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cosine

博士(薬学)。Chem-Station副代表。国立大学教員→国研研究員にクラスチェンジ。専門は有機合成化学、触媒化学、医薬化学、ペプチド/タンパク質化学。
関心ある学問領域は三つ。すなわち、世界を創造する化学、世界を拡張させる情報科学、世界を世界たらしめる認知科学。
素晴らしければ何でも良い。どうでも良いことは心底どうでも良い。興味・趣味は様々だが、そのほとんどがメジャー地位を獲得してなさそうなのは仕様。

  1. 色の変わる分子〜クロミック分子〜

     クロモトロピズムという言葉を御存知でしょうか?日本語では「可逆的変色」などと訳され、外部からの何らかの刺激により色が変わる現象の総称です。また、「可逆的」である以上,別の外部刺激により元に戻るのが普通です。外部刺激の種類を限定して…

  2. IRの基礎知識

    赤外吸収分光法(infrared absorption spectrometry, …

  3. 比色法の化学(前編)

    比色法を知っていますか?試薬等を用いてサンプルを発色させ、その発色度合いから濃度等を測定する…

  4. 炭素ー炭素結合を切る触媒

    炭素-炭素結合生成反応は、有機化合物を "組み立てる" ために最重要たる反応であり、そのため古くから…

  5. タミフルをどう作る?~インフルエンザ治療薬の合成~

    日本では終息に向かっているインフルエンザ。とはいえ鳥インフルエンザは、今なお世界中で感染例が相次いで…

  6. 共役はなぜ起こる?

  7. もっとも単純な触媒「プロリン」

  8. 本当の天然物はどれ?

  9. ノルゾアンタミンの全合成

  10. 2004年ノーベル化学賞『ユビキチン―プロテアソーム系の発見』

  11. 生合成を模倣した有機合成

  12. 2002年ノーベル化学賞『生体高分子の画期的分析手法の開発』

  13. ハメット則

  14. 有機の王冠

  15. 2001年ノーベル化学賞『キラル触媒を用いる不斉水素化および酸化反応の開発』

  16. 学会風景2001

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