-
内容
化学を学ぶには、自ら問題を提起し、批判的かつ創造的に考え、適切な判断を下すことが求められる。「どのように考えるべきか」を学ぶことを目的に、化学の問題を論理的に考えるトレーニング読本。
-
対象
高校生以上。
-
評価・解説
本書は演習書ですが、唯一の答えを要求する類のものではありません。「ああだろう」「いやこうではないか」と様々な化学的データから考え、最も妥当な結論を下す―そういった、”化学する”のに必要な、論理的思考の養成を目的とした本です。題材が化学という点を除けば、論理パズル・クイズ本と言えます。化学嫌い助長する原因の一つといわれる、知識詰め込み型教育からは、到底生まれない書の一つと思えます。
化学は自分のアタマで考えてこそ面白い。化学者を志す高校生・大学生たちに、是非一読を勧めたい本です。
-
関連書籍