化学者のつぶやき論文
-
創薬化学における「フッ素のダークサイド」
フッ素は全元素中最大の電気陰性度を有するなど、化学的物性値に外れ値を示す事が多く、元素として特殊な扱いが成されます。これを医薬構造中に入れこむことで、薬効を調節したり、疎水性を高めたり、代謝安定性を改善したり、動態追跡のPET応用に…
-
治療薬誕生なるか?ジカウイルスのアロステリック阻害剤開発
動物に対しても有効なジカウイルスプロテアーゼ阻害剤が新たに開発された。またX線結晶構造解析によりその…
-
金属ヒドリド水素原子移動(MHAT)を用いた四級炭素構築法
MHATを用いた四級炭素構築法が開発された。Mn/Ni協働触媒により、広範なヨウ化アルキルがアルキル…
-
Arborisidineの初の全合成
インドレニンアルカロイドである(+)-arborisidineの初の全合成が達成された。二つの不斉四…
-
可視光光触媒でツルツルのベンゼン環をアミノ化する
単純なアルキルアミンが利用できる芳香族C–Hアミノ化反応が開発された。基質適用範囲が広く天然物などの…
-
低分子の3次元構造が簡単にわかる!MicroEDによる結晶構造解析
-
(−)-Salinosporamide Aの全合成
-
NHCが触媒する不斉ヒドロフッ素化
-
CRISPRで薬剤分子-タンパク相互作用を解明する
-
光触媒-ニッケル協働系によるシステイン含有ペプチドのS-アリール化
-
速報・常温常圧反応によるアンモニア合成の実現について
-
単純なアリルアミンから複雑なアリルアミンをつくる
-
嫌気性コリン代謝阻害剤の開発
-
モリブデンのチカラでニトロ化合物から二級アミンをつくる
-
少量の塩基だけでアルコールとアルキンをつなぐ
-
チオカルバマートを用いたCOSのケミカルバイオロジー