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化学書籍レビュー

トップ・ドラッグ―その合成ルートをさぐる

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内容

世界を代表する合成医薬品の構造とその合成経路を探ることで、薬らしい構造とはどのようなものかの理解を深める。創薬化学・医薬品化学の分野の教科書・入門書として最適。

対象

医薬関連化合物の合成、有機合成を学ぶ学部生以上

評価・解説

学部生~大学院生向けの初等シリーズOxyford Chemistry Primers”Top Drugs: Top Synthetic Routes”の邦訳版です。

世界を代表する合成医薬品の構造とその具体的な合成経路が解説されています。創薬化学・医薬品化学の分野の教科書・入門書としてとっつきやすいものですが、ほとんど合成経路にのみ焦点が当てられているため、具体的なドラッグデザインなどについては、他の参考書をあたる必要があります。

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博士(薬学)。Chem-Station副代表。国立大学教員→国研研究員にクラスチェンジ。専門は有機合成化学、触媒化学、医薬化学、ペプチド/タンパク質化学。
関心ある学問領域は三つ。すなわち、世界を創造する化学、世界を拡張させる情報科学、世界を世界たらしめる認知科学。
素晴らしければ何でも良い。どうでも良いことは心底どうでも良い。興味・趣味は様々だが、そのほとんどがメジャー地位を獲得してなさそうなのは仕様。

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