[スポンサーリンク]

Vプレミアレクチャー

第六回ケムステVプレミアレクチャー「有機イオン対の分子設計に基づく触媒機能の創出」

[スポンサーリンク]

 

新型コロナ感染者数が爆増し、春の学会がまたほとんどオンラインになりました。残念です。

悔しいので、オンライン講演で集中して学びを深めましょう。今年はじめてのケムステVプレミアレクチャーお届けします!

第六回のケムステVプレミアレクチャーは、名古屋大学の大井貴史先生にお願いいたしました。

今回は、先日の協賛のお知らせのとおり、湘南アイパークに協賛していただき、そのサポートのもと、「有機イオン対の分子設計に基づく触媒機能の創出というタイトルでたっぷりとご講演いただきます。

放映概要

第六回ケムステVプレミアレクチャー
「有機イオン対の分子設計に基づく触媒機能の創出」

講師:大井貴史先生(名古屋大学・教授)

対象:誰でも(講演内容は最先端研究も含みます)
日時:2022年1月31日(月)18:00〜21:30 (約3時間半)
会場:オンライン(YouTubeのプレミア配信、当日以降はしばらく公開)
主催:Chem-Station
協賛:湘南アイパーク
言語:日本語
参加費:無料
参加登録:煩雑な登録はなく、YouTubeでケムステチャンネルをチャンネル登録するだけでOK!

レクチャー概要

2021年のノーベル化学賞は「不斉有機触媒の開発」。2000年にそれぞれ独立して報告された、ListMacMillanのエナミン・イミニウム塩型アミン触媒の開発が受賞対象となっています。ただ、有機分子で不斉反応を行うと言う意味では、かなり古くから知られており、2000年前後には多くの現在でも利用されている不斉有機触媒が報告されました。その1つである不斉相間移動触媒、特に独自性の高いこれらの触媒は1999年日本で生まれました。それが、現在丸岡触媒と呼ばれるものです。この開発の立役者が今回の講演者である大井貴史先生です。

大井先生はその後、独立し様々な独自性の高い有機イオン対を設計し、それを用いて不斉反応に挑戦します。これまでの触媒では不可能であった不斉触媒反応を巧みな分子設計によって開発してきました。

今回のVプレレクでは、各論にならないように大井先生が工夫され、現在の研究に至るまでの経緯や、裏話も含めた触媒設計など2部に渡って語っていただきました。収録会の参加者のなかには、「今まで聞いた講演の中で一番面白かった」「時間忘れるぐらい聞き入ってしまった」という声も聞こえるぐらい、充実したものとなり、なんと全部で3時間半もあります。公開時にみなくてもしばらく閲覧できますが、。当日は、放映時に本人に待機していただき、チャットに投稿された質問に直接答えてもらいます。これは、ケムステVプレレクならではのユニークな試みとなっております。ぜひとも当日にご視聴いただければと思います。

形式等、留意事項:

・いわゆるオンライン講義を、YouTubeのプレミア配信機能で配信します。
・収録放送という特性上、Vシンポのような形での先生方への質疑応答はできませんが、配信時間内ならYoutubeのチャットに質問を書き込むことができます。YouTubeのチャットに書き込んでいただいた質問は直接その場で講師の先生にご回答いただきます。スポーツバー形式でワイワイ書きこみながら見る方が楽しいと思うので、是非Vシンポと同様にチャットを活用いただければと思います。
・プレミア公開後、しばらくは公開します。是非ケムステーション YouTubeチャンネルをチャンネル登録の上、ご覧ください。チャンネル登録すると、リマインダー機能が使えるようになり、配信を見逃しません。

リマインダーを設定

 

YouTubeケムステチャンネルはこちら

協賛企業(富士フイルム和光純薬株式会社)からのお知らせ

湘南ヘルスイノベーションパーク (湘南アイパーク) は、2018 年 4 月に武田薬品工業の研究所を開放して設立された、製薬企業発のサイエンスパークです。

現在、約120の企業や大学が入居またはメンバーシップ登録し、オープンイノベーション拠点として活用されています。

 

このたび、そうした入居企業・メンバーシップ企業との共同研究・事業連携の機会を提供することを目的として、臨床試験・実証実験につながる革新的なシーズ・技術をお持ちのアカデミア・ベンチャーを対象とした新メンバーシップ「ライトプラン」を期間限定で新設しました。

これまで50万円(税別)※1で提供していたメンバーシッププログラムのメニューをマッチングに特化させ、期間限定のライトプランとして20万円(税別)/年でのご利用が可能となります。※2

化学・生物研究者を中心とした日本最大級のオープンイノベーション拠点で研究・事業化の可能性を広げたい方、ぜひご応募ください!

ベンチャー・アカデミアウェルカムキャンペーン特設サイト

 

※1 アカデミア・ベンチャー価格

※2 利用できるサービスは通常のメンバーシップ会員とは異なります

湘南ヘルスイノベーションパーク公式ウェブサイト

LinkedIn / Facebook / YouTube / Twitter

お問合せ

 

プレミア公開動画(1月31日18:00より配信がはじまります)

YouTubeチャンネルについて

ケムステーション YouTubeチャンネルでは、今後もシンポジウム動画などを適宜公開していく予定です。よろしければチャンネル登録をどうぞお願いいたします!

Avatar photo

webmaster

投稿者の記事一覧

Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

関連記事

  1. 中小企業・創薬ベンチャー必見!最新研究機器シェアリングシステム
  2. オープンアクセス論文が半数突破か
  3. 既存の農薬で乾燥耐性のある植物を育てる
  4. 第30回ケムステVシンポ「世界に羽ばたく日本の化学研究」ーAld…
  5. 光で2-AGの量を制御する
  6. イグ・ノーベル賞の世界展に行ってきました
  7. 【6月開催】第九回 マツモトファインケミカル技術セミナー 有機金…
  8. 【日産化学 26卒】 【7/10(水)開催】START your…

注目情報

ピックアップ記事

  1. デービーメダル―受賞者一覧
  2. 吉野彰氏がリチウムイオン電池技術の発明・改良で欧州発明家賞にノミネート
  3. A-Phosパラジウム錯体
  4. ヒュスゲン環化付加 Huisgen Cycloaddition
  5. ブレデレック オキサゾール合成 Bredereck Oxazole Synthesis
  6. ノルゾアンタミン /Norzoanthamine
  7. タミフルの新規合成法
  8. プラズモンTLC:光の力でナノ粒子を自在に選別できる新原理クロマトグラフィー
  9. 秋の褒章2011-化学
  10. 高校生・学部生必見?!大学学術ランキング!!

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2022年1月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31  

注目情報

最新記事

有機合成化学協会誌2024年12月号:パラジウム-ヒドロキシ基含有ホスフィン触媒・元素多様化・縮環型天然物・求電子的シアノ化・オリゴペプチド合成

有機合成化学協会が発行する有機合成化学協会誌、2024年12月号がオンライン公開されています。…

「MI×データ科学」コース ~データ科学・AI・量子技術を利用した材料研究の新潮流~

 開講期間 2025年1月8日(水)、9日(木)、15日(水)、16日(木) 計4日間申込みはこ…

余裕でドラフトに収まるビュッヒ史上最小 ロータリーエバポレーターR-80シリーズ

高性能のロータリーエバポレーターで、効率良く研究を進めたい。けれど設置スペースに限りがあり購入を諦め…

有機ホウ素化合物の「安定性」と「反応性」を両立した新しい鈴木–宮浦クロスカップリング反応の開発

第 635 回のスポットライトリサーチは、広島大学大学院・先進理工系科学研究科 博士…

植物繊維を叩いてアンモニアをつくろう ~メカノケミカル窒素固定新合成法~

Tshozoです。今回また興味深い、農業や資源問題の解決の突破口になり得る窒素固定方法がNatu…

自己実現を模索した50代のキャリア選択。「やりたいこと」が年収を上回った瞬間

50歳前後は、会社員にとってキャリアの大きな節目となります。定年までの道筋を見据えて、現職に留まるべ…

イグノーベル賞2024振り返り

ノーベル賞も発表されており、イグノーベル賞の紹介は今更かもしれませんが紹介記事を作成しました。 …

亜鉛–ヒドリド種を持つ金属–有機構造体による高温での二酸化炭素回収

亜鉛–ヒドリド部位を持つ金属–有機構造体 (metal–organic frameworks; MO…

求人は増えているのになぜ?「転職先が決まらない人」に共通する行動パターンとは?

転職市場が活発に動いている中でも、なかなか転職先が決まらない人がいるのはなぜでしょう…

三脚型トリプチセン超分子足場を用いて一重項分裂を促進する配置へとペンタセンクロモフォアを集合化させることに成功

第634回のスポットライトリサーチは、 東京科学大学 物質理工学院(福島研究室)博士課程後期3年の福…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP