さて、日本化学会年会開催まで1週間を切り、この期間の記事は年会一色となっています。
今回ご紹介するのは、3月17日に行われる企画、論説フォーラム「グローバル社会をリードする化学者になろう!!」です。
論説ってなんだ?と思われる方いると思いますので少し説明しますと、日本化学会の会員誌「化学と工業」の前の方に掲載されている、著名化学者の意見です。ちなみに私もなぜか今年若輩者ながら執筆いたしました(12号 化学の魅力を伝えるために)。
その論説委員らが行うパネルディスカッションがメインです。以下のメンバーをみてもらえればわかると思いますが、野依先生・玉尾先生・山本先生などノーベル賞・歴代の日本化学会会長も出席、野依先生にいたっては50分ほどの講演も行うそうです。おそらく本年会で1・2を争う豪華メンバーのフォーラムじゃないでしょうか(ちなみに論説を執筆するとこのメンバーに原稿を査読されます。生きた小心地がしないです苦笑)。
特に若い人はあまり聞いたことがないと思いますので、ぜひ参加してみたらいかがでしょうか?ミーハー的な気持ちでも良いと思います。著名な化学者をしることはとっても重要です。詳細は以下をご参照ください。
趣旨
2005 年から化工誌に「論説」が創設されて以来,これまで140 篇余に及ぶ論説で「人材育成」「科学思想」「政策提言」「化学産業競争力」「大学・研究機関の体制」「科学と社会」に加えて「グローバル化」も大きなテーマとなっています。そこで,論説委員およびゲストライターの方々から,個々の経験をもとにご意見を5 分間程度でご披露いただき,討論する場を設定しました。学生会員を含め,多数の来場とご意見を歓迎いたします。
実施日
3 月 17 日 (金) 10 時 ~ 12 時 30 分
会場
S6 会場 (第4校舎独立館 地下2階 DB203)
プログラム
総合司会:菅 裕明
10:00-
1)趣旨説明 玉尾皓平(日本化学会論説委員会委員長,理研) 10:05-
2)基調講演「わが国の科学技術の国際競争力,国際協調力」野依良治(JST CRDSセンター長)10:50-
3)パネルディスカッション
1)世界に仲間を作ろう
山本 尚(日本化学会会長,中部大学・元シカゴ大学)
上杉志成(京都大学・元米国ベイラー医科大学)
上野京子(化学情報協会)
2)大学・研究機関・企業の現場から
山内 薫(東京大学)
橋本和仁(内閣府CSTI,物材機構)
射場英紀(トヨタ自動車株式会社)
3)日本化学会の取組み
山本 尚,澤本光男(日本化学会国際交流委員会委員長,京都大学)
4)フリーディスカッション
参加費・申込方法
無料・当日,会場にて受付
問合せ先
日本化学会 学術情報部 美園,田中
電話 (03) 3292-6165 E-mail:ronsetsu@chemistry.or.jp