先日化学地球儀にてアルゼンチンとキプロスの国名が元素に関係あることと、いくつかの国の首都の名前も(かなり無理矢理)元素に由来することをご紹介させていただきました。
その調査の中でふとキプロスの国旗を見て、まてよ?と。もしかしてこの国旗も元素に関係あるんじゃ?と調べてみるとbingo!ということで今回は元素が関係ある国旗を集めてみました。
さすがに化学地球儀では収まりきらないのでつぶやきでのポストとさせていただきます。それでは、そのキプロスから。
キプロス国旗
キプロス島の色がなんだか黄色っぽいですね。これは先日のポストでも紹介した通り、キプロスの名前の由来とも言える、産出する「銅」を表しているものです。他に銅をモチーフにしている国として、ザンビアがあり、オレンジ色の部分が天然鉱物資源の銅を表しています。
ザンビア国旗
お次は金にいきましょう。これはアフリカや南米を中心に多くが見つかりました。ブラジル、コロンビア、ギニア、南アフリカの黄色い部分が金を表すとされています。
左上からブラジル、コロンビア、左下からギニア、南アフリカ国旗
また、アルバの国旗に見られる二本の黄色い線の黄色は金を表しており、この線は産業と鉱物資源、すなわち過去採掘されていた金とリン鉱石(現在は石油)の流れを表しています。
アルバの国旗
リンと言えば白いナウルの星の色はリン鉱石を表したものです。
ここからは苦戦しまして、明確に元素は指定していませんが、ガーナ、ガイアナ、モザンビーク、ジンバブエの黄色がそれぞれ天然の鉱物が豊かであることの象徴として表されています。また、ボリビアの黄色も鉱物の王を表しているそうです。
左上からガーナ、ガイアナ、モザンビーク、左下からジンバブエ、ボリビア国旗
化学と関係ありそうなのはここまででして、無理矢理ですが、バチカンの国旗には金と銀の鍵が、モントセラトの国旗には金のハープがそれぞれモチーフとして描かれています。
左からバチカン、モントセラト国旗
と調査終わった段階では正直いまいちだなという感想ではありますが、地域性と言いますか、アフリカや南米など確かに過去金や銅などが産出した地域などが国旗からもよくわかりました。アルゼンチンは銀とは無関係な国旗のモチーフになっていて少々残念でした。
最後に、ナウル共和国については化学地球儀でも既に紹介していましたのでマップをご紹介しましょう。
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