[スポンサーリンク]

Vプレミアレクチャー

第七回ケムステVプレミアレクチャー「触媒との『掛け算』で研究者を育て、組織を面白く、強くする」

[スポンサーリンク]

コロナ禍も終焉を見せつつあり、リアルの学会も増えてきました。一方で今ではすっかり当たり前になったオンライン講演文化は相応に利点も多く、ケムステではまだまだ広げ、続けて行く予定です。

しばらく間が空いてしまいましたが、第七回のケムステVプレミアレクチャーをお届けします!今回は産業技術総合研究所の佐藤一彦 先生にお願いいたしました。

関東化学株式会社協賛のもと、「触媒との「掛け算」で研究者を育て、組織を面白く、強くするというタイトルで2時間半、たっぷりとご講演いただきます。

放映概要

第七回ケムステVプレミアレクチャー
「触媒との『掛け算』で研究者を育て、組織を面白く、強くする」

講師:佐藤一彦 先生(産業技術総合研究所 材料・化学領域 領域長補佐)

対象:誰でも(講演内容は最先端研究も含みます)
日時:2023年4月28日(金)18:00〜20:30 (約2時間半)
会場:オンライン(YouTubeのプレミア配信、当日以降はしばらく公開)
主催:Chem-Station
協賛:関東化学株式会社
言語:日本語
参加費:無料
参加登録:煩雑な登録はなく、YouTubeでケムステチャンネルをチャンネル登録するだけでOK!

レクチャー概要

講師の佐藤一彦 先生は、名古屋大学(野依研)助教でアカデミックキャリアをスタートさせた後に、産業技術総合研究所(産総研)へ移籍し、学術の世界から企業共同研究を横断的に進めていくキャリア転回を歩んでこられました。傑出した業績と大型資金獲得を基盤に、産総研に「触媒化学融合研究センター(以下、触媒センター)」を設立され、そこではケイ素資源化・AI化学・フロー合成などの多数の国家プロジェクトの立ち上げに関わり、数多の産官学連携研究が実現されています。

今回のVプレミアレクチャーでは、研究者としての半生にはじまり、触媒センターの設立を通じた組織的な研究遂行経験、この過程で得た研究哲学や組織運営論にまでわたる幅広いお話をいただきます。

これから化学研究活動を始めようとする学生さんはもちろん、産官学連携現場のリアリティに触れたい社会人の方々、骨太の研究者人生と研究哲学に触れたいプロ研究者のみなさん、組織を率いるリーダーとしての学びを得たい指導者層にいる方など、幅広い聴衆にお薦めできる講演内容です。

今回も放映当日は、佐藤先生ご本人に待機いただき、YouTubeチャットに投稿された質問に直接お答えいただきます。ぜひとも当日は、リアルタイム参加にてご視聴いただければと思います!

 

形式等、留意事項:

・いわゆるオンライン講義を、YouTubeのプレミア配信機能で配信します。
・収録放送という特性上、Vシンポのような形での先生方への質疑応答はできませんが、配信時間内ならYoutubeのチャットに質問を書き込むことができます。YouTubeのチャットに書き込んでいただいた質問は直接その場で講師の先生にご回答いただきます。スポーツバー形式でワイワイ書きこみながら見る方が楽しいと思うので、是非Vシンポと同様にチャットを活用いただければと思います。
・プレミア公開後、しばらくは公開します。是非ケムステーション YouTubeチャンネルをチャンネル登録の上、ご覧ください。チャンネル登録すると、リマインダー機能が使えるようになり、配信を見逃しません。

リマインダーを設定

 

YouTubeケムステチャンネルはこちら

協賛企業(関東化学株式会社)からのお知らせ

■関東化学について

関東化学は1944年(昭和19年)の創立以来、総合試薬メーカーとして、『技術を駆使して明日への創造21』のスローガンのもと、高品質の製品作りに挑戦し供給してきました。

試薬事業としては、長年の経験で培われた技術を駆使し、化学・医薬・食品・環境などで幅広い分野における高品質な試薬、また各種原料・中間体などの開発製造を行っております。有機・無機などの材料関連、分析化学、生命科学分野など、世の中のあらゆる研究を支えるため、試薬は約60,000品種を揃えています。多様化するニーズに対応するため、試薬のさらなる高純度化を進めるとともに、再生医療など新しい分野の試薬開発を進めています。

触媒製品の一つで近年発売した不斉還元的アミノ化触媒Ir-PSA触媒は、光学活性アミン化合物を効率的に合成出来ることに加え、新たにD-アミノ酸を含む様々な非天然アミノ酸が簡便に合成出来ることもわかってきました。

■関連ウェブサイト

公式HP
特集ページ(不斉還元的アミノ化反応用触媒~Ir-PSAシリーズ~)
新規な光学活性イリジウム触媒による光学活性アミンの効率的合成法の開発
・製品情報>有機合成・有機試薬>触媒

プレミア公開動画(4月28日(金)18:00より配信がはじまります)

YouTubeチャンネルについて

ケムステーション YouTubeチャンネルでは、今後もシンポジウム動画などを適宜公開していく予定です。よろしければチャンネル登録をどうぞお願いいたします!

