[スポンサーリンク]

一般的な話題

若手化学者に朗報!YMC研究奨励金に応募しよう!

[スポンサーリンク]

 

若手大学教員の皆様はいま卒論・修論・博論チェックに勤しんでいるのではないでしょうか。そんな皆様に朗報をいち早く紹介します。

ざっくりと話しますと、

「研究奨励金50万円に加えて新しい装置のモニターもできてしまう大変お得な研究助成」

の公募をはじめます!オンラインでは本日から初公開!対象はおもに若手研究者です。

これだけではわからないと思うので、具体的に背景や応募方法を説明しましょう。

 

YMC研究支援キャンペーン

以前紹介した水素吸蔵合金キャニスターを扱うScitem をブランドとしてもつYMC。合成系の研究室ならばGPCやパックドカラムなどで知っている人は多いでしょう。そのYMCは「研究支援キャンペーン」という事業を展開しています。簡単にいえば、研究を加速するために役立つ製品を開発して使ってもらおうというものです。

Scitemもそのコンセプトから生まれた便利でスタイリッシュな化学用機器のブランドであり、その中に「AceReactor」という製品があります。多検体を扱える合成反応装置で、コンパクトながら冷却も可能という特徴を持ったものですが、筆者は使ったことがないのであまり詳細についての明言は避けたいと思います。

 

パラレル反応装置 Ace Reactor

パラレル反応装置 Ace Reactor

 

この製品をぜひ使ってもらおうということで、YMCテクノスの方に相談を受けたのですが、そこから生まれたのがこのYMC研究奨励金企画です。

 

YMC研究奨励金概要

まず、このAce Reactorを無料貸与し、利用してもらおうというところからはじめました。ただそれだけでは単なるデモと変わらないので、期間も長いモニターという形がよいのではということになりました。さらに、折角なんで研究奨励金も付けてみては?対象は現場に近い若手研究者がよい、という話に至りました。

ただし、研究奨励金としては、なんでも使える寄付金がよい、可能な限り申込が簡単な方がよいという条件をつけました。

そこで生まれたのがこのYMC研究奨励金助成です。

 

募集対象、応募要件

パラレル反応装置AceReactorを使用して、理工学分野で実験をされる方(自分でも学生でもよい)

大学の研究者、ただし学生は除く

助成件数

3件

応募方法

募集ページに移動後、キャンペーンの申込をする。その後、簡単なアンケートに答えて申込終了

採択者

パラレル反応装置AceReactorの無料貸与並びに研究奨励金50万円授与

 

どうでしょうか?とっても簡単ですよね。合成化学の分野ならば同様の研究助成としては、例えば、有機合成化学協会の研究企画賞が広く知られています。しかし、これは賞である反面当然といえば当然ですが、新しい研究プロポーザルを数枚かかねばなりません。それに対して、この公募は申込とアンケート合わせてもおそらく10分とかからないでしょう。それでいてこの破格な条件は素晴らしいと思います。

応募は本日から開始!〆切は2015年の3月31日までです。

若手研究者の方々、ぜひこのYMC研究資金公募に応募してみましょう!お問い合せや応募は以下のボタンから。

 

(応募ページに移ります)

Avatar photo

webmaster

投稿者の記事一覧

Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

関連記事

  1. 高分子材料におけるマテリアルズ・インフォマティクスの活用:高分子…
  2. 単一細胞レベルで集団を解析
  3. ケトンを配向基として用いるsp3 C-Hフッ素化反応
  4. 還元的にアルケンを炭素官能基で修飾する
  5. 半導体領域におけるマテリアルズ・インフォマティクスの活用-レジス…
  6. ヒュッケル法(後編)~Excelでフラーレンの電子構造を予測して…
  7. 保護基の使用を最小限に抑えたペプチド伸長反応の開発
  8. 第30回光学活性化合物シンポジウム

注目情報

ピックアップ記事

  1. マテリアルズ・インフォマティクスにおける分子生成の基礎と応用
  2. 世界⼀包括的な代謝物測定法の開発に成功〜ワンショットで親⽔性代謝物を⾼感度かつ網羅的に測定!〜
  3. プロペランの真ん中
  4. ピリジン同士のラジカル-ラジカルカップリング
  5. 水晶振動子マイクロバランス(QCM)とは~表面分析・生化学研究の強力ツール~
  6. ケミカル・ライトの作り方
  7. Pixiv発!秀作化学イラスト集【Part 2】
  8. フィッツィンガー キノリン合成 Pfitzinger Quinoline Synthesis
  9. 化学の資格もってますか?
  10. 開催間近!ケムステも出るサイエンスアゴラ2013

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2015年1月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  

注目情報

最新記事

植物由来アルカロイドライブラリーから新たな不斉有機触媒の発見

第632回のスポットライトリサーチは、千葉大学大学院医学薬学府(中分子化学研究室)博士課程後期3年の…

MEDCHEM NEWS 33-4 号「創薬人育成事業の活動報告」

日本薬学会 医薬化学部会の部会誌 MEDCHEM NEWS より、新たにオープン…

第49回ケムステVシンポ「触媒との掛け算で拡張・多様化する化学」を開催します!

第49回ケムステVシンポの会告を致します。2年前(32回)・昨年(41回)に引き続き、今年も…

【日産化学】新卒採用情報(2026卒)

―研究で未来を創る。こんな世界にしたいと理想の姿を描き、実現のために必要なものをうみだす。…

硫黄と別れてもリンカーが束縛する!曲がったπ共役分子の構築

紫外光による脱硫反応を利用することで、本来は平面であるはずのペリレンビスイミド骨格を歪ませることに成…

有機合成化学協会誌2024年11月号:英文特集号

有機合成化学協会が発行する有機合成化学協会誌、2024年11月号がオンライン公開されています。…

小型でも妥協なし!幅広い化合物をサチレーションフリーのELSDで検出

UV吸収のない化合物を精製する際、一定量でフラクションをすべて収集し、TLCで呈色試…

第48回ケムステVシンポ「ペプチド創薬のフロントランナーズ」を開催します!

いよいよ本年もあと僅かとなって参りましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。冬…

3つのラジカルを自由自在!アルケンのアリール–アルキル化反応

アルケンの位置選択的なアリール–アルキル化反応が報告された。ラジカルソーティングを用いた三種類のラジ…

【日産化学 26卒/Zoomウェビナー配信!】START your ChemiSTORY あなたの化学をさがす 研究職限定 キャリアマッチングLIVE

3日間で10領域の研究職社員がプレゼンテーション!日産化学の全研究領域を公開する、研…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP