日本化学会年会中、3月18日に市民も自由に参加できる市民公開講座が開催されます。
タイトルは「驚きのかがく」。
名前の通り特に「化学」にこだわることもなく、「かがく」に関わる話題の人4名をお招きして講演会を行います。
創薬で大活躍中のペプチドリームの舛谷氏、地球上に残された最後のフロンティア、深海の研究を行う出口氏、だまし絵としてよくみる錯視研究の杉原氏、そして落語家真打ち三遊亭歌武蔵氏の講演です。
って、落語入ってるけど!!
ある意味、驚きです。つまりこだわりはないということです(苦笑)。真打ちの落語家、結構お呼びするのにお金かかるので、落語を聞いたことない人はぜひ参加すると良いと思います。参加は無料で、もちろん日本化学会年会に参加されている方も自由に参加できます。
実施日・会場
3 月 18 日 (土) 13 時 25 分 ~ 17 時 S6 会場 (慶應義塾大学日吉キャンパス第4校舎独立館 地下2階 DB203)
プログラム
13:30- 創薬の楽しさと難しさ(ペプチドリーム)舛屋 圭一
皆さんが病気になったときにお医者さんから処方される、もしくは入院中に使われる様々な“薬”について、研究開発に携わる者はどのような思いで“薬”創りを行っているのか?最先端の創薬研究開発はどこまで皆さんの健康の維持に貢献できるのか?皆さんと一緒に考えてみたいと思います。 |
14:20- ガウディと深海と化学(海洋研究開発機構)出口 茂
「人が作り出したものは、すべて自然という名の偉大な本に書かれている」とは、サグラダ・ファミリアの設計で名高い建築家ガウディの言葉です。彼の言葉の通り、自然界は新たな技術開発のヒントに満ち溢れています。講演では地球上に残された最後のフロンティアと言われる深海の姿と、そこからヒントを得た化学についてお話しします。 |
15:10- 進化する不可能立体:脳が作り出す不条理の世界(明治大)杉原 厚吉
不可能立体の絵と呼ばれるだまし絵があります。これは、見たとき立体の印象を持つけれど、同時にそんな立体は作れそうにないと感じるものです。しかし、不可能立体の中には、その名に反して立体として作れるものもあります。その立体を見ると、目の前に存在する立体を見ているのに、そんな立体はあるはずがないという不条理な感覚にとらわれます。これらの不可能立体の進化をたどりながら、目で見て奥行を知覚するとはどういうことなのかを、一緒に考えていきたいと思います。 |
16:20- 年会落語(落語協会)三遊亭 歌武蔵他
日本固有の伝統的な話芸、落語。はじめての人も(構えず)気楽にお越しください。想像の世界が知らず知らず広がって、笑い転げて最後はほっこりできること請け合いです。 |
参加費・申込み方法
参加費無料・事前申込不要。当日会場にて受付。
問合せ先
日本化学会 企画部 年会係
電話 (03) 3292-6163 E-mail:nenkai@chemistry.or.jp