こんにちは、今回第31回Vシンポの運営&司会を務めさせていただくMacyです、よろしくお願いします!
今回のVシンポでは、NMRやVCDといったスペクトルと計算化学を駆使して分子の構造を紐解く様々な手法を取り上げます!
最近開催された第28回「電子顕微鏡で分子を見る!」に引き続き、今回は小分子の構造解析を重点的にご紹介します。
講師の先生方は、先日開催された天然物討論会にもご参加された、有機合成・天然物化学分野に関連性の深い研究者です。有機合成・天然物化学分野にとって、構造解析はすべての基本となる最も重要な能力と言って過言では有りません。今回のVシンポでさらなる理解を深めていただければと思います。
実施概要
第31回ケムステVシンポジウム
「精密有機構造解析」
対象:誰でも
開催日:2022年10月13日(木)
講演会:18:30~21:00(1名30分、講演25分+質疑応答5分程度を目安、各講演間に休憩5分程度)
会場:オンライン(講演者はZoom使用・YouTubeライブの限定URL配信)
定員:先着1000名(途中参加・退出自由)
言語:日本語
参加費:無料
講演者:
1. 越野広雪 先生(理研、ユニットリーダー)
「NMRを用いた構造解析と構造訂正研究」
2. 深谷圭介 先生(富山県大工、助教)
「多配座解析処理プログラムの開発とNMR計算による天然物の構造解析」
3. 谷口透 先生(北大院生命、講師)
「円二色性・赤外円二色性による立体構造決定の実践例と注意点」参加登録:(Connpass利用ガイドはこちら)
講演会:Connpassイベントページで行ってください・開始15分前まで受付
主催:Chem-Station
協賛:東京化成工業株式会社/ メルク株式会社/ 島津製作所
ファシリテーター:
寄立 麻琴(九大院薬 助教・Chem-Stationスタッフ)モデレーター:
宮田 潔志(九大院理 助教・Chem-Stationスタッフ)
安田 大輔(大阪医薬大薬 助教・Chem-Stationスタッフ)
市山 泰我(Chem-Stationスタッフ)
講演者のご紹介
越野 広雪 先生(理化学研究所)
略歴
1990年3月 北海道大学大学院農学研究科博士課程修了 農学博士
1990年4月 理化学研究所・基礎科学特別研究員(抗生物質研究室)
1992年4月 理化学研究所・分子構造解析室・研究員
2000年6月 理化学研究所・分子構造解析室・室長
2003年10月 独立行政法人理化学研究所・先端技術開発支援センター・物質構造解析チーム・チームリーダ
2008年4月 独立行政法人理化学研究所・基幹研究所・先端技術基盤部門・物質構造解析チーム・チームヘッド
2009年10月 独立行政法人理化学研究所・基幹研究所・ケミカルバイオロジー研究基盤施設・物質構造解析チーム・チームヘッド
2013年4月 独立行政法人理化学研究所・袖岡有機合成化学研究室・副主任研究員 (兼務)グローバル研究クラスタ・連携支援ユニット
2015年4月 国立研究開発法人理化学研究所・環境資源科学研究センター・技術基盤部門・分子構造解析ユニット・ユニットリーダー (現在に至る)主な研究内容
NMR、MSおよび円二色性分散(CD)などを駆使した分子構造解析
HP: 分子構造解析ユニット
深谷 圭介 先生(富山県立大学)
略歴
2008年4月 – 2012年3月 慶應義塾大学理工学部応用化学科
2012年4月 – 2014年3月 慶應義塾大学大学院理工学研究科基礎理工学専攻 博士前期課程
(指導教員: 千田憲孝教授)
2014年4月 – 2017年3月 慶應義塾大学大学院理工学研究科基礎理工学専攻 博士後期課程 博士(理学)
(指導教員: 千田憲孝教授・佐藤隆章准教授)
2016年4月 – 2018年3月 日本学術振興会特別研究員(DC2)
2017年4月 – 2018年3月 テキサス大学オースティン校 博士研究員 (Michael J. Krische教授)
2018年4月 – 現在 富山県立大学工学部生物工学科 助教
主な研究内容
計算化学による天然物の構造解析・反応遷移状態の予測と合成への応用
HP: 富山県立大学工学部生物工学科 生物有機化学講座
谷口 透 先生(北海道大学大学院 先端生命科学研究院)
学歴
2002年 北海道大学理学部 卒業
2005年-2006年 コロンビア大学化学科 visiting scholar
2007年 北海道大学大学院理学研究科博士課程 修了(博士:理学)
同年 コロンビア大学化学科 博士研究員
2008年 ハーバード大学化学・化学生物学科 博士研究員
2010年 北海道大学大学院先端生命科学研究院 助教
2019年 北海道大学大学院先端生命科学研究院 講師主な研究内容
赤外円二色性(Vibrational Circular Dichroism)スペクトルを利用した立体構造解析
HP: 化学生物学研究室
各先生の詳細な研究内容は追って記事を投稿予定です!
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