突然ですが、国の研究所である分子科学研究所で修士・博士課程を過ごす選択肢があることをご存知ですか?
分子科学研究所は、日本の分子科学の中核的研究拠点として1975年に愛知県岡崎市に設立された大学共同利用機関です。全国の大学からの利用を見込んだ最先端の設備を擁するとともに、化学・物理・生命にまたがる幅広い分野を「分子科学」の観点で開拓する第一線の研究者たちが在籍し、日々研究に取り組んでいます。
分子科学研究所には国立大学法人 総合研究大学院大学の2専攻(構造分子科学専攻・機能分子科学専攻)が置かれており、大学院教育を行っています。潤沢な研究リソースや大学院生全員へのリサーチアシスタント給与制度など、学生が研究に思いっきり打ち込むには理想的な環境です。
例年6月初旬に、進学を検討している学生や分子科学に興味のある学生を対象にオープンキャンパス(大学院説明会・体験入学説明会)を開催しています。学部4年生や修士2年生だけでなく幅広い学生のみなさんの参加をお待ちしてます。
■概要
開催日時:2022年6月4日(土)10時~16時(予定)
申込締切日時:6月3日(金)16時
開催方法:zoomを使ったオンライン形式
詳細URL:https://www.ims.ac.jp/education/event.html
参加登録フォーム:https://registration.ims.ac.jp/daigakuin_taikeninfo2022/
プログラム:
10:00~12:15
・所長から参加者のみなさんへ
・総合研究大学院大学の説明
・分子研の研究室の紹介(1研究室5分x15研究室)
・分子研体験入学の説明
13:15~16:00 オンラインラボツアー(参加研究室一覧)
・第一部 13:20~14:10(5研究室)
・第二部 14:10~15:00(5研究室)
・第三部 15:00~15:50(5研究室)
■分子研の研究
最近の研究成果がChem-Stationのスポットライトリサーチで紹介されています。
- 三角形ラジカルを使って発光性2次元ハニカムスピン格子構造を組み立てる(分子科学研究所 草本哲郎准教授ら)
- 100兆分の1秒の極短パルスレーザー光で「化学結合誕生の瞬間」を捉える(分子科学研究所 倉持光准教授ら)
■関連動画
分子科学研究所2021一般公開
■関連書籍
アト秒科学: 1京分の1秒スケールの超高速現象を光で観測・制御する