内容
過去25年にわたって進展を遂げてきた超分子化学について、特定の例に裏づけされた体系的な考え方のもとに、その概念や発展の方向を述べる。
対象
超分子化学を学ぶ全ての人。
解説・評価
ノーベル賞化学者・ジャン=マリー・レーンの手による、超分子化学の体系的啓蒙・解説書。
1995年刊行の”Supramolecular Chemistry:Concepts and Perspective”の邦訳である本書は、20年が経とうとしている現在の化学的知識を背景に読んでみても、まったく色あせて見えないという驚くべき内容の書物である。まれに見る格調の高さと、哲学的な深みを備える濃厚な内容となっている。
レーン自身の持つ卓抜した先見性・そして超分子化学の持つ一般原理とその魅力・思想体系に触れることのできる良書といえる。 まさに「超分子化学のバイブル」と呼ぶべき書物。
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