[スポンサーリンク]

一般的な話題

2021年ノーベル化学賞ケムステ予想当選者発表!

[スポンサーリンク]

 

昨日2021ノーベル化学賞が発表されました。「不斉有機触媒の開発」と予想通り有機化学であり、詳細の書ける分野であったことから、世界最速の詳しめ速報を出しました。

そんなことはどうでもいいよ!(そんなこといわないでください)、SNS投票の当選者はどうったんだ?という方、お待たせいたしました。

今回は別記事にて生えある予想の正解者と当選者をお届けします。

お詫び 2021年と2020年の予想を分けていたつもりが、ごっちゃになっており、昨年の予想も含めて紹介してしまいました。当選者にも昨年予想した人も入ってしまいましたが、まあ今回はこれでいこうと思います。ご連絡いただいた方ありがとうございました(追記 10月7日11時)。

5名の方にAmazonギフト券1万円分を送付しました!おめでとうございます!(10月10日追記)

どんな企画?

この記事を見ていただければわかると思いますが、

「この化学者に違いない!全くわかんないけどこの化学者っぽい!」・・・とする各自の予想を、

#ケムステ化学賞予想

というハッシュタグをつけてSNS(Twitter・Facebook)でつぶやいて頂きます!後ほどハッシュタグを足がかりに的中者を追跡し、当選者5名Amazonギフト券10,000円をプレゼントします(今年は2名増やしました!)。

という企画です。長年予想+プレゼント企画は行っていますが、昨年よりこのシステムで開催しています。

もう一度ルールを確認します。

下記の受賞予想と2021年の候補者リストを参考にしながら、お持ちのSNSアカウント(Twitter・Facebook)で

#ケムステ化学賞予想

というハッシュタグを付け、受賞が予想される化学者名と受賞理由をつぶやいて下さいケムステSlackでもかまいません!

化学賞はなかなか当たらないので、1アカウントあたりの予想投票数は上限無しとします。つまり気軽につぶやけばつぶやくほどチャンスは増えます!! アカウント種の個人・団体は問いません。

化学者名と受賞理由を書いてくださいね!ということでした。受賞理由がなく名前の羅列だけの方も多かったです。まあ正直盛り上がればなんでもいいのですが。

というわけで、昨日ケムステスタッフにTwitter・Facebook・Instagram・ケムステSlackを探索し、当選者を探してもらいました。

果たして結果は??

それでは結果を発表します!

リストマクミランの名前を両方当て、理由も書いた方は二人!意外と少ない。

素敵!理由も含めてほぼ完璧に当てました!候補者リストの予想通りかもしれませんが…

もっとも完璧な答えです!こういう感じで予想してくれるとありがたいですね!

続いて、両方当てていますが名前だけの方

https://twitter.com/Aw_Df_Dw/status/1445655815830921219

完璧です!でも理由がありません…..

さらに、片方だけあてて、理由ありの方が9名いました。一部を紹介します。

Lernerや林雄二郎が入っているあたりがちゃんと化学関係者ですね。

Hajosの名前が出てくるのはさすがです。

素晴らしい予想でした。筆者も世間の流れからコロナ関係かとも思いましたが、さすがノーベル化学賞委員会。そんな流れを無視しての授賞決定でした。

おしい!(しかも昨年でした)

受賞しました!

https://twitter.com/Alc_Rimbaud/status/1441378321002991620

不斉アルドールとは。普通にこの可能性もありましたよね。

 

個人的にはHartwigもとって欲しいですね。理由も完璧でしたが、マクミランの単独授賞と予想されていました(しかも昨年でした)。

どれでも来る可能性があったと思います。理由が光レドックス触媒の応用となっていますが、マクミランはここでも将来まだ可能性がありますね(しかも昨年でした)。

https://twitter.com/masternaoking/status/1440461269337665559

いやいやホントですね。せっかくなら日本人が入ってくれてもよかったです。この分野にかなりの貢献してますので…

最後に、理由はなくて、片方のみ当てた人。5名いました。一部紹介(というか全部昨年)。

https://twitter.com/MameisOre/status/1313187401452253185

あと、昨年予想していた人もw。

これ2名とも実はあげられていましたが….残念ながら去年なので無効です。

当選者発表!

というわけで、まとめると

  • 受賞者2名と受賞理由を当てた人 2名
  • 受賞者2名を当てた人 2名
  • 受賞者1名と受賞理由を当てた人 9名
  • 受賞者1名を当てた人 5名

というわけで、最有力候補でしたので結構いました(追記:2020年も含みます)。

ではAmazonギフト券当選者を発表します!

  • LEVY@駅メモとか さん
  • 角煮 さん
  • 岡野一哉 Kazuya Okano さん
  • なおき◎ さん
  • Hayato Ichikawa さん

の5名です!おめでとうございます!二人は問答無用で当選、あとの3名は悩みましたが、受賞者1名でも受賞理由をしっかり書いてくれたので当選とさせていただきました!その他の方々も見事でした。

というわけで、後日上記の当選者の方々には連絡させていただきます。

当選者に選んだ理由を聞いてみました【10月11日追記】

理由を聞いたところ、以下のように答えてくれました。

  • 今回の予想は、Chem-Station 様の予想から分野を有機化学、受賞理由等は、その他様々なサイトを参考にして予想しました。 この企画については大学の講義で紹介されていたため参加させていただきましたが、世界の研究について調べるきっかけとなりました。
  • 今回選んだ理由は、今年が有機合成の受賞サイクルであること、そしてこれまでのノーベル賞が有機合成の中で特に触媒反応にフレンドリーであることです。 私はファインケミカル製造関連の仕事に一貫して従事しておりますが、有機触媒反応はすでに医薬品製造にも利用されております。
  • 有機化学はそれほど得意ではないのですが、有機分子触媒の話は大学の講義で聞いていて、こんなことができるのかととても印象に残っていたので、予想に挙げておりました。賞を取るべき方が順当に取ったのかなと嬉しく思っています。
  •  予想した時は当たるといいなと思っているのですが,当たるとビックリするものですね。その上,Chem-Stationにも当選ということで,驚いていますし,職場でもやんややんや言われて,Chem-Stationの影響力の大きさに驚いております。
  • 今年は有機化学に期待できる年であったことが大きな理由ですが、私が有機分子触媒を用いた不斉合成反応の開発をしているため希望を込めてリストマクミラン林で予想を立てました。

意外とノーベル賞の研究と関係している方も多かったようですね。

当選者にAmazonギフト券を送付しました!【10月9日追記】

以下のようにコメントいただきました!改めておめでとうございます。

https://twitter.com/masternaoking/status/1447520570824806402

来年もよろしくおねがいします!

2名増やして当選者5名で臨んだケムステ化学賞予想。全部はずれたら古くなった電子ジャーでも買い換えようかなと思っていましたが、代表のお小遣いから今年もキャリーオーバーなく全部放出します。このシステムにしてから、少し応募者が減った気がします。もっとうまいシステムを考えたいなあと思うこの頃です。

では1年に一度の化学の祭典みなさまお疲れさまでした!(特に副代表を中心としたケムステスタッフ)。来年も楽しみに待ちましょう!ぜひ来年はご参加を!

Avatar photo

webmaster

投稿者の記事一覧

Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

関連記事

  1. 研究者のためのCG作成術③(設定編)
  2. コンプラナジンAの全合成
  3. 化学クラスタ発・地震被害報告まとめ
  4. 日本初の化学専用オープンコミュニティ、ケムステSlack始動!
  5. 進化する電子顕微鏡(TEM)
  6. アザジラクチンの全合成
  7. プラナーボラン - 有機エレクトロニクス界に期待の新化合物
  8. 遺伝子工学ーゲノム編集と最新技術ーChemical Times特…

注目情報

ピックアップ記事

  1. 実験ワイプとタオルをいろいろ試してみた
  2. ケムステスタッフ Zoom 懇親会を開催しました【後編】
  3. ユニークな名前を持つ配位子
  4. 【書籍】化学における情報・AIの活用: 解析と合成を駆動する情報科学(CSJカレントレビュー: 50)
  5. 掟破り酵素の仕組みを解く
  6. Actinophyllic Acidの全合成
  7. 研究費総額100万円!30年後のミライをつくる若手研究者を募集します【academist】
  8. テッド・ベグリーTadhg P. Begley
  9. ロバート・バーグマン Robert G. Bergman
  10. 第46回ケムステVシンポ「メゾヒエラルキーの物質科学」を開催します!

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2021年10月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

注目情報

最新記事

7th Compound Challengeが開催されます!【エントリー〆切:2026年03月02日】 集え、”腕に覚えあり”の合成化学者!!

メルク株式会社より全世界の合成化学者と競い合うイベント、7th Compound Challenge…

乙卯研究所【急募】 有機合成化学分野(研究テーマは自由)の研究員募集

乙卯研究所とは乙卯研究所は、1915年の設立以来、広く薬学の研究を行うことを主要事業とし、その研…

大森 建 Ken OHMORI

大森 建(おおもり けん, 1969年 02月 12日–)は、日本の有機合成化学者。東京科学大学(I…

西川俊夫 Toshio NISHIKAWA

西川俊夫(にしかわ としお、1962年6月1日-)は、日本の有機化学者である。名古屋大学大学院生命農…

市川聡 Satoshi ICHIKAWA

市川 聡(Satoshi Ichikawa, 1971年9月28日-)は、日本の有機化学者・創薬化学…

非侵襲で使えるpH計で水溶液中のpHを測ってみた!

今回は、知っているようで知らない、なんとなく分かっているようで実は測定が難しい pH計(pHセンサー…

有馬温泉で鉄イオン水溶液について学んできた【化学者が行く温泉巡りの旅】

有馬温泉の金泉は、塩化物濃度と鉄濃度が日本の温泉の中で最も高い温泉で、黄褐色を呈する温泉です。この記…

HPLCをPATツールに変換!オンラインHPLCシステム:DirectInject-LC

これまでの自動サンプリング技術多くの製薬・化学メーカーはその生産性向上のため、有…

MEDCHEM NEWS 34-4 号「新しいモダリティとして注目を浴びる分解創薬」

日本薬学会 医薬化学部会の部会誌 MEDCHEM NEWS より、新たにオープン…

圧力に依存して還元反応が進行!~シクロファン構造を活用した新機能~

第686回のスポットライトリサーチは、北海道大学大学院理学研究院化学部門 有機化学第一研究室(鈴木孝…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP