、ペプチド/タンパク質化学。
関心ある学問領域は三つ。すなわち、世界を創造する化学、世界を拡張させる情報科学、世界を世界たらしめる認知科学。
素晴らしければ何でも良い。どうでも良いことは心底どうでも良い。興味・趣味は様々だが、そのほとんどがメジャー地位を獲得してなさそうなのは仕様。

関連記事

  1. 化学遺産財団
  2. 金沢ふるさと偉人館
  3. 大久野島毒ガス資料館
  4. 日本酸素記念館
  5. ノーベル博物館
  6. バーゼル Basel:製薬・農薬・化学が集まる街
  7. やまと根岸通り
  8. 史跡 佐渡金山

注目情報

ピックアップ記事

  1. テトラブチルアンモニウムジフルオロトリフェニルシリカート:Tetrabutylammonium Difluorotriphenylsilicate
  2. 環境省、04年版「化学物質ファクトシート」作成
  3. 第14回ケムステVシンポ「スーパー超分子ワールド」を開催します!
  4. 環歪みを細胞取り込みに活かす
  5. 高選択的な不斉触媒系を機械学習で予測する
  6. ミツバチに付くダニに効く化学物質の研究開発のはなし
  7. MOF-74: ベンゼンが金属鎖を繋いで作るハニカム構造
  8. コーリー・チャイコフスキー反応 Corey-Chaykovsky Reaction
  9. 化学系学生のための企業合同説明会
  10. 活性マグネシウム

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2013年3月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

注目情報

最新記事

植物繊維を叩いてアンモニアをつくろう ~メカノケミカル窒素固定新合成法~

Tshozoです。今回また興味深い、農業や資源問題の解決の突破口になり得る窒素固定方法がNatu…

自己実現を模索した50代のキャリア選択。「やりたいこと」が年収を上回った瞬間

50歳前後は、会社員にとってキャリアの大きな節目となります。定年までの道筋を見据えて、現職に留まるべ…

イグノーベル賞2024振り返り

ノーベル賞も発表されており、イグノーベル賞の紹介は今更かもしれませんが紹介記事を作成しました。 …

亜鉛–ヒドリド種を持つ金属–有機構造体による高温での二酸化炭素回収

亜鉛–ヒドリド部位を持つ金属–有機構造体 (metal–organic frameworks; MO…

求人は増えているのになぜ?「転職先が決まらない人」に共通する行動パターンとは?

転職市場が活発に動いている中でも、なかなか転職先が決まらない人がいるのはなぜでしょう…

三脚型トリプチセン超分子足場を用いて一重項分裂を促進する配置へとペンタセンクロモフォアを集合化させることに成功

第634回のスポットライトリサーチは、 東京科学大学 物質理工学院(福島研究室)博士課程後期3年の福…

2024年の化学企業グローバル・トップ50

グローバル・トップ50をケムステニュースで取り上げるのは定番になっておりましたが、今年は忙しくて発表…

早稲田大学各務記念材料技術研究所「材研オープンセミナー」

早稲田大学各務記念材料技術研究所(以下材研)では、12月13日(金)に材研オープンセミナーを実施しま…

カーボンナノベルトを結晶溶媒で一直線に整列! – 超分子2層カーボンナノチューブの新しいボトムアップ合成へ –

第633回のスポットライトリサーチは、名古屋大学理学研究科有機化学グループで行われた成果で、井本 大…

第67回「1分子レベルの酵素活性を網羅的に解析し,疾患と関わる異常を見つける」小松徹 准教授

第67回目の研究者インタビューです! 今回は第49回ケムステVシンポ「触媒との掛け算で拡張・多様化す…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP