投稿者の記事一覧

Avatar photo

cosine

博士(薬学)。Chem-Station副代表。国立大学教員→国研研究員にクラスチェンジ。専門は有機合成化学、触媒化学、医薬化学、ペプチド/タンパク質化学。
関心ある学問領域は三つ。すなわち、世界を創造する化学、世界を拡張させる情報科学、世界を世界たらしめる認知科学。
素晴らしければ何でも良い。どうでも良いことは心底どうでも良い。興味・趣味は様々だが、そのほとんどがメジャー地位を獲得してなさそうなのは仕様。

  1. もっとも単純な触媒「プロリン」

    プロリン(proline)という化合物があります。タンパク質などを構成する 天然型α-アミノ酸20種類のうち唯一の環状イミノ酸で、下のようにごく単純な構造をしています。 生物をちょっとでも学んだ方ならご存じであろう有名な分子…

  2. 本当の天然物はどれ?

    今回は天然物合成の分野から、なかなか複雑なケースが報告されていたため紹介します。なにが複雑かというと…

  3. ノルゾアンタミンの全合成

    今回は天然物合成の分野から、北大の宮下・谷野先生らによるノルゾアンタミンの全合成…

  4. 2004年ノーベル化学賞『ユビキチン―プロテアソーム系の発見』

    スウェーデン王立科学アカデミーは6日、2004年のノーベル化学賞をイスラエル工科大学のアーロン・チェ…

  5. 生合成を模倣した有機合成

    天然には複雑でかつ興味深い生物活性を有する化合物が多数存在する。しかし、天然から採取できるサンプルは…

  6. 2002年ノーベル化学賞『生体高分子の画期的分析手法の開発』

  7. ハメット則

  8. 有機の王冠

  9. 2001年ノーベル化学賞『キラル触媒を用いる不斉水素化および酸化反応の開発』

  10. 学会風景2001

  11. 甲種危険物取扱者・合格体験記~Webmaster編

  12. 乙種危険物取扱者・合格体験記~Webmaster編

スポンサー

ピックアップ記事

  1. レア RARE 希少金属の知っておきたい16話
  2. 2005年9-10月分の気になる化学関連ニュース投票結果
  3. 三員環内外に三連続不斉中心を構築 –NHCによる亜鉛エノール化ホモエノラートの精密制御–
  4. 動画で見れる!アメリカ博士留学生の一日
  5. 福山アミン合成 Fukuyama Amine Synthesis
  6. ウコンの成分「クルクミン」自体に効果はない?
  7. 同仁化学研、ビオチン標識用キットを発売

注目情報

最新記事

有機合成化学協会誌2024年12月号:パラジウム-ヒドロキシ基含有ホスフィン触媒・元素多様化・縮環型天然物・求電子的シアノ化・オリゴペプチド合成

有機合成化学協会が発行する有機合成化学協会誌、2024年12月号がオンライン公開されています。…

「MI×データ科学」コース ~データ科学・AI・量子技術を利用した材料研究の新潮流~

 開講期間 2025年1月8日(水)、9日(木)、15日(水)、16日(木) 計4日間申込みはこ…

余裕でドラフトに収まるビュッヒ史上最小 ロータリーエバポレーターR-80シリーズ

高性能のロータリーエバポレーターで、効率良く研究を進めたい。けれど設置スペースに限りがあり購入を諦め…

有機ホウ素化合物の「安定性」と「反応性」を両立した新しい鈴木–宮浦クロスカップリング反応の開発

第 635 回のスポットライトリサーチは、広島大学大学院・先進理工系科学研究科 博士…

植物繊維を叩いてアンモニアをつくろう ~メカノケミカル窒素固定新合成法~

Tshozoです。今回また興味深い、農業や資源問題の解決の突破口になり得る窒素固定方法がNatu…

PAGE TOP