「スイスへの博士留学ってどうなの?」 というタイトルで以前記事を書かせていただきましたが、今回はそのポスドクversionです。私を含めポスドクにアプライされる方は、5月の海外学振の申請や、欧州系のグラントの申請に向けてそろそろ動き始めておられるかと思います。これまでにもケムステ海外研究記などでも度々紹介されているので、みなさんもご存知かと思いますが、スイスってどんな国?っていうところから、話を始めていきたいと思いますのでお付き合いください。
スイス
スイスは九州ほどの面積でわずか800万人(東京23区の人口)程度の小さな国ですが、観光や時計産業だけでなく、医薬・バイオテクノロジー関連産業などの知識集約型の産業が盛んで、高い科学技術力と国際競争力を有しています。国民の給与水準は世界最高レベルでありながら失業率は世界最低レベル(2.9%)、通貨スイスフランは対外的に非常に安定しており、一人当たりのGDPは世界最高水準です。諭吉先生が紙切れになってもスイスフランは生きていると僕は思ってます。経済的にも、資金が潤沢にあり、優秀な人材をお金で引き抜けることから、研究者の数ではアメリカや日本には全く及びませんが、研究者一人当たりの論文の数と質はかなり良好であると言われています。国全体としてみた場合も科学技術投資が盛んで、論文のクオリティーはさておき100万人あたりの2008~2010年の平均出版論文数が世界ダントツの1位(2500本)という驚異的な数です(質はさておき、日本は500本)。
SNSF
そのスイスの科学技術ファンディングの仕切っているのがSNSF(Swiss National Science Foundation)です。SNSFは、歴史から薬学、エンジニアリングにいたるまでのあらゆる分野の基礎研究の研究資金を支出し、2015年には約1000億円の予算のうち、80%が人件費、その他20%が研究資金として利用されているようです。ここで注目すべき点が、人件費の割合です。日本の学生の人件費は基本的にタダですが、スイスの場合、PhDの学生が入学してから卒業するまでで少なくとも2000万円かかります。その他にも、ポスドクを雇ったり、テクニシャンを雇ったりする場合があるので、人件費は莫大になります。まあ、そんだけお金を出す余裕があるリッチマンなので、自分の分野でポジションの募集があったらアプライしてファンディングをゲットしてください。
研究機関と共同研究
スイスの研究機関は3種類に大きく分けられます。まず、国立の ETH Zurich、EPF Lausanne があげられます。これらは国立大学です。次に州立の、Uni Zurich, Uni Basel, Uni Geneva, Uni Bern, Uni Lausanneなどがあります。最後に、研究機関PSIやNovartisが出資するFMI、国際研究組織CERNなどの研究所があげられます。やはり、国立大学や研究所は州立大学に比べてリソースがかなり潤沢ですが、私のいる州立でも教育に対する投資は十分されているので不便を感じることはほぼありません。専門の研究機関でも同様です。
近年スイスでは分野横断型のグラントNCCRのようにスイス国内の大学や研究機関同士で、共同研究を強く推奨することで分野間の障壁を越え、新たな科学領域を作り出す試みが盛んになってきました(詳細については、過去の記事NCCR-ICMSEを参照ください)。またスイスは1、国が小さいく研究機関が少ない、2、隣国が地理的に近いこと、3、数多くの国際研究組織や欧州原子核機構CERNなどの研究所があること、などの理由から国際共同研究も盛んです。そのため、約 7 割(2011年)の論文が国際共同研究によるものとなっており、国が違っても気軽にコラボレーションする気風があります1。
奨学金と給料
日本で有名なのは、日本学術振興会や、上原記念生命科学財団、内藤記念海外研究留学助成金、など、国際的なものにはHuman Frontier Science ProgramやMarie Curie Fellowships、EMBOなどがあります。また、大学独自のETH fellowshipなどもあるので、関心がある方はご検討ください。特に卒業シーズンかつ多くのグラント期限に当たる、5~8月に多いです。雇用期間はグラント次第です。
スイスの場合、化学系の一般的なPDの給与は年間60410CHF(70%契約、約700万円、5%の昇給/年、バイオ系は100%契約、86300CHF(約1000万円)なのでもっともらえます。)なので、海外特別研究員の場合、年額約525万円の給与では現在の為替レートだと他のポスドクに比べて全く足りていません。助教など日本でのポジションを保持したまま海外学振をとった場合やヨーロッパ系の奨学金をゲットした場合、こちらかのボスから差額分を出してもらった場合は何とかなるようです。が、そうでない場合、特に家族を引き連れて行った場合などは生活が大変なようです2。。。。
スイスは比較的、他の国に比べて研究費に困っているところは少なく、特に大きなラボでは優秀な人材をいつでも雇えるくらい潤沢な資金があります。もちろん、スイスは人件費がとてつもなく高いので、雇う側もピカイチの優秀な人材を確保しようとします。そのためには、信頼の置ける研究者仲間から学生を紹介してもらったり、一般応募してきたCVをかなり綿密に読んだりすることで審査をします。ポスドクは主に研究の即戦力として期待されるため、最初は一年間の契約で、通常プラス1年-2年の延長ができます。(場合によっては3-4年程度の延長もアリ。生物系ではさらにPDは長くなる場合もあります。)
研究費
欧米の研究費の管理は比較的融通が利くので、出張費の利用も日本ほど厳しくありません。というか、日本が厳しすぎます。国際会議に参加後そのまま数日間旅行・観光しても、学会中の旅費と宿泊費は基本的に支給されるのが普通です。(もちろんラボによって財政状況は違います。)
研究環境、共同実験装置と機器のメンテナンス
欧米では、実験装置の共同利用が日本の大学に比べて、盛んです。NMRやMS serviceはもちろん、フローサイトメトリーやタンパク質の結晶化ファシリティーなどでは専任のスタッフを雇用して、共同利用しています。これにより、初期投資を短期間で回収できるのに加え、保守メンテナンスを専任スタッフに任せられるので、学生やポスドクが本来の研究に専念できる環境が整っています3。時には間違った使い方をして装置を壊してしまう他のラボの学生もいたりするので、かなり困ることもあります(先日、うちのGC-MSでほぼneatのサンプルを打つほかのラボの学生がいて、ボスが頭を抱えていました。)が、概ねうまく回っています。
こちらではラボの清掃もスタッフを雇っているので、実験台以外のフロアなどはきれいにしてくれます。また、大学が装置の保守管理用スタッフを雇うのが一般的で、教員や学生のメンテナンスへの負担が大幅に少なくなる(こともある)ので、研究に集中できます。例えば、エバポレーターや真空ポンプの修理、N2ガスラインや水回りの修理、ガラス細工、特殊な実験器具の設計などはほとんど担当のスタッフに頼めばやってくれます。ただし、HPLCやLCMSなどは自分たちで治すもしくはお高い年間保守契約に入る必要があります。
住まい
アパートには家具付き(full furnished)と家具無しの両方があります。滞在が1年程なら、家具付きがお勧めです。一から家具を揃えるとなると時間も費用もそれなりにかかりますし、ikeaなどに行って大量買いするのも大変です。家具付きの家を前の住人から譲ってもらうか、家具付きの家(少々家賃が高いですが)の方がトータルコストは安く抑えることもできるかもしれません。また、学校の寮はPDでも入れるのに加え、家具付きなので短期滞在には向いています。幾つかのビックラボでは、絶えず一人か二人は交換留学生がいるのでアパートを借り上げているところもあります。
こちらでは、2-3ヶ月などの短期間の出張やgap year、semester break(2月はじめー4月中頃と8月はじめ-10中頃)の間に部屋を貸し出す人がたくさんいます。初めてヨーロッパに来る場合、以上挙げた短期の部屋の貸し出しを行っている学生寮(ポスドクも入れる場合があります)やルームシェア、若しくはゲストハウスに一旦入って、その後ゆっくり(必死で)探すという方がスマートかもしれません。スイスでのホテル住まいはかなりお高いのでお勧めしません。
日本人研究者(家族)の帰国時に入れ換えで行くと最高に幸運です。ZurichやBaselなどの都市には研究者の日本人コミュニティーなどもあるので、渡航が決まった段階で現地に在住の方にどなたか日本にポジションを見つけた人(勝ち組)がいないか聞いてみるといいのではないでしょうか。スイスの住宅事情は本当に厳しく、それだけで記事が二つくらいかけてしまうくらいに面倒なことがたくさんあるので、覚悟してください。
※スイスでも厳しい住宅事情を反映してか、アパートの詐欺がありますので、くれぐれもご注意ください。1、前金を不自然な口座に振り込まない。2、アパートの管理会社の住所を調べたり、3、現地に住んでいるにとに知り合いがいればコンタクトする。などの対応をお勧めします。また、日本人相手にアパートの仲介業を行っている会社若しくは個人が存在し、何から何まで全てやってくれるので楽なようですが、紹介されるアパートの家賃とその仲介料が高すぎで、到底アカデミックの研究者が手を出せる価格帯ではありません。後者は恐らく詐欺には当たりませんが、注意が必要です。(実際のところ、安いアパートは簡単に埋まってしまうので競争になりますが、高いアパートはなかなか埋まりません。なので、金さえ払えば部屋はあるというのが実情です。家族でZurichに済む場合、2019年現在2500 CHFぐらい払えば十分かと思います。共働きでない限り、二人暮らしのアパートに3000-4000CHFは正直高すぎです。地域によっては2000CHFとかでも見つかります。一人暮らしの相場は1000-1500CHFぐらいです。)
運転免許
スイスで車を運転する場合、スイスは日本との二国間協定があるので1年以下の滞在の場合は日本の免許で運転できます。ただし、日本語を理解できる人は皆無なので、その翻訳として日本で発行された国際免許証を携帯することが日本大使館より推奨されています。一年以上滞在する場合は、視力検査をメガネ屋さんで受け、日本の免許のドイツ語翻訳を大使館に書いてもらったのちに、交通局に行けば運転免許証がもらえます。この免許、ヨーロッパ全域で有効なので、旅行に行ってレンタカーする場合も大変便利です。ちなみにこの免許、一生更新無しに使える運転免許です(スイスでの運転免許について : 在スイス日本大使館)。
運転に際しては、スイスは山がちなところもあり、市内や高速は速度制限表示がコロコロ変わりやすい上、オービスでの監視がかなり厳しく、数キロオーバーでも簡単に罰金を喰らうので、注意が必要です。また、ドイツのアウトバーンは速度無制限の区間もありますが、特に都市部では速度制限のある区間がたくさんあるのでとばしすぎないように気をつけてください。
公共交通機関
スイスでは公共交通機関が非常に発達しており、基本的に山間地の村も比較的簡単に行けてしまいます。市内の交通もバスとトラムが10分に一本ぐらいは走っているので、一人暮らしに車は基本的に必要ありません。公共交通機関は少々運賃が高いのが難点ですが、Halb Taxと呼ばれる50% offのカードを買うと公共交通機関のチケットがほぼ全て半額になります(ETHの学生とPDは無料でもらえます)。旅行や学会ですぐに元が取れてしまうのでスイスに着いたらすぐに購入することをお勧めします。また、季節によってはお得な一日券がPostやCoop、SBBから発売されますし、各自治体もTageskarte Gemeinde(各自治体の発売する一日券)を発売しているので簡単に旅行ができます。
さらに、スイス国内をくまなく旅行したい方は月々340CHF払うと国内の公共交通機関どこでも乗り放題のカード、GAがゲットできます。その他割引カードには学生割引や夕方7時以降のみ乗り放題(Gleis7)などのオプションもあり、必要に応じて買っておくと便利かもしれません。都市部では金曜日と土曜日はNachtbus(深夜バス)が一晩中走っているので、追加料金5フラン払えば飲み会で遅くなっても家まで帰れます。ヨーロッパでは日本のように乗り越し清算のような制度は基本的にありません。電車、トラム、バスに乗るときは必ずチケットを買いましょう。買わずに検札に見つかった場合、初回100CHFチャージされます。
スイスにはZurich、Basel、Genevaの大きな空港があるので、ヨーロッパ各地に行くのもストレスがありません。
困ること
たくさんあります。みなさん苦労してます。
ガラス器具が違う
駒込ピペットがありません。私もこれにはかなりショックを受けました。正直アレが無いと不便です。日本に一時帰国した際に東急ハンズで買いました。
試薬が来ない
日本はロジスティックがかなりしっかりしていて、試薬などを頼めば次の日には来るというのが一般的です。試薬業者さんに頼み込んで、その日に持ってきてもらって夕方から反応を仕込むなんて経験をされている方もおられるのではないでしょうか?
一方で、ヨーロッパは試薬や機器を発注してもなかなか届かないということはしょっちゅうあります。例えば少々値段が高いAldrichなら2日-3日程度で届きますが、値段の比較的安いドイツのAcrosなどになると一週間程度、もっと安いFluorochemなどは半月から1ヶ月くらいかかったりするので試薬会社によってデリバリーにかかる日数はマチマチです。また、こちらでは夏休みとクリスマスに長期休暇を取るのが当たり前です。そのためスタッフが休みを取っていたりして、試薬の到着が遅れたりデータがなかなか仕上がってこなかったりということもあります。
言語
スイスは言語がドイツ語だったり、フランス語だったりするので生活するには少々大変です。特に労働契約書、労働許可証、給料明細、水道料金、アパートの契約など公的な郵便物などは英語以外の場合がほとんどです。わからない場合、Google先生に訳してもらうか、ラボのメンバーに周りに助けてもらいましょう。
物価
スイスの物価は高いです。とても。昼間ランチに外のレストランに出た場合、3000円は普通に飛びます。夜これにビールを2杯とスターターをつけて軽くメインを食べたら余裕で7000円を超えます。昼の学食ですら1000円弱するのが普通です。その分給与は高いので、仕方がないといえばそうですが。もしお金のことが気になる場合、外食をしなければそれほど食費はかかりませんし、自分でスーバーで食材を買って料理をする場合は日本と同じ程度の食費でやりくりできるのでご安心を。
歯医者の問題
スイスでは歯医者による歯科治療は任意保険です。そのため、基本の健康保険に加えて追加の保険料を払わなければ、すべて自費診療となります。歯に心配のある多くの方は、渡航前に日本で治療してくる、または一時帰国時に治療する方が多いように思います。どうしてもこちらで治療をしなければならない場合、隣国のドイツまで行き(Zurichの場合、片道一時間のKonstanzなど)治療を受けるなどされている方もおられます。僕も最近親知らずが虫歯になり次の帰国まで大丈夫かと少々ビビっています
歯医者だけでなく、基本的な健康保険と医療費もべらぼうに高いので、やばくなりそうな盲腸を日本で治してきたり、ヘルニアになって日本に急遽帰国すると言った話を聞いたことがあります。ご注意ください。(健康保険に関しては以前の記事をご参考にください。)
子育て
ポスドクの歳となると、もうそろそろ子供のことを考え出さなければいけない時期でもあるのではないでしょうか。私のようにいつ結婚できるかすら分からん人間もいますが、子育てをしておられるポスドクの方々は意外とたくさんおられます。個人的にはスイスはお金はかかるが安全という意味では、子供を連れて仕事に行くのにいい国なのではないかと思っています。アメリカのように子供のことを考えて住む場所を特に気にしたりすることは、よほどのことが無い限り必要ありません。通常、幼稚園の間でさえ子供たちだけで登校するのが一般的で、送り迎えは必要ありません。(参考リンク)
例えば日本人の人口の多い、Zurichでは郊外のUsterに小学校、中学校に相当する日本人学校があります。課程は全日制と土日のみの補修制に別れており、詳細はこちらからどうぞ。一方で、都市によっては日本人学校が無い場合もあるので、その場合は子供を現地のドイツ語を話す公立小中学校に入れる必要があります。もしくは、金銭的にかなり余裕がある場合、インターナショナルスクールに入れる方法もあります。
子供は風邪を引きやすいですが、その際は仕事場から早退して、家で子供の面倒を見ながら仕事をすることも一般的に認められています。また、急に仕事が長引いても児童保育の時間延長も簡単にできます(もちろんお金はかかります)。それゆえ、日本でポジションを取った日には家に帰るのが夜の〇〇時。。。となるのが目に見えている分、夫婦どちらも比較的時間のある間に手のかかる幼児期の子供を育てておくのもいいのではないでしょうか。中には子持ち夫婦共働きのポスドクや子持ちの学生もいます(夫婦共働きの例)。正直、キャリアのことを考えると婚期や出産は遅くなりがちですが、我々の体は待ってくれません。さっさと産んでしまって、二人の時間のある間にこのように育てるのもいかがでしょうか。
海外に来られる方の中には、自分はラボに仕事仲間がいるのでいいけど、パートナーは友達がいなくて家で子守ばかりで精神的にちょっと大変そうだし大丈夫かなぁ?と心配される方もいらっしゃるかと思います。しかし実際、ZurichやBaselなどの都市には日本人もたくさんいますし、ZurichなどはZurich lebenと言われる (チューリッヒ州日本語website)、市主催の勉強会のようなものもあるので、英語がそれほど喋れなくても困ったという話はあまり聞きません。また都市によっては日本人会も複数あり、(ETH Zurich日本人会、研究者-音楽科日本人会、Zurich日本人会など)コミュニティーを広げることもできます。もちろん折角海外に来ているのだから、ドイツ語コースに通ったり、こちらで仲良くなった友達と海外生活を楽しめたら最高ですが。
食材
最近では日本食の普及によって、街中のCoopやMigrosといったスーパーでも簡単な日本食材が売られるようになりました。また、数店舗あるアジアンショップや日本食材店なども街によってはあるので行くこともできます。さらに、隣国の電車で3時間のパリやデュッセルドルフまで行けばさらに豊富な日本食材はいくらでも手に入ります。さらにさらに、北海水産のような水産会社に魚をオーダーしたり、国境の荷物一時預かりサービスなどを利用すれば、隣国ドイツやオーストリア、フランスからの通販も可能です。国境の町のBaselやGenevaの場合、国境までトラムや自転車ですぐなので、週末や仕事終わりにドイツやフランスに行ってスイスでは高価な肉やお酒をまとめ買いし、さらに国境で免税手続きをして徹底的に節約してお金を貯めている人もいます(例1)。私もスキーやら自転車やらは全部ドイツ、フランス、イタリアで買いまいした。
最後に
日本の教育レベル、研究レベルは高く、無理に海外に行く必要はありません。海外に行くメリットは、研究だけでなく文化的にも視野が広がる、ネットワークが広がることです。これらは、必ずしも研究に必要なものではないですが、お金では買えない価値があります。その他情報は、ケムステ海外研究記やスイスの博士課程のための記事の下記リンクも参照ください。今回はこの辺で。
関連リンク
- ケムステ海外研究記2 : 「人工タンパク質ケージを操る」スイス連邦工科大学チューリヒ校・Hilvert研より
- ケムステ海外研究記6 : 「有機合成と生化学を組み合わせた統合的研究」スイス連邦工科大学チューリヒ校・Bode研より
- ケムステ海外研究記10 : 「アニオン–π触媒の開発」–ジュネーブ大学・Matile研より
- スイスの博士課程ってどうなの?1〜ヨーロッパの博士課程を知る〜
- スイスの博士課程ってどうなの?2〜ヨーロッパの博士課程に出願する〜
- スイスの博士課程ってどうなの?3〜面接と入学手続き〜
- NCCR ICMSE
- Basel日本人会
- Zurich日本人会
- ETHZUrich日本人会: Facebook page
注
- 日本やアメリカの場合は国内に研究機関が豊富にあるためこの数値は低くなる傾向があるので、国際的なコラボは一つの指標になるかもしれませが全てではありません。(出典:NISTEP調査資料218 科学研究のベンチマーキング2012)
- スイスのほか、ドイツのミュヘン、フランスのパリ、アメリカ西海岸のベイエリアなど、生活費がとても高い地域にPDで行っておられる方から、学振の給与では生活が大変という話を多々聞きます。
- ほとんどのスタッフは有能な方ばかりですが、大学や、そこで雇われている人によってその仕事ぶりが大きく違うのでご注意ください。