[amazonjs asin=”4759812776″ locale=”JP” title=”天然物の全合成―2000‐2008(日本)”]
内容
最新の全合成から135を厳選し,合成ルートを詳述.実際に達成された合成ルートを見ながら自分で考えることにより,全合成のノウハウを学んでいく. 近年の遷移金属化学の進歩や不斉合成の進歩の流れを取り入れた,最新の全合成が収録されている.創造的,芸術的な全合成ルートに隠された工夫を発見し,全合成の醍醐味を感じてほしい. 全合成のテキストの決定版.有機合成化学者必携.
対象
有機合成系の研究室に所属する学部生・大学院生・研究者
評価・解説
日本の有機合成化学者によって2000~2008年の間に達成された全合成を化合物、生物活性、鍵反応、詳細なスキームとともに1~3ページで紹介している。全部で135化合物あり、それぞれのスキームを見ながら、現在の合成手法を学ぶ事ができる。
これをもとに全合成の勉強を行うのは素晴らしいやり方の一つ。本書に詳しい反応機構は記載されていないが、逆にその方が演習に打って付けとも言える。原著論文を調べ、それぞれの反応機構を詳細に考えるよい機会になるだろう。
また、掲載された天然物および合成化学者は有名な例ばかりであり、「代表的な仕事を覚える」という観点でも絶好の書籍と考える。
関連書籍
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