[スポンサーリンク]

化学者のつぶやき

製薬会社のテレビCMがステキです

[スポンサーリンク]

製薬会社のテレビCMといえば、OTC医薬品(大衆薬)の宣伝か、栄養ドリンクの宣伝といったものを思い浮かべるでしょう。でも最近は企業理念や患者さんとその家族へメッセージを発信する斬新なCMが増えてますよね。個人的にこういうの好きです。ということでアステラス第一三共ファイザーのCMを特集します。

 

img_09.jpg

120文字のアステラス

 自分的に優勝作品はこれ。8月から放映されている「120文字のアステラス」シリーズです。すでに見た方はいますか?新薬創出にかける研究者のメッセージの詩です。実は毎日違う詩が更新されて8月終わりまで続きます。CMはTBS系列夜11時頃からの「NEWS 23 クロス」内で放映されています。しみじみしちゃいます。CMを見かけたら周りを黙らせましょう(笑)

img_120moji.jpg

どんな薬かだけじゃなく、どこの薬かを考えたことがありますか?

確かに!ありません! とつぶやいてしまったのがこのCM。第一三共です。渡哲也の太くて低い声が印象的です。第一三共はするどいところに気づきましたね。薬が効いたとき、「あの病院に行って良かった~」ではなく、「この薬作った人、ありがとーー!!!」って、思うようにしましょう(笑)

cm_detail03_ph002.jpg

 

ファイザーは新薬に世界最大級の研究開発費を投じています

2009年度、ファイザーは研究開発に約80億ドルを投じたようです。ひぇーーー!薬作るのって莫大なお金がかかるんですね。EXILE(エグザイル)のBGMもステキです。

cm_image_happy.jpg

Avatar photo

matsumoto

投稿者の記事一覧

修士(工学)。学生時代は有機合成・天然物合成に従事し、現在は某製 薬メーカー合成研究員。

関連記事

  1. 香りの化学2
  2. ワークアップの悪夢 反応後の後処理で困った場合の解決策
  3. 知られざる法科学技術の世界
  4. 博士課程学生の経済事情
  5. 2018年1月20日:ケムステ主催「化学業界 企業研究セミナー」…
  6. 直線的な分子設計に革新、テトラフルオロスルファニル化合物―特許性…
  7. 第2回慶應有機合成化学若手シンポジウム
  8. 「日本研究留学記: オレフィンの内部選択的ヒドロホルミル化触媒」…

注目情報

ピックアップ記事

  1. 「オプジーボ」の特許とおカネ
  2. 光親和性標識法の新たな分子ツール
  3. リッター反応 Ritter Reaction
  4. その反応を冠する者の名は
  5. コエンザイムQ10 /coenzyme Q10
  6. エコエネルギー 家庭で競争
  7. 芳香環メタ位を触媒のチカラで狙い撃ち
  8. タミフルをどう作る?~インフルエンザ治療薬の合成~
  9. チロシン選択的タンパク質修飾反応 Tyr-Selective Protein Modification
  10. 配位子だけじゃない!触媒になるホスフィン

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2010年8月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031  

注目情報

最新記事

MEDCHEM NEWS 34-1 号「創薬を支える計測・検出技術の最前線」

日本薬学会 医薬化学部会の部会誌 MEDCHEM NEWS より、新たにオープン…

医薬品設計における三次元性指標(Fsp³)の再評価

近年、医薬品開発において候補分子の三次元構造が注目されてきました。特に、2009年に発表された論文「…

AI分子生成の導入と基本手法の紹介

本記事では、AIや情報技術を用いた分子生成技術の有機分子設計における有用性や代表的手法について解説し…

第53回ケムステVシンポ「化学×イノベーション -女性研究者が拓く未来-」を開催します!

第53回ケムステVシンポの会告です!今回のVシンポは、若手女性研究者のコミュニティと起業支援…

Nature誌が発表!!2025年注目の7つの技術!!

こんにちは,熊葛です.毎年この時期にはNature誌で,その年注目の7つの技術について取り上げられま…

塩野義製薬:COVID-19治療薬”Ensitrelvir”の超特急製造開発秘話

新型コロナウイルス感染症は2023年5月に5類移行となり、昨年はこれまでの生活が…

コバルト触媒による多様な低分子骨格の構築を実現 –医薬品合成などへの応用に期待–

第 642回のスポットライトリサーチは、武蔵野大学薬学部薬化学研究室・講師の 重…

ヘム鉄を配位するシステイン残基を持たないシトクロムP450!?中には21番目のアミノ酸として知られるセレノシステインへと変異されているP450も発見!

こんにちは,熊葛です.今回は,一般的なP450で保存されているヘム鉄を配位するシステイン残基に,異な…

有機化学とタンパク質工学の知恵を駆使して、カリウムイオンが細胞内で赤く煌めくようにする

第 641 回のスポットライトリサーチは、東京大学大学院理学系研究科化学専攻 生…

CO2 の排出はどのように削減できるか?【その1: CO2 の排出源について】

大気中の二酸化炭素を減らす取り組みとして、二酸化炭素回収·貯留 (CCS; Carbon dioxi…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー