[スポンサーリンク]

ケムステしごと

就職活動2014スタートー就活を楽しむ方法

[スポンサーリンク]

いよいよ2014年卒の就活が始まりました。これから就活生には、経験したのことの無いほどのつらいことや厳しいことが待っているでしょう。でも就活は、厳しいことだけではありません、楽しいこともたくさんあります。そんな2013年卒の私が感じた楽しいことを紹介します。

 

色々な所に行ける

今まで実験や授業の毎日で、学会以外ではどこにも行かれなかったと思いますが。堂々と平日に旅行が出来ます。まず、会社個別の説明会は、基本的には本社などで行われるので大手町や品川などに行くことが多くなります。サラリーマンになった気分になれます。また工場や研究所は、都心部には無いので見学会で地方に行けるかもしれません。面接でも、工場や研究所で実施されることもあります。旅費は、会社によりけりで全額出してくれるところもありますが、全く出してくれない所もあります。私の場合(東京在住)は、名古屋に三回、神戸に一回、大阪に一回、神奈川に一回行きましたが、このうち一回はすべて自費で行きました。一部負担との記載で実際に行ってみたら、雀の涙ほどしかもらえなかった場合もあるようなので、行くか行かないかの判断は難しいです。

 

試供品をもらえる

化学会社はBtoBの会社が多いので一般向けの商品は売っていません。そのため、とある商品の一部に使われているとしてその商品をもらえることがあります。
例えば、某化学メーカーが作った化学品が入っているハンドクリームや某材料メーカーが作った金属が使われているシャープペンシルなどを頂きました。もらった時はうれしいのですが、その会社に落ちるとそれを見ると悔しい気持ちがフラッシュバックされるのでずっと使い続けられるかは分かりません。


一番高かった試供品、「クルトガ・ハイグレードタイプ」 これを頂いた会社には落ちましたが、便利なので大事に使っています。

おごってもらえる

 OBやOGの方と話す際には、固くならないためにご飯を食べながら話をしてくれる場合があります。中には飲み会を開いてくださる所もありました。本音を話すことは重要ですが選考とは関係ないと言っても、人物をチェックしている場合もあるので悪口とかはやめた方が良いです。

色々な人と出会える

 会社の方はもちろんのこと、そのほかの就活生と話すことが出来ます。もちろん説明会に来る人は皆ライバルですが、研究をやっている仲間でもあります。ですから、研究室や就活の状況とかを話してリラックスする機会でもあります。私は、ぱっと話せるタイプでは無いので、なかなか見ず知らずの他人と話すことはあまりありませんでしたが、思い切って隣の人に話しかけてみてはどうでしょうか。少しは気分が落ち着くかもしれません。

 就活生にとっては長い闘いの始まりです。人事担当の方などは、社会に出るいい機会だとか言いますが、お祈りメールをもらうことなどは苦痛以外の何者でもありません。中には内定がもらえず、自殺してしまう人も現実にはいます。なのでそうならないように、視点を変えてみて就活を楽しめたらと思いますし、たまには肩の力を抜き休んでみるのもいいと思います。
もちろん、研究もちゃんと進めてくださいね。

関連書籍

[amazonjs asin=”4908031002″ locale=”JP” title=”理系ナビ(2014夏号/インターンシップ特集) ※2016年卒業予定者向け”][amazonjs asin=”4797362111″ locale=”JP” title=”理工系のための就活の技術 元技術面接官が教える「受かる学生」と「落ちる学生」の違い (サイエンス・アイ新書)”]

Avatar photo

Zeolinite

投稿者の記事一覧

ただの会社員です。某企業で化学製品の商品開発に携わっています。社内でのデータサイエンスの普及とDX促進が個人的な野望です。

関連記事

  1. 反応開発はいくつ検討すればいいのか? / On the Topi…
  2. 化学者のためのエレクトロニクス講座~代表的な半導体素子編
  3. 理論化学と実験科学の協奏で解き明かしたブラシラン型骨格生合成の謎…
  4. 第47回ケムステVシンポ「マイクロフローケミストリー」を開催しま…
  5. 祝5周年!-Nature Chemistryの5年間-
  6. NBSでのブロモ化に、酢酸アンモニウムをひとつまみ
  7. 【ナード研究所】新卒採用情報(2025年卒)
  8. 「リジェネロン国際学生科学技術フェア(ISEF)」をご存じですか…

注目情報

ピックアップ記事

  1. おまえら英語よりもタイピングやろうぜ ~初級編~
  2. 反応開発はいくつ検討すればいいのか? / On the Topic of Substrate Scope より
  3. 化学者のためのエレクトロニクス講座~電解ニッケルめっき編~
  4. ヘリウムガスのリサイクルに向けた検討がスタート
  5. 旭化成の今期、営業利益15%増の1250億円に
  6. 最近の金事情
  7. BTQBT : BTQBT
  8. 多彩な蛍光を発する単一分子有機化合物をつくる
  9. アルツハイマー病の大型新薬「レカネマブ」のはなし
  10. 「MI×データ科学」コース実施要綱~データ科学を利用した材料研究の新潮流~

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2012年12月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31  

注目情報

最新記事

Host-Guest相互作用を利用した世界初の自己修復材料”WIZARDシリーズ”

昨今、脱炭素社会への実現に向け、石油原料を主に使用している樹脂に対し、メンテナンス性の軽減や材料の長…

有機合成化学協会誌2025年4月号:リングサイズ発散・プベルル酸・イナミド・第5族遷移金属アルキリデン錯体・強発光性白金錯体

有機合成化学協会が発行する有機合成化学協会誌、2025年4月号がオンラインで公開されています!…

第57回若手ペプチド夏の勉強会

日時2025年8月3日(日)~8月5日(火) 合宿型勉強会会場三…

人工光合成の方法で有機合成反応を実現

第653回のスポットライトリサーチは、名古屋大学 学際統合物質科学研究機構 野依特別研究室 (斎藤研…

乙卯研究所 2025年度下期 研究員募集

乙卯研究所とは乙卯研究所は、1915年の設立以来、広く薬学の研究を行うことを主要事業とし、その研…

次世代の二次元物質 遷移金属ダイカルコゲナイド

ムーアの法則の限界と二次元半導体現代の半導体デバイス産業では、作製時の低コスト化や動作速度向上、…

日本化学連合シンポジウム 「海」- 化学はどこに向かうのか –

日本化学連合では、継続性のあるシリーズ型のシンポジウムの開催を企画していくことに…

【スポットライトリサーチ】汎用金属粉を使ってアンモニアが合成できたはなし

Tshozoです。 今回はおなじみ、東京大学大学院 西林研究室からの研究成果紹介(第652回スポ…

第11回 野依フォーラム若手育成塾

野依フォーラム若手育成塾について野依フォーラム若手育成塾では、国際企業に通用するリーダー…

第12回慶應有機化学若手シンポジウム

概要主催:慶應有機化学若手シンポジウム実行委員会共催:慶應義塾大学理工学部・…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー