[スポンサーリンク]

化学書籍レビュー

有機金属反応剤ハンドブック―3Liから83Biまで

[スポンサーリンク]

[amazonjs asin=”4759809368″ locale=”JP” title=”有機金属反応剤ハンドブック―3Liから83Biまで”]
  • 内容

有機合成化学によく使われている主要な元素40余について、元素の基本的性質、有機化学的特徴、代表的な化合物の合成法及び安定性・反応性、有機合成への応用の基本的考え方及び応用例を、簡潔にハンドブック形式で纏める。

  • 対象

学部生以上。

  • 評価・解説

各元素の特徴、反応性、有機合成への応用例がハンドブック形式でまとめられています。解説は各元素における第一人者の先生方によります(例えば、ホウ素は宮浦先生、ケイ素は玉尾先生、スカンジウムは小林修先生、チタンは佐藤史衛先生、スズは馬場先生、ランタノイドは柴崎先生など)。参考文献はごくごく簡単にしか記されていないものの、各金属元素について基本的なことを手っ取り早く知る目的には、大変役立つ本です。

  • 関連書籍

[amazonjs asin=”4807908502″ locale=”JP” title=”ハートウィグ 有機遷移金属化学(上)”][amazonjs asin=”4320044118″ locale=”JP” title=”有機金属化学 (化学の要点シリーズ 6)”][amazonjs asin=”480790681X” locale=”JP” title=”有機合成のための遷移金属触媒反応”]

 

Avatar photo

cosine

投稿者の記事一覧

博士(薬学)。Chem-Station副代表。国立大学教員→国研研究員にクラスチェンジ。専門は有機合成化学、触媒化学、医薬化学、ペプチド/タンパク質化学。
関心ある学問領域は三つ。すなわち、世界を創造する化学、世界を拡張させる情報科学、世界を世界たらしめる認知科学。
素晴らしければ何でも良い。どうでも良いことは心底どうでも良い。興味・趣味は様々だが、そのほとんどがメジャー地位を獲得してなさそうなのは仕様。

関連記事

  1. ニホニウム: 超重元素・超重核の物理 (基本法則から読み解く物理…
  2. その病気、市販薬で治せます
  3. アート オブ プロセスケミストリー : メルク社プロセス研究所で…
  4. 有機合成のための新触媒反応101
  5. 科学探偵 シャーロック・ホームズ -警察やFBIに先駆けて犯罪捜…
  6. 免疫(第6版): からだを護る不思議なしくみ
  7. 有機合成のための遷移金属触媒反応
  8. すごい分子 世界は六角形でできている

注目情報

ピックアップ記事

  1. ウィルゲロット反応 Willgerodt Reaction
  2. 第154回―「ランタノイド発光化学の生物・材料応用」Jean-Claude Bünzli教授
  3. 新規性喪失の例外規定とは?
  4. 有機合成化学協会誌2018年9月号:キラルバナジウム触媒・ナフタレン多量体・バイオインスパイアード物質変換・エラジタンニン・モルヒナン骨格・ドナー・アクセプター置換シクロプロパン・フッ素化多環式芳香族炭化水素
  5. 第42回―「ナノスケールの自己集積化学」David K. Smith教授
  6. 第151回―「生体における金属の新たな活用法を模索する」Matthew Hartings准教授
  7. チャンパック・チャッタージー Champak Chatterjee
  8. ゴールドバーグ アミノ化反応 Goldberg Amination
  9. ジンチョウゲ科アオガンピ属植物からの抗HIV活性ジテルペノイドの発見
  10. 人の鼻の細菌が抗菌作用がある化合物をつくっていたーMRSAに効果

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2008年3月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31  

注目情報

最新記事

新たな有用活性天然物はどのように見つけてくるのか~新規抗真菌剤mandimycinの発見~

こんにちは!熊葛です.天然物は複雑な構造と有用な活性を有することから多くの化学者を魅了し,創薬に貢献…

創薬懇話会2025 in 大津

日時2025年6月19日(木)~6月20日(金)宿泊型セミナー会場ホテル…

理研の研究者が考える未来のバイオ技術とは?

bergです。昨今、環境問題や資源問題の関心の高まりから人工酵素や微生物を利用した化学合成やバイオテ…

水を含み湿度に応答するラメラ構造ポリマー材料の開発

第651回のスポットライトリサーチは、京都大学大学院工学研究科(大内研究室)の堀池優貴 さんにお願い…

第57回有機金属若手の会 夏の学校

案内:今年度も、有機金属若手の会夏の学校を2泊3日の合宿形式で開催します。有機金…

高用量ビタミンB12がALSに治療効果を発揮する。しかし流通問題も。

2024年11月20日、エーザイ株式会社は、筋萎縮性側索硬化症用剤「ロゼバラミン…

第23回次世代を担う有機化学シンポジウム

「若手研究者が口頭発表する機会や自由闊達にディスカッションする場を増やし、若手の研究活動をエンカレッ…

ペロブスカイト太陽電池開発におけるマテリアルズ・インフォマティクスの活用

持続可能な社会の実現に向けて、太陽電池は太陽光発電における中心的な要素として注目…

有機合成化学協会誌2025年3月号:チェーンウォーキング・カルコゲン結合・有機電解反応・ロタキサン・配位重合

有機合成化学協会が発行する有機合成化学協会誌、2025年3月号がオンラインで公開されています!…

CIPイノベーション共創プログラム「未来の医療を支えるバイオベンチャーの新たな戦略」

日本化学会第105春季年会(2025)で開催されるシンポジウムの一つに、CIPセッション「未来の医療…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー