[スポンサーリンク]

ケムステしごと

化学系学生のための就活2019

[スポンサーリンク]

向寒の候、いかがお過ごしでしょうか。秋の学会シーズンも終わり、学生の皆様は研究に勤しんでいることと思います。個人的にはどの学年においてもこの時期が一番研究が進むときであると感じており、いまの時間は二度と戻ってきません。全力で研究に望んでいただきたいと思います。

さて、そうはいってもそろそろチラホラ話が出てくるのが「就活」。

最終的に研究者として(化学関連のいかなる職業に努める方もふくむ)どちらかで働くことになるのですから、そろそろ働きたい職種や企業ぐらいは調べていて欲しいところです。化学の企業の名前どのくらいでてきますか?例えば、自分の興味のある分野で世界(日本の)のトップ10の会社いえますか?どんな製品が主力であり、ユニークな製品・技術があるかいえますか?意外と知りません(私も知りません)。

目の前の研究も大変大事ですが、そういった企業研究や製品研究もとっても重要です。ケムステでは「ケムステしごと」というコンテンツで、就活云々でなく、大手からベンチャー企業まで、キラリと光る化学企業と世界と戦える化学製品・技術を紹介していきたいと考えています。

それら含めまして、とりあえず就活はじまります。今回は化学系に特化した就活を支援するためのウェブサイト、イベントを紹介したいと思います。なんとケムステ主催のイベントもあったり。では御覧ください。

化学系学生のための就活 2019卒 10月25日OPEN

こちらのWEBサイトでは、

化学系学生の就職活動をサポートするために、化学系学生を採用している企業の情報や、化学系学生を対象としたセミナー・イベント情報を発信しています。

現在、倫理憲章では、3月1日が広報開始日、6月1日が面接開始日ですが、企業の採用スケジュール(エントリーシート締切・面接日程等)は年々早まっている傾向にあります。

3月に入ると、学生は説明会(学内セミナー・企業合同説明会・各企業の個別会社説明会)への参加や、エントリーシートの作成・提出等で一気に忙しくなり、精神的にも体力的にもかなりハードな状況に陥ります。

そのため、3月以前の就活準備が、大変重要になってきます。

とはいえ初めて行う就職活動において、何をどのように準備すれば良いのか、わからないのが普通です。

そこで、【化学系学生のための就活】では、11月29日(水)に

【化学業界への理解を深める、就活スタート講座】を開催します。

 

【化学業界への理解を深める、就活スタート講座】11月29日(水)東京開催

当日は、東証一部上場の化学メーカーにて事業部門と研究開発のトップを歴任し学生の採用面接も行っていた方が、「働くこと」や「会社での研究開発」、「会社が求める人材とは?」など、就職活動をスタートする上で、ぜひ知って欲しい情報をお話しします。

さらに、化学メーカー(研究開発職)への就職が決まっている先輩学生(2~3名を予定)が実際の就活経験をもとに、化学系学生の就活の進め方についてアドバイスします。

昨年、ケムステで紹介いただいたところ即満席になり、内容も大好評だったため、今年は大幅に定員を増やしました。

[昨年は50名定員(参加枠を増やし、結果的に70名参加)→今年は120名定員]

※昨年は参加学生の97%に、「とても満足」「満足」と回答をいただきました。

当日は、化学業界や就活について、気になることや不安なことがあれば気軽に質問もできます。この時期に知って欲しい情報をお伝えするので、これから2月までの間にしっかり準備が進められ、それが3月以降の就職活動に必ず役立ちます。

開催は11月29日(水)1回限り。事前予約制で120名限定のセミナーですのでご予約はお早目に。

詳細・参加予約はこちら

また、昨年このセミナーに参加した学生さんから、

「今日のセミナーで、化学業界や化学系学生が活躍できる仕事についての理解が深まったので、早い時期に様々な企業の説明も聞いてみたいです。」というリクエストがありました。

そのため今年は、企業研究のためのセミナーも、年内に開催いたします。

【化学系企業4社による、プレミアムセミナー】12月14日(木)東京開催

三菱ケミカルニチバン太陽ホールディングス日油の参加が決定しています。 当日は、各社1時間ずつプレゼンテーションを行います。

化学系企業と一言でいっても、業界内でのポジショニングや戦略は企業によって全く異なります。

事業内容が多岐に渡り多面的に展開する化学メーカーもあれば、特定の分野で強みを発揮し、

ニッチ市場で圧倒的な存在感を示す化学メーカーもあります。

特色の異なる企業を早い段階でまとめて知ることによって、各社の企業研究はもちろん、自分自身がどのような企業へ魅力を感じるのか、どんな働き方をしたいのか、といった自己分析の参考にもしていただけます。こちらも先着120名限定のセミナーですのでご予約はお早目に

詳細・参加予約はこちら

【化学業界 企業研究セミナー】1月20日(土)大阪開催

前述のイベントはいずれも東京開催ですが、1月20日(土)にケムステ主催にて

化学業界 企業研究セミナー」を大阪で開催します。

現在参加決定している企業は下記の通り。(最大16社を予定)

