高校、大学、大学院と皆さん、多かれ少なかれ入試と呼ばれる試験を受けて来たかと思います。
その中で、学校の難易度や入学レベルを示す指標として、偏差値等で表される尺度(基準)がいつでもあったかと思います。どうやら、そういった尺度は特定の学術研究の世界にもあるようです。
今回、紹介するネタはARWUと呼ばれる世界大学学術ランキングのことで世界の大学レベルをランキング形式で表しています。総合ランキングの他に、数学、物理、化学などなど細かな分野のランキングまで出してくれております。
下に示したのは化学分野のランキングです。一位は堂々のハーバード大学!!さすが(?)と言ったところでしょうか?
日本勢だけを抜き出せば、1位. 京都大 2位. 東京大 3位. 東北大 4位. 名古屋大, 東工大………
実際、最前線の現場で働く研究者の中にはここまで見て、妥当だと思う人、色々物申したい人、それぞれ居ると思います。。。。。
分かります、その気持ち!!
いざ数値化されてランク付けされると、何となく違和感を感じてしまいますよね。
でも、論文のインパクトファクターなんかもそうですけど、何とかランキングなんて得てしてそんなもんですよね?
むしろ、自分の中で
「コノ大学ランキングは、イイネ!!」
とか
「コノ大学ランキングは、おかしいyoh!」
なんて、物差しをもっている人の方が研究者として頼もしいです。
高校生、学部生諸君!!
研究という世界に一旦身を投じて、研究者として生きる限りはこの手のランキングの序列の優劣はあまり意味をなしません。自分が何処の誰であろうと目の前の現象と真摯に向き合って、一生懸命やるだけです。自然科学の前では、誰しも無知です。
どこそこ大学だから良い研究やってるなんて、肩書きだけで研究してる人なんて居ないはずです。
でも、こういった客観的なものも尺度としては面白いですよね!
外部評価は必要となる訳ですし。国によってはこういう尺度によって大学が裕福になったりジリ貧になることもあるのです。
しかし、このランキング、大学ごとの個別データまで見られて結構詳しい。。。。。
どんな物好きがこんなことをやっているんだと思ったら、上海交通大学が2003年から一年おきにアップデートして出版しているそうな。。。
その努力に頭が下がる思いです。
客観的な評価を見つめてみるのもありなのかなと思い、取り急ぎ紹介までに書かせて頂きました。
今回はさらっと紹介だけにとどめましたが実は細かい評価基準があるので、興味のある方はHPをチェックしてみてくださいね!