日本、特に都内の大学では「麻疹(はしか)」が大流行らしい。あちこちの大学で休講が相次いでいるとか。「学級閉鎖なんて小学校以来じゃねーかな?」とか思えて妙に新鮮な日々なり。
とはいえ全く実感が湧きません。なぜなら、ラボの周りのメンバーは誰一人としてはしかで休んだりしてないのです。朝から晩まで実験実験の彼らは体力的にも忍耐力的にも恵まれているのでしょうか。
こういう状況になると「そこら辺に有機溶媒が蔓延してるからウィルスのほうが近寄りがたいんじゃね?」「うちは外界から隔離された牢獄だからねー」「かかるやつらってゆとりでしょ?」などの自虐風味な冗談が飛び交うのも多忙な有機化学系ラボでのお約束。
まあそれはさておき、実のところ、主には10代後半に流行っているとか、予防接種率が低いとか、しばらく流行が無かったために全体として免疫が落ちているとか、その辺が原因みたいです。
「『はしか』の特効薬って合成できたら話題性抜群だよな?」とかいう話も普通に出てました。(よく調べてないですが)そんなものは無い、というのが現状のようですが、研究テーマがそんな短絡的に決まるものであらまほしきはなくもがな(?)。