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化学書籍レビュー

Organic Synthesis Workbook

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  • 内容

エリック・M・カレイラの序文から:

……『Organic Synthesis Workbook』は最新の合成をまとめた理想的な参考書で、問題形式で基本的な事項を織り込みながら、合成化学分野の最新成果を見事に解説している。本書は個々の合成ターゲットという観点から、複雑な合成法の立案、試薬の調整、構造解析を理解できる構成になっている。さまざまな天然物(アルカロイド、テルペン、マクロライド)に関する合成を重点的に扱っているため、多岐にわたる反応化学や概念を一望できる。さらに、国境の枠にとらわれない題材選びにより、エキサイティングな化学合成分野における世界中の最新研究を効果的に活用している……

  • 対象

有機合成化学を学ぶ学部生以上。

 

  • 評価・解説

代表的な天然物全合成の実例を題材とし、合成スキームの虫食いを補充していく形式の演習書です。各問題にヒントが与えられており、考察・学習を助ける構成になっています。「こういう変換をしたい場合にはどういう試薬を使えばよいのか?」といった基本事項を一通り学ぶのに適しています。幅広い領域の有機合成化学を演習形式で学べる希有な書。最新版のIII巻は2007年6月発売!!

 

  • 関連書籍

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博士(薬学)。Chem-Station副代表。国立大学教員→国研研究員にクラスチェンジ。専門は有機合成化学、触媒化学、医薬化学、ペプチド/タンパク質化学。
関心ある学問領域は三つ。すなわち、世界を創造する化学、世界を拡張させる情報科学、世界を世界たらしめる認知科学。
素晴らしければ何でも良い。どうでも良いことは心底どうでも良い。興味・趣味は様々だが、そのほとんどがメジャー地位を獲得してなさそうなのは仕様。

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