AGC旭硝子/宇部興産/KHネオケム/ジーシー/JNC/昭和電工/太陽ホールディングス/日油/三井化学/三菱ガス/三菱ケミカル

化学業界に特化した早期の就職イベントが、この規模で大阪で開催されるのはおそらく初めてではないでしょうか。

早い段階で企業を知ることができれば、企業研究にも時間がかけられます。興味のある企業を調べるうちに、その企業への志望度が高まることもあれば、全く違う企業と出会い、その企業が第一志望になることもあるでしょう。事前の準備をしっかり行えば、何かあったとき(例えば、自分の志望企業がイメージと違った…など)の軌道修正もスムーズです。これらのセミナー・イベントや情報を積極的に活用しながら、自分自身が納得できる進路を選択して欲しいと思っています。

詳細・参加予約はこちら

 

*上記いずれのセミナー・イベントも、詳細や参加予約は、【化学系学生のための就活】WEBサイト「イベント」もしくは、「企業合同説明会」よりお願いします。

Avatar photo

webmaster

投稿者の記事一覧

Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

関連記事

  1. 荷電π電子系の近接積層に起因した電子・光物性の制御
  2. 電気化学と金属触媒をあわせ用いてアルケンのジアジド化を制す
  3. インターネットを活用した英語の勉強法
  4. 密着型フィルムのニューフェイス:「ラボピタ」
  5. 有機合成化学協会誌2022年10月号:トリフルオロメチル基・気体…
  6. Marcusの逆転領域で一石二鳥
  7. マイクロフロー瞬間pHスイッチによるアミノ酸NCAの高効率合成
  8. ハプロフィチンの全合成

注目情報

ピックアップ記事

  1. 分子の自己集合プロセスを多段階で制御することに成功 ―分子を集めて数百ナノメートルの高次構造を精密合成―
  2. 有機溶媒系・濃厚分散系のための微粒子分散・凝集評価【終了】
  3. 半導体・リチウムイオン電池にも!マイクロ波がもたらすプロセス改善
  4. 化学研究ライフハック:化学検索ツールをあなたのブラウザに
  5. 逆生合成理論解析という手法を開発し、テルペン系類縁天然物 peniroquesine の難解な生合成機構の解明に成功
  6. ペンタフルベンが環構築の立役者!Bipolarolide D の全合成
  7. シャープレス・香月不斉エポキシ化反応 Sharpless-Katsuki Asymmetric Epoxidation (Sharpless AE)
  8. 【速報】2011年ノーベル化学賞は「準結晶の発見」に!
  9. グラフィカルアブストラクト付・化学系ジャーナルRSSフィード
  10. 日本プロセス化学会2018ウインターシンポジウム

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2017年11月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930  

注目情報

最新記事

医薬品設計における三次元性指標(Fsp³)の再評価

近年、医薬品開発において候補分子の三次元構造が注目されてきました。特に、2009年に発表された論文「…

AI分子生成の導入と基本手法の紹介

本記事では、AIや情報技術を用いた分子生成技術の有機分子設計における有用性や代表的手法について解説し…

第53回ケムステVシンポ「化学×イノベーション -女性研究者が拓く未来-」を開催します!

第53回ケムステVシンポの会告です!今回のVシンポは、若手女性研究者のコミュニティと起業支援…

Nature誌が発表!!2025年注目の7つの技術!!

こんにちは,熊葛です.毎年この時期にはNature誌で,その年注目の7つの技術について取り上げられま…

塩野義製薬:COVID-19治療薬”Ensitrelvir”の超特急製造開発秘話

新型コロナウイルス感染症は2023年5月に5類移行となり、昨年はこれまでの生活が…

コバルト触媒による多様な低分子骨格の構築を実現 –医薬品合成などへの応用に期待–

第 642回のスポットライトリサーチは、武蔵野大学薬学部薬化学研究室・講師の 重…

ヘム鉄を配位するシステイン残基を持たないシトクロムP450!?中には21番目のアミノ酸として知られるセレノシステインへと変異されているP450も発見!

こんにちは,熊葛です.今回は,一般的なP450で保存されているヘム鉄を配位するシステイン残基に,異な…

有機化学とタンパク質工学の知恵を駆使して、カリウムイオンが細胞内で赤く煌めくようにする

第 641 回のスポットライトリサーチは、東京大学大学院理学系研究科化学専攻 生…

CO2 の排出はどのように削減できるか?【その1: CO2 の排出源について】

大気中の二酸化炭素を減らす取り組みとして、二酸化炭素回収·貯留 (CCS; Carbon dioxi…

モータータンパク質に匹敵する性能の人工分子モーターをつくる

第640回のスポットライトリサーチは、分子科学研究所・総合研究大学院大学(飯野グループ)原島崇徳さん…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー