[スポンサーリンク]

化学書籍レビュー

創薬化学―有機合成からのアプローチ

[スポンサーリンク]

[amazonjs asin=”4807905856″ locale=”JP” title=”創薬化学―有機合成からのアプローチ”]
  • 内容

本書では、薬の効き方を学び、薬をつくるという創薬化学において、有機化学、有機合成化学がこのうえなく役に立ち、重要であることを、薬学部および薬に関与する可能性のある分野の有機化学を専攻する、理学部化学、工学部化学、農学部化学系などの学生に早い時期に知ってもらうため、わかりやすく解説した。

  • 対象

医薬業界を志す有機合成を専門とする大学生以上

 

  • 評価・解説

 

「薬の効き方を学び、薬をつくる」という創薬化学において、有機合成がいかに利用されているかを詳しく解説しています。前半にはエーザイ・杉本八郎さんのアリセプトなど、有名な薬剤の合成法・エピソードなども述べられています。後半は現在の医薬品の合成実例を紹介しています。製薬業界に就職を希望する、有機合成専攻の学生は必読!

 

  • 関連書籍

[amazonjs asin=”4807905848″ locale=”JP” title=”創薬化学”][amazonjs asin=”4759815783″ locale=”JP” title=”ベーシック創薬化学”][amazonjs asin=”4274503615″ locale=”JP” title=”創薬科学入門—薬はどのようにつくられる?”][amazonjs asin=”480790776X” locale=”JP” title=”トップドラッグから学ぶ創薬化学”]

 

Avatar photo

cosine

投稿者の記事一覧

博士(薬学)。Chem-Station副代表。国立大学教員→国研研究員にクラスチェンジ。専門は有機合成化学、触媒化学、医薬化学、ペプチド/タンパク質化学。
関心ある学問領域は三つ。すなわち、世界を創造する化学、世界を拡張させる情報科学、世界を世界たらしめる認知科学。
素晴らしければ何でも良い。どうでも良いことは心底どうでも良い。興味・趣味は様々だが、そのほとんどがメジャー地位を獲得してなさそうなのは仕様。

関連記事

  1. 理系のための口頭発表術
  2. これならわかるNMR/二次元NMR
  3. 特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来
  4. Metal-Organic Frameworks: Applic…
  5. CFDで移動現象論111例題 – Ansys Flu…
  6. 【書籍】機器分析ハンドブック3 固体・表面分析編
  7. 理系のための就活ガイド
  8. Purification of Laboratory Chemi…

注目情報

ピックアップ記事

  1. 【第11回Vシンポ特別企画】講師紹介①:東原 知哉 先生
  2. クロム光レドックス触媒を有機合成へ応用する
  3. 藤原・守谷反応 Fujiwara-Moritani Reaction
  4. CSJカレントレビューシリーズ書評
  5. エナンチオ選択的ジフルオロアルキルブロミド合成
  6. 日本化学界の英文誌 科学分野 ウェッブ公開の世界最速実現
  7. 小松紘一 Koichi Komatsu
  8. 抗ガン天然物インゲノールの超短工程全合成
  9. Pythonで気軽に化学・化学工学
  10. 下村 脩 Osamu Shimomura

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2008年3月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31  

注目情報

最新記事

MEDCHEM NEWS 34-1 号「創薬を支える計測・検出技術の最前線」

日本薬学会 医薬化学部会の部会誌 MEDCHEM NEWS より、新たにオープン…

医薬品設計における三次元性指標(Fsp³)の再評価

近年、医薬品開発において候補分子の三次元構造が注目されてきました。特に、2009年に発表された論文「…

AI分子生成の導入と基本手法の紹介

本記事では、AIや情報技術を用いた分子生成技術の有機分子設計における有用性や代表的手法について解説し…

第53回ケムステVシンポ「化学×イノベーション -女性研究者が拓く未来-」を開催します!

第53回ケムステVシンポの会告です!今回のVシンポは、若手女性研究者のコミュニティと起業支援…

Nature誌が発表!!2025年注目の7つの技術!!

こんにちは,熊葛です.毎年この時期にはNature誌で,その年注目の7つの技術について取り上げられま…

塩野義製薬:COVID-19治療薬”Ensitrelvir”の超特急製造開発秘話

新型コロナウイルス感染症は2023年5月に5類移行となり、昨年はこれまでの生活が…

コバルト触媒による多様な低分子骨格の構築を実現 –医薬品合成などへの応用に期待–

第 642回のスポットライトリサーチは、武蔵野大学薬学部薬化学研究室・講師の 重…

ヘム鉄を配位するシステイン残基を持たないシトクロムP450!?中には21番目のアミノ酸として知られるセレノシステインへと変異されているP450も発見!

こんにちは,熊葛です.今回は,一般的なP450で保存されているヘム鉄を配位するシステイン残基に,異な…

有機化学とタンパク質工学の知恵を駆使して、カリウムイオンが細胞内で赤く煌めくようにする

第 641 回のスポットライトリサーチは、東京大学大学院理学系研究科化学専攻 生…

CO2 の排出はどのように削減できるか?【その1: CO2 の排出源について】

大気中の二酸化炭素を減らす取り組みとして、二酸化炭素回収·貯留 (CCS; Carbon dioxi…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー