化学者のつぶやき論文

  1. 生体組織を人工ラベル化する「AGOX Chemistry」

    京都大学・浜地格らは、有機触媒としてピリジニウムオキシム(PyOx)を用い、N-アシル-N-アルキルスルホンアミド(NASA)をアシルドナーとするアシル化型タンパク質修飾法の開発に成功した。試験管内での反応に加え、生細胞系に対しても修飾を行…

  2. 揮発した有機化合物はどこへ?

    有機化合物の中には、蒸発しやすいもの(揮発性の物質)がたくさんあります。研究室でおなじみのアセトンや…

  3. ゲルマニウム触媒でアルキンからベンゼンをつくる

    ジゲルミンを触媒前駆体とするアリールアルキンの環化三量化反応が報告された。位置選択的に反応が進行し1…

  4. ニッケル-可視光レドックス協働触媒系によるC(sp3)-Hチオカルボニル化

    2017年、ソウル大学校の Soon Hyeok Hongらは、C(sp3)-H結合の直接的チオカル…

  5. タンパクの骨格を改変する、新たなスプライシング機構の発見

    DNAを設計図とするタンパクは、すべてα-アミノ酸からできています。ところがチューリッヒ工科大学のJ…

  6. 二つのCO2を使ってアジピン酸を作る

  7. 5-ヒドロキシトリプトファン選択的な生体共役反応

  8. ルテニウム触媒によるC-C結合活性化を介した水素移動付加環化型カップリング

  9. 触媒のチカラで拓く位置選択的シクロプロパン合成

  10. 磁力で生体触媒反応を制御する

  11. 唾液でHIV検査が可能に!? 1 attoモル以下の超高感度抗体検出法

  12. 環サイズを選択できるジアミノ化

  13. リチウムイオンに係る消火剤電解液のはなし

  14. 有機レドックスフロー電池 (ORFB)の新展開:オリゴマー活物質の利用

  15. 有機レドックスフロー電池 (ORFB)の新展開:高分子を活物質に使う

  16. システインの位置選択的修飾を実現する「π-クランプ法」

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