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「MI×データ科学」コース ~データ科学・AI・量子技術を利用した材料研究の新潮流~

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 開講期間 2025年1月8日(水)、9日(木)、15日(水)、16日(木) 計4日間

申込みはこちら

コースのねらい、特色

近年,マテリアルズ・インフォマティクスと呼ばれる,材料研究と機械学習・人工知能・データ科学の融合研究が注目を集めている.情報科学手法を利用することで各種材料データを解析し,材料開発にかかるコスト・時間を短縮,さらに革新的な材料を開発するための指針を構築することが目標である.一方で一概に材料研究といっても,様々なターゲットがあり,検討したい問題がマテリアルズ・インフォマティクスの対象として適しているか,簡単には理解しづらい.

これまで,「MI×データ科学」コースでは2年にわたり,物理・化学・薬学・測定・計算科学などさまざまな分野でデータ科学がどのように利用され,どのような成功例が得られてきたかを概観してきた.この2年間で取り扱ってきた話題のうち,より発展性のあるテーマを厳選,さらに,近年注目を集めている生成AIおよび量子技術と材料研究の接点に関する話題も提供する.新進気鋭の若手研究者にそれぞれの分野におけるデータ科学の有効性を,各論に深入りせずに概観してもらうことにより,参加者が行いたい研究・開発の道筋が明確化すると期待している.各コマでそれぞれの話が閉じるように設定されているため,過去2年の受講者,新規受講者どちらにも有用であると考えている.

主催

地方独立行政法人 神奈川県立産業技術総合研究所(KISTEC)

開催方法

  • Zoomを利用したオンラインセミナー形式

募集人員

            15名程度

主な対象者

  • マテリアルズ・インフォマティクスを実施したい企業関係者、アカデミック関係者。
  • 特に初学者、マテリアルズ・インフォマティクス技術を導入したい経営者。
  • 材料の研究と開発で、データ処理・解析、人工知能技術の活用方法にご興味のある方。

受講料

全日程受講
A 神奈川県以外の企業 B 科学技術理解増進

パートナーシップ会員

C 神奈川県内中小企業*

D C以外の神奈川県企業

E 神奈川県内在住の個人の方

45,000円 36,000円 40,500円
*神奈川県内中小企業とは、事業所が神奈川県内にあり、資本金が3億円以下 または企業全体の従業員が300人以下である企業

カリキュラム日程表

【1日目】

1月8日(水)

10:30~12:30  自律材料探索×データ科学
冒頭で本カリキュラムの狙い,全体像を紹介する.講演内容としては,自律材料探索に利用できるアルゴリズムについて紹介し,どのような成功例があるかを紹介する.自律材料探索を実施している研究者・技術者にとって有用な講義となると期待する.

 

国立研究開発法人 物質・材料研究機構 主幹研究員 田村 亮

13:30~15:00  材料科学×データ科学
マテリアルズ・インフォマティクス研究全体の概要について紹介する.MIとは何かを理解したい研究者・技術者にとって有用な講義となると期待する.

 

国立研究開発法人 物質・材料研究機構 主任研究員 岩崎 悠真

15:15~16:45  分子設計×データ科学
分子設計にデータ科学手法がどのように利用され,どのような成功例があるかを紹介する.有機分子に関連する研究開発を実施している研究者・技術者にとって有用な講義となると期待する.

 

横浜市立大学 准教授 寺山 慧

【2日目】

1月9日(木)

13:30~15:00  スペクトル×データ科学
スペクトル解析にデータ科学手法がどのように利用され,どのような成功例があるかを紹介する.スペクトル解析に関連する研究開発を実施している研究者・技術者にとって有用な講義となると期待する.

 

国立研究開発法人 産業技術総合研究所 研究員 松村 太郎次郎

15:15~16:45  材料画像×データ科学
材料の画像解析にデータ科学手法がどのように利用され,どのような成功例があるかを紹介する.材料の画像解析に関連する研究開発を実施している研究者・技術者にとって有用な講義となると期待する.

 

筑波大学 准教授 五十嵐 康彦

【3日目】

1月15日(水)

13:3015:00  材料科学×生成AI
近年,生成AI技術の進展が目覚ましい.生成AIと材料科学の接点について紹介する.次世代技術として,生成AIとの融合を検討している研究者・技術者にとって有用な講義となると期待する.

 

東京工業大学 助教 畠山 歓

15:1516:45  材料科学×量子技術
近年,量子技術の進展が目覚ましい.量子技術と材料科学の接点について紹介をお願いする.次世代技術として,量子技術との融合を検討している研究者・技術者にとって有用な講義となると期待する.

 

株式会社Quemix 代表取締役CEO 松下 雄一郎

【4日目】

1月16日(木)

13:30~15:00  計算材料科学×データ科学
計算材料科学,第一原理計算に対してデータ科学手法がどのように利用され,どのような成功例があるか紹介する.計算科学に関連する研究開発を実施している研究者・記述者にとって有用な講義となると期待する.

 

パナソニック ホールディングス株式会社 リードリサーチャー 横山 智康

15:15~16:45  ポリマー材料×データ科学
ポリマー材料研究にデータ科学手法がどのように利用され,どのような成功例があるかを紹介する.ポリマー材料に関連する研究開発を実施している研究者・技術者にとって有用な講義となると期待する.

 

国立研究開発法人 産業技術総合研究所 主任研究員 室賀 駿

 詳細・お申込み

申込みはこちら

お問い合わせ

地方独立行政法人 神奈川県立産業技術総合研究所

人材育成部 教育研修グループ

TEL : 044-819-2033

E-mail:manabi(☆)kistec.jp ※(☆)を@に書き換えてください。

以上

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