 

Avatar photo

cosine

投稿者の記事一覧

博士(薬学)。Chem-Station副代表。国立大学教員→国研研究員にクラスチェンジ。専門は有機合成化学、触媒化学、医薬化学、ペプチド/タンパク質化学。
関心ある学問領域は三つ。すなわち、世界を創造する化学、世界を拡張させる情報科学、世界を世界たらしめる認知科学。
素晴らしければ何でも良い。どうでも良いことは心底どうでも良い。興味・趣味は様々だが、そのほとんどがメジャー地位を獲得してなさそうなのは仕様。

関連記事

  1. 市販の化合物からナノグラフェンライブラリを構築 〜新反応によりナ…
  2. 正立方体から六面体かご型に分子骨格を変える
  3. 有機合成化学協会誌2023年5月号:特集号「日本の誇るハロゲン資…
  4. 含『鉛』芳香族化合物ジリチオプルンボールの合成に成功!①
  5. オーストラリア国境警備で大活躍の”あの”機器
  6. 究極の脱水溶媒 Super2(スーパー スクエア):関東化学
  7. 技術セミナー参加体験談(Web開催)
  8. 触媒的不斉交差ピナコールカップリングの開発

注目情報

ピックアップ記事

  1. アンモニアを室温以下で分解できる触媒について
  2. Fmoc-N-アルキルグリシンって何ができるの?―いろいろできます!
  3. アルキンメタセシス Alkyne Metathesis
  4. 酢酸鉄(II):Acetic Acid Iron(II) Salt
  5. 私がケムステスタッフになったワケ(5)
  6. 池田 菊苗 Kikunae Ikeda
  7. English for Writing Research Papers
  8. パクリタキセル(タキソール) paclitaxel(TAXOL)
  9. 電池で空を飛ぶ
  10. 第147回―「カリックスアレーンを用いる集合体の創製」Tony Coleman教授

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2023年4月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

注目情報

最新記事

ディストニックラジカルによる多様なアンモニウム塩の合成法

第643回のスポットライトリサーチは、関西学院大学理工学研究科 村上研究室の木之下 拓海(きのした …

MEDCHEM NEWS 34-1 号「創薬を支える計測・検出技術の最前線」

日本薬学会 医薬化学部会の部会誌 MEDCHEM NEWS より、新たにオープン…

医薬品設計における三次元性指標(Fsp³)の再評価

近年、医薬品開発において候補分子の三次元構造が注目されてきました。特に、2009年に発表された論文「…

AI分子生成の導入と基本手法の紹介

本記事では、AIや情報技術を用いた分子生成技術の有機分子設計における有用性や代表的手法について解説し…

第53回ケムステVシンポ「化学×イノベーション -女性研究者が拓く未来-」を開催します!

第53回ケムステVシンポの会告です!今回のVシンポは、若手女性研究者のコミュニティと起業支援…

Nature誌が発表!!2025年注目の7つの技術!!

こんにちは,熊葛です.毎年この時期にはNature誌で,その年注目の7つの技術について取り上げられま…

塩野義製薬:COVID-19治療薬”Ensitrelvir”の超特急製造開発秘話

新型コロナウイルス感染症は2023年5月に5類移行となり、昨年はこれまでの生活が…

コバルト触媒による多様な低分子骨格の構築を実現 –医薬品合成などへの応用に期待–

第 642回のスポットライトリサーチは、武蔵野大学薬学部薬化学研究室・講師の 重…

ヘム鉄を配位するシステイン残基を持たないシトクロムP450!?中には21番目のアミノ酸として知られるセレノシステインへと変異されているP450も発見!

こんにちは,熊葛です.今回は,一般的なP450で保存されているヘム鉄を配位するシステイン残基に,異な…

有機化学とタンパク質工学の知恵を駆使して、カリウムイオンが細胞内で赤く煌めくようにする

第 641 回のスポットライトリサーチは、東京大学大学院理学系研究科化学専攻 生…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー