特別企画(第1部)のご案内
日本プロセス化学会(JSPC)が年2回主催するシンポジウムは、最新のプロセス化学の知識を習得し、また、情報を入手できる場であり、産学問わず例年多くの皆様にご参加頂いております。
本年のウィンターシンポジウムを12月6日(金)に京都テルサで開催いたします。企業・アカデミアで活躍されている5名の著名な研究者から最先端の研究成果についてご講演いただきます。また例年通り、JSPC優秀賞を受賞された3つの研究グループによる受賞講演もございます。
さらに、今年も午前中に特別企画(第1部)を開催します。プロセス化学の現場を牽引されている2名の熟練経験者による講演会とランチョン座談会(昼食付)を行います。ランチョン座談会では聴講者が少人数のグループに分かれ、現役のプロセス化学研究者とともに昼食をとりながら自由に歓談します。プロセス化学研究の現状や将来について、さらに深く知ることができます。特に製薬企業や医薬中間体製造企業での就職を考えている学生の方々にとって、業界を知る絶好の機会になると考えております。
プロセス研究の場で研究をされている方、またご興味をお持ちの方々のご参加を、心よりお待ちいたしております。
詳細はホームページをご確認ください。
参加登録はこちら(11/18(月)まで)
特別企画(第1部)開催概要
10:00~10:05 開会の辞
佐治木 弘尚 (日本プロセス化学会会長/岐阜薬科大学)
10:05~10:45(特別講演1)
座長:蓮 芳文(第一三共)
原薬の製造法開発において見出された課題と、課題克服に向けたチャレンジ
青山 恭規 (日本プロセス化学会理事/塩野義製薬株式会社 CMC研究本部 製薬研究所長)
10:45~11:25(特別講演2)
座長:大原 孝文(塩野義製薬)
プロセス化学 一度やったらやめられない
田上 克也(日本プロセス化学会理事/エーザイ株式会社 ファーマシューティカル・サイエンス&テクノロジー機能ユニット プレジデント)
11:40~12:40 ランチョン座談会 (昼食付)
第二部(13:00~17:20) 開催概要
13:00~13:05 開会の辞 竹本 佳司(京都大学)
13:05~13:40(招待講演1)座長:赤井 周司(大阪大学)
反応開発を基軸とするタンパク質化学修飾
金井 求(東京大学)
13:40~14:15(招待講演2)座長:川崎 昭彦(ナードケミカルズ)
プロセス化学の生存戦略、2030年連続生産実装へのロードマップ
齊藤 隆夫(高砂ケミカル)
14:15~14:50(招待講演3)座長:竹本 佳司(京都大学)
反応経路自動探索を用いる触媒反応の機構解明と機械学習による効率的解析
畑中 美穂(奈良先端科学技術大学院大学)
14:50~15:05 休憩
15:05~15:20 2019 JSPC優秀賞授賞式
15:20~15:35(JSPC優秀賞授賞講演1 )座長:稲葉 隆之 (日本たばこ産業)
DENEB®触媒を用いた不斉水素移動反応を鍵反応とするセラミドのフロー連続製造への取組み
○桑名 雅宏1,2,峠 太一郎1,駒月 康浩1,田中 茂1,奈良 秀樹1,松村 和彦1,佐用 昇1,橿渕 佳靖2,齊藤 隆夫2(1高砂香料工業,2高砂ケミカル)
15:35~15:50(JSPC優秀賞授賞講演2)
迅速な臨床導入に向けたE2212原薬の効率的製法の開発
○磯村 峰孝,中村 太樹,田上 克也(エーザイ)
15:50~16:05(JSPC優秀賞授賞講演3 )
遷移金属フリーでのアセチルアレーン及びアルカンの脱アセチル型アミノ化反応
○兵藤 憲吾1,長谷川 源和2,内田 欣吾2(1近畿大学理工学部,2龍谷大学理工学部)
16:05~16:40(招待講演4)座長:村瀬 徳晃(大正製薬)
抗インフルエンザ薬 バロキサビル マルボキシルのプロセスの開発
福井 伸明(塩野義製薬)
16:40~17:15(招待講演5)座長:高橋 大輔(味の素)
人工タンパク質創製のためのタンパク質チオエステル調製法の開発
大髙 章(徳島大学)
17:15~17:20 閉会の辞 稲葉 隆之(日本たばこ産業)
18:20~19:45 情報交換会
※会場設営準備の間(17:30~18:20)、レストラン朱雀(東館・1階)にて飲み物をご用意しております。