[スポンサーリンク]

ケムステしごと

START your chemi-storyー日産化学工業会社説明会

[スポンサーリンク]

いまや学生の皆さんは就職活動真っ盛りの時期ではないでしょうか。博士課程や奨学生制度に申し込んだ方は既に行く先が決まっている方もでていることと思います。ただ、本格的な就職活動は3月から。各社の説明会や面接などが始まる時期ですね。

そんななか、3月22日日産化学工業が単独でかなり大規模な会社説明会を開催するそうなので、ここケムステで先立ってお知らせしたいと思います。

日産化学工業とは

ニッサン」というと日産自動車を思い浮かべる方が多いと思いますが、あながち間違っていません。日産自動車も日産化学もかつては同じ財閥に属していました。始まりは東京人造肥料会社という会社。タカジアスターゼ、アドレナリンで有名な高峰譲吉らが設立した会社です。

これはイメージですが、いろいろな理由もありかなりアカデミック気質をもっている会社だと思っています。特に有機合成系では大学の先生が強く推薦する会社のひとつです。

というわけで化学系では大変有名な企業なのであまり細かい説明はいらないと思います。そもそも会社情報や会社の大きさ、沿革等は知っている必要がある情報だとしても、やっぱりどんな化学をしているのかが化学系の就活生にとっては重要なところですよね(研究や具体的な製品の中身に関してぜひ今後ケムステで語っていただきたいものです)。それをちゃんと伝えてくれるのかわかりませんが、大きな会場を貸し切って、大掛かりな説明会を開催するというのが今回のお話。

 

研究職限定ジョブマッチング型会社説明会

概要

日時:2017年3月22日(水)

①10:00~12:30 ②12:00~14:30 ③14:00~16:30 ④16:00~18:30 ※事前予約制

場所:タワーホール船堀

コンセプト

START your chemi-story 

あなたの化学をさがす 研究職限定 ジョブマッチング型 会社説明会

内容

日産化学工業株式会社で働く研究職社員が、研究内容や、働き方、化学(生物)との関わり方[chemi-story]をお伝えし、学生のみなさんからの質問にお答えするイベントです。研究領域を15のブースにわけ、それぞれのブースで詳細な内容を聞くことが出来る『研究領域合同説明会』です。

会社からの一方的な情報提供ではなく、学生のみなさんからの質問にもしっかりお答えできるように、当日は15の研究領域ブースに加えて、「研究所社員」「内定者(2017年4月入社)」とざっくばらんにお話しができるコーナーも設けています。WEBやパンフレットだけでは分からない情報を、社員から直接聞くことができます。

イベントの目的・位置づけ

研究職での就職を希望する学生のみなさんに、日産化学工業への理解を深めていただくとともに、「自身の専攻が活かせる研究領域」を発見する機会、「自身の希望分野」を選定する機会として、参加・活用いただきたいと考えています。ホームページや合同企業説明会ではお伝えしきれない日産化学工業の研究領域すべてのブースをご用意しておりますので、学生のみなさんにとって新しい発見や自らの専攻を社会に役立てるお仕事との出会いの場となればと期待しています。

研究職の新卒採用において、これまで自社単独の会社説明会を行ったことのない日産化学工業が、初めて試みるイベントです。

場所は、CSJフェスタやその他化学系の学協会のシンポジウム等でも同じみのタワーホール船掘。そこのワンフロアを貸し切って行う説明会ですから、相当大きな説明会ですね。通常の研究がよくわからない人事のみの説明会に比べて研究職社員がいて話がきけるというのは大変魅力に感じます。内定者はあんまり意味が無いかもしれないですが(就活している学生にとってはとっても意味があるかも)、将来自分が一緒に働くかもしれない人と話すことは間違いなくマイナスではないでしょう。もちろん日産化学は化学系企業の雄ですから、この会社を第一志望にしている人でも、もしかしたらそうじゃない人でも、第一線で働く様々な分野の研究者のお話を聴けることは、自分のやりたい化学をみつける方法としてとっても良いと思います。ぜひマニアックな(専門的な)化学のお話をしてみてはいかがでしょうか。

エントリーは3月1日から

というわけで、日産化学工業の会社説明会について、紹介しましたが、「どうやって参加すればいいのか?」

いちばん重要な話が抜けていました。日産化学工業ではこの説明会のために特設ウェブサイトを作成して公開をはじめています。このサイトで、希望のセッションの予約(エントリー)を行うことで、説明会に参加できるそうです。ただし、エントリーは3月1日から。特に関東近辺の方はぜひ参加してみてはいかがでしょうか?

特設ウェブサイトはこちらから

関連書籍

[amazonjs asin=”4798045993″ locale=”JP” title=”図解入門業界研究最新化学業界の動向とカラクリがよ~くわかる本第4版 (How-nual図解入門業界研究)”]

Avatar photo

webmaster

投稿者の記事一覧

Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

関連記事

  1. 日本の化学産業を支える静岡県
  2. ヘム獲得系のハイジャックによる緑膿菌の選択的殺菌法
  3. 「ラブ・ケミストリー」の著者にインタビューしました。
  4. 高速原子間力顕微鏡による溶解過程の中間状態の発見
  5. 第一手はこれだ!:古典的反応から最新反応まで3 |第8回「有機合…
  6. Dead Endを回避せよ!「全合成・極限からの一手」⑨ (解答…
  7. 一般人と化学者で意味が通じなくなる言葉
  8. サイエンスアゴラ2014総括

注目情報

ピックアップ記事

  1. 独バイエル、世界全体で6100人を削減へ
  2. ChemTile GameとSpectral Game
  3. 超原子価臭素試薬を用いた脂肪族C-Hアミノ化反応
  4. 市販の新解熱鎮痛薬「ロキソニン」って?
  5. 阪大で2億7千万円超の研究費不正経理が発覚
  6. リッチー・サーポン Richmond Sarpong
  7. ビニグロールの全合成
  8. 危険物取扱者試験の乙種全類 磐田農高生6人が合格
  9. 分子素子の働き せっけんで確認
  10. エンテロシン Enterocin

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2017年2月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728  

注目情報

最新記事

植物由来アルカロイドライブラリーから新たな不斉有機触媒の発見

第632回のスポットライトリサーチは、千葉大学大学院医学薬学府(中分子化学研究室)博士課程後期3年の…

MEDCHEM NEWS 33-4 号「創薬人育成事業の活動報告」

日本薬学会 医薬化学部会の部会誌 MEDCHEM NEWS より、新たにオープン…

第49回ケムステVシンポ「触媒との掛け算で拡張・多様化する化学」を開催します!

第49回ケムステVシンポの会告を致します。2年前(32回)・昨年(41回)に引き続き、今年も…

【日産化学】新卒採用情報(2026卒)

―研究で未来を創る。こんな世界にしたいと理想の姿を描き、実現のために必要なものをうみだす。…

硫黄と別れてもリンカーが束縛する!曲がったπ共役分子の構築

紫外光による脱硫反応を利用することで、本来は平面であるはずのペリレンビスイミド骨格を歪ませることに成…

有機合成化学協会誌2024年11月号:英文特集号

有機合成化学協会が発行する有機合成化学協会誌、2024年11月号がオンライン公開されています。…

小型でも妥協なし!幅広い化合物をサチレーションフリーのELSDで検出

UV吸収のない化合物を精製する際、一定量でフラクションをすべて収集し、TLCで呈色試…

第48回ケムステVシンポ「ペプチド創薬のフロントランナーズ」を開催します!

いよいよ本年もあと僅かとなって参りましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。冬…

3つのラジカルを自由自在!アルケンのアリール–アルキル化反応

アルケンの位置選択的なアリール–アルキル化反応が報告された。ラジカルソーティングを用いた三種類のラジ…

【日産化学 26卒/Zoomウェビナー配信!】START your ChemiSTORY あなたの化学をさがす 研究職限定 キャリアマッチングLIVE

3日間で10領域の研究職社員がプレゼンテーション!日産化学の全研究領域を公開する、研…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP