身のまわりの分子毒
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アコニチン (aconitine)
アコニチンは、トリカブトという植物に含まれる有毒成分。俗に植物毒最強とされます。トリカブトに「修治」と呼ばれる加熱などの特別な処理を施すと、漢方薬になります。
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ボツリヌストキシン (botulinum toxin)
ボツリリヌストキシンは、細菌のボツリヌス菌が産生する毒素。スネアタンパク質を分解して、小胞による細胞内物質輸送を妨げることで、神経細胞に機能不全を起こします。
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テトラメチルアンモニウム (tetramethylammonium)
テトラメチルアンモニウムは、最も構造が単純な第4級アンモニウム。分子のかたちが神経調節物質であるアセチルコリンと似ているため神経毒性があり、巻貝のエゾボラはテトラメチルアンモニウムを含有することが知られています。
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バトラコトキシン (batrachotoxin)
バトラコトキシンは、毒を持つ唯一の鳥、ピトフーイに含まれる神経毒。ナトリウムチャネルに作用し、開きっぱなしの状態にさせる作用を持ちます。
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ヒストリオニコトキシン histrionicotoxin
末端アルキンの構造を持った天然化合物に少数しか存在しない例外として、ヒストリオニコトキシンが有名です。この有毒成分はハイユウヤドクガエルという名の両生類から単離されています。
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白リン / white phosphorus