化学実験に欠かせないガラス器具。自分の使いやすいようにカスタマイズしたいと思いませんか? 昔は大学にもガラス工作室があって、新しいガラス器具を作って欲しいと頼んだものですが、 今では ガラス工作室もほとんどなくなっています。馴染みのガラス屋さんにお願いすることもありますが、なかなか良いとろこがみつかりません。
さて、理化学ガラス機器として巷では有名な旭製作所(AG!)。筆者の研究室でもヤングシュレンクとマニホールドがこの旭製作所製です。以前記事で紹介した、水のいらない冷却管「コンデンシンTM」も、うちでも何本かもっています。
その旭製作所がガラス器具を見積もりできるシステムをごく最近導入したようなので、今回はそれについて紹介したいと思います。
ガラス器具見積システムとは?
旭製作所が4月5日から運営をはじめたWebシステムらしいです。よく見ると対象となるのは、
- AG!⾒積システム対象製品・Blue Label製品(反応装置、反応ろ過装置、ヌッチェフィルタ、薄膜式蒸発装置、ショートパスエバポレーター)
- メトラートレド RX-10関連製品 ・添加ユニット
とあり、すべてのガラス製品を自在にウェブで見積もりを出せるというわけではなさそうです。つまり、旭製作所の多様なガラス製品から好きなパーツなどを選択し、最終的にウェブで選択したものを見積もりしてくれるというものらしいです。
操作は簡単で、3ステップ。
更には、6月1日から装置以外にもフラスコやカバーなどのガラス器具のノズル長さ、サイズ、形状の組み合わせを選択可能範囲で、カスタマイズできるサービスの追加が行われるようです。
イメージ動画について同製作所からいただきました。
それ以外にも、様々な細かい設定もウェブでできるようで、最終的には図面をダウンロードして希望のとおりか確認して、見積もりをだせるというスグレモノのようです。
百聞は一見にしかずですのでぜひ試してみてはいかがでしょうか。
なんだかよくわからないというひとは、どうやらZoomを用いたオンライン説明会を開催しているようなので聞いてみたらいかがでしょうか。筆者も気になるので参加してみようと思います。
見積システムやオンライン説明会についてはこちら
https://www.theglassplant.com/quote-configuration-